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【詩】しあわせの条件
日が当たった私のお腹は暖かい。けれど陰になった私の背中は寒々しい。
しあわせ、てそういうもの。
雨に濡れたくないなら、傘を差せば私は濡れない。けれど、濡れない私の分、傘は濡れる。
しあわせ、てそういうもの。
シーソーに乗ったら私は空に近くなる。けれど君は地面に近くなる。
しあわせ、てそういうもの。
幸せ、て考えものだね。
【感想と考察】「君たちはどう生きるか」
鑑賞後に残ったのは、寂しさでした。
どうしてそう思ったのか、エンドロールが終わり、辺りが明るくなった時はわかりませんでしたが、確かに寂しいな、と感傷に耽ったのです。
帰りのバスに揺られながら、SNSでいろんな人の考察やら感想やらを流し読みするうちに、その正体が少し形になったような気がします。
本作は、これまでのジブリ作品との決別である、と思います。
これは、ジブリファンの私としては大変物悲
【詩】 こころのぞうき
いつ止まるかわからない心臓を持っている
止まらないだろうって、死と生を裏と表に感じている頃は、生きることが複雑だった
生は死で、死は生で、止まっていない心臓を感じる時は、思ってみないほど素直になったり、まっすぐに生きることができそう