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大切な子供たちへの言葉・瞬・

 瞬、バイトと学校、いつもご苦労さま。
前書いたと思うけど、これから何があるか分からないから、パパの感謝の気持ちとかをこうやって残しておこうと思います。

瞬は、2920g、身長47.9cm、元気に元気に産まれました。

ママが里帰り出産で新潟に帰っていて、そこの病院から連絡があり、パパはワクワクしながら東京から新幹線で向かいました。

パパが着いた時、瞬は気持ち良さようにすやすや眠っていて、小さな手に指を近づけた時、ギュッと握り返してくれたのを今でも覚えています。

抱っこが出来るようになり、パパは病室の窓際に瞬を抱っこして向かい、外に降る雪を見せました。
目を開けたり、ちょっと舌を出したり、もちろん外の景色のことはよく見えてなかったと思うけど、パパにはあの時の真っ白な雪化粧が、目を閉じると鮮明に浮かんできます。

ママと二人で、赤ちゃんの顔を眺めながら、名前を一生懸命考えました。

本当は、お腹の中にいる時に、じっくり考えて命名しておこうとも考えたんだけど、ママは、「産まれて来て、この赤ちゃんの顔を見て、一番ふさわしい名前をつけてあげたいな。名前は私たちが一番最初にプレゼントする大事な贈り物だから」と言っていたよ。

パパとママは、『瞬』と名付けました。

花火、流れ星、外に降る雪の結晶・・本当に美しいものはあっという間に見えなくなるけど、見る人に癒しや希望を与える貴重な存在だと思う。
そういう価値や美徳を分かる感受性豊かな優しい子に育ってほしい。
そして「瞬」という漢字は、「まばたきする」という意味もあるけど、優しく強い行動は、人が見ている時だけではなくて、瞬きして見ていない時にこそ自信と誇りを持って行える人に育ってほしいと、二人で祈りと願いを込めました。

ママは、瞬が沐浴指導の赤ちゃん代表に選ばれたことをすごく喜んでいて、その後も何かあるとその話をしてくれたよ。

もしママが生きていたとしたら、瞬も耳にタコが出来るくらいその話を聞いているだろうと思います。

しかしまぁ、不思議だね。

瞬がママのお腹の中にいて、トクトク動いたり、元気よくママのお腹をノックしている時、パパ達は、こんな子供に成長してほしいなぁとか、大きくなったらこんなことをさせてあげたいとかいろんな夢を語っていたのに、産まれてくる時はね、とにかく、とにかく元気に生まれてほしい、わんぱくでも駄々っ子でもいいから健康で元気に顔を見せてほしい、そればっかり願ってました。 だから瞬が無事に産まれて初めて泣いた時、ママも涙を流していて、駆けつけたパパは泣いたり笑ったり、半分半分の変顔だったよ。


瞬は、ママがあの時願ったように、優しくて思いやりのある人に成長しました。パパは瞬の言葉とか仕草に何度も助けられました。
辛くて挫けそうな時も、瞬の言葉を思い出し、涙を力に昇華させてたくさんのことを乗り越えてこれました。

たくさんのありがとうを伝えたいんだけど、いっぱいありすぎるのでまた少しずつ書いていこうと思っています。


いつもありがとう。
パパの子供でいてくれて、本当にありがとう。






 

私の記事に立ち止まって下さり、ありがとうございます。素晴らしいご縁に感謝です。