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生きづらく生きる

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社会、他者、そして己と向き合うことについて
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己の惑いを肯定する

己の惑いを肯定する

まどう【惑う(動)】
1.どうしたらよいか判断に苦しむこと。
2.道や方向がわからなくなる。まよう。
3.悪いことに心が奪われる。
4.うろたえる。あわてる。

今日は「惑うこと」と、己の「惑い」と向き合うこと。
そして、己の「惑い」を愛することについて。

「迷い」と「惑い」私は日々惑いながら生きている。
己の立ち振る舞いに惑い、関係に惑い、明日に惑い、当然のごとく生きることにも惑っている。

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「木を見て森を見ず」、あるいは「世界から零れ落ちる」という才能について

「木を見て森を見ず」、あるいは「世界から零れ落ちる」という才能について

私は自分のことを異常者だと思っています。
少なくとも一般的…からはだいぶ遠い気がしています。

小さい頃…小・中学生ぐらいから、みんなからずれてしまう子でした。
どこに行ってもみんなと同じようなことが考えられない、みんなの考えてることがわからないような子で、強い疎外感と共に生きて来ました。
当時はそれを辛く思っていたのですが、今ではそれもまた才能なのではないかと捉えなおしています。

今日は「世界

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他人を説得するための「宗教」、
それから「床に落ちたものをすぐに拾う教」

他人を説得するための「宗教」、 それから「床に落ちたものをすぐに拾う教」

最近、人と会話する上で「宗教」という概念を導入しました。

いわゆる一般的な”宗教”についてではなく、
「普遍的でない、個人の信条として譲れないロジック」のことを宗教と呼ぶようにしました。

今日は、実はあなたは「宗教」の信徒であるということ、そして他人を説得するための「宗教」という概念について書きます。

私も宗教、あなたも宗教宗教と聞くと途端に胡散臭く感じる人もいると思いますが、基本的に宗教と

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悼みと痛み

悼みと痛み

今日はだいぶセンシティブな話題。
人を悼む、ということについて。そしてその痛みについて。
私たちが人のいたみに対して、無配慮かもしれないということについて

「祖母が死んだので午前で帰宅です」

ある日、友人からLineがありました。

開くと、友人の祖母が死んだという簡潔な文章。
私はそこから彼女の感情を読み取ることはできませんでした。

時折、話題に出てはいました。
年は越せなさそうということ

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