初のKindleアート集「共感覚世界-キョウカンカクセカイ-」12/11出版
以前にこちらの記事で書いていた、Kindle本が無事出版されました。
Kindleunlimited購読の方は0円で読めますのでぜひ。
2021/12/11出版。綺麗な数字の日でなんだか嬉しい。
私にとって初めてのKindle出版です。
今回プロデュースしてくださったのは、TEAM KiNdol PROJECTさん
たくさんの方のKindle出版プロデュースを行っています。
私の共感覚アートを観てお声をかけてくださったことから、アート集が生まれることとなりました。Kindle出版をするなら文章、というイメージでいたため、驚きましたが絵と言葉を混ぜ、
より自分らしく、ありのままの本になるように、また、共感覚の世界に手に取った方が引き込まれていくように、と。ひとつひとつ原稿を作っていきました。
全41ページのボリュームになっております。
冒頭分は、プロフィールサイトから共感覚アートへの想いを引用させていただきました。
また、NFTにもこちらの原稿の中から出品数を増やし、同時出品しています。NFTに対してはKindle出版と同じく「新たな挑戦のひとつ」です。
世界中の人に見ていただける新しいマーケットプレイスであるNFTを通すことで共感覚アートを多くの人に観てもらい共感覚に興味を持ってくれる方を増やしていくこと、
また共感覚があることでの苦しみや悩みを抱えている方へ、何か手助けになるような道案内をできる可能性を秘めているのではないかと思い、信頼する方へ7月から出品をお願いしています。
最初の3作はすでに購入いただき、今回新たに増やし全21作品がOpenseaにて販売を開始しています。
これらは、Kindleからもリンクで飛ぶことができますので、興味のある方は是非ご覧ください。
「これ」が当たり前に生きてきて何十年も私は、皆も同じように観えているものだと思っていた。当たり前ではないと知ったきっかけはclubhouseでのクラブサイエンス「共感覚について」取り上げた時だった。
この歳まで、悲しい時は灰色が、嬉しい時は虹色が観えるのはみな同じなのだと思っていたのだ。それが違うと知り、「共感覚」について深く理解していこうと思うこととなった。
一番初めに描いてみた絵は、今見返すととても稚拙なものだ。
アートとも言い難い、ただ観えた色を描いてみた、それだけのものだった。
でもこれを観て、驚く人がいた。興味を持ってくれる人がいた。
だから私はそれから観えるもの、感じるものに集中して毎日描いた。
描いていくうちに、色だけでなく形やテクスチャ、色々なものが細かく表現できるようになっていった。
最近描いたものは随分と表現の幅が広がり、より観えている世界の模写が最初に比べうまくできているように思う。
それからこれらは私にとって「心のデトックス」となっていることにも気づいた。以前書いたように、私は文章をデトックスとして感情を描きだすとその時の気持ちを忘れていってしまう。それは、絵も同じだった。
だからその時の感情を絵だけではなく「ことば」でも残しておかないと、この共感覚アートを描いた時の心情を全く思い出せなくなるのだ。
一言でも何か書き残してさえおけば、たちまち世界が再び広がるから、それはとても大切なことだと気付いた。
だからこのアートは、絵と、言葉が合わさってひとつの作品なのだと、私は今回原稿を作りながら感じた。その当時の日付まで遡り、言葉を拾い集め、そして1枚の絵にしながら、1ページを作っていった。
何もメモをしていなくて、日記も書いておらず思い出せない絵も2点ほどあった。どうしても思い出せなくて「くらげ」と仮タイトルを描いておいたら、そのまんまの名前でOpenseaに出品されている絵があって、笑った。
またひとつの自分の共感覚への学びにもなる、良い機会だった。
絵もまた毎日、描こう。
文章も、書かなければ。
私は私を表現することを止めない。
それがきっと自分の目指す場所への、道しるべになることだろう。
山口葵
文章を楽しく書いている中で、 いただくサポートは大変励みとなっております。 いただいたサポートは今後の創作活動への活動費等として 使わせていただこうかと思っています。 皆さま本当に感謝いたします。