記事一覧
[本の紹介]買い物する脳
2008年、少し前のニューロマーケティングの書籍。2000人を対象にしたfMRIという機械で脳波を計測していたプロジェクトの結果である。
多くの人がペプシの味が美味しいと感じている結果が出ていても、感情を司る脳の動きがあり、みんなコーラを飲んでいる・選んでいると答える。
タバコの肺への悪影響の表示は、全く効果がないどころか逆効果になっていることがわかる。
これらの事実が脳波を計測して明らかになっ
[本の紹介]未来洞察のための思考法
読んだのは随分前です。これを使ってワークショップしてよかったし、いろんなワークショップへ展開できるやり方だと思いました。
未来について考えるために未来の兆しを収集する。
強制的に掛け合わすことでアイデアを出す。
兆しの集め方、未来の動向の集め方がやる人のセンスによって変わりそうで、面白いです。
[本の紹介]働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
AIって今どれくらいのことできるのかな?最先端技術と世の中に普及しているもので差がありそうだけど、何が問題なのか知っておきたいと思って読んでみました。
読みやすかったのですが、読んだのが結構前なので特に気になったメモだけが残ってます。メモなので実際書かれていることと違ったらごめんなさい。
・人の会話の6割が雑談だが雑談がAIには難しい。
・雑談ができないと人は長く話さないで、本題に辿り着く前に
[本の紹介]デザインアート思考
タイトルを見て「デザイン思考とアート思考を融合したのか?どういう感じなんだろう。」と思って読んでみることにしました。
一言で言うとユーザーリサーチ抜きからのデザインシンキングと、マーケティングのいろいろなフレームワーク分析を、ビジュアル資料に落とし込んでいる、「ビジュアライズがキモになるワークショップ」のような印象がした。UXのようにリサーチによるファクトやデータを何かしら活用するのではなく、設
[本の紹介]未来は予測するものではなく創造するものである ――考える自由を取り戻すための〈SF思考〉
樋口恭介(著)
SFプロトタイピングすることにはどんな意味があるんだろう?
そんな疑問を持ち、試してみたり、いろんな書籍を読んでいく中でこの著書に出会い、一番わかりやすく感じました。
その中から自分のために拾ったワードです。
実際にワークショップをやってみて、後から読み落としに気づき「ああ、ここちゃんと読んでおけばよかった!」ということもしっかり拾っています。
SFプロトタイピングとは?
S
小学生とSFプロトタイピングをやってみた結果
昨年末、冬休みに入った小学生の子供達とSFプロトタイピングをやってみました。実は大人がやってみたこともあるワークなのですが、同じ設定で子供だとどうなるんだろう?という興味でトライしてみたところ、やはりいくつかの気づきがありました。
メンバー:
小学6年生の男女2名と4年生の男子1名。受験戦争でしのぎを削るというタイプではなく、お絵かきが好きなごく普通の公立の小学生。
時間:
5〜15分程度のワー
[本の紹介] レトリック感覚
佐藤 信夫 (著)
「レトリック」という言葉。以前から聞いたことがあるけど、一体どういうことなんだっけ?と思い、長年の謎を解明するためにこの書籍を読んでみた。
私たちが目にしている文章で当たり前のように使われている技法。言葉の表現を編み出すことは古代から技法も定義されたり、発展してきたんだな、と感慨深い。読んでゆき、この文章はそれに該当するのか?と納得するのも楽しいし、誰が最初に言い始めたんだ
[本の紹介]不便益のススメ: 新しいデザインを求めて
川上 浩司(著)
1.便利で利益があるもの
2.便利で損害があるもの
3.不便で利益があるもの
4.不便で損害があるもの
私たちは日頃から1と4を意識していることが多い。しかし不便であるがゆえに利益があるものがある。それが不便益。
不便益には8つの利点がある。
1.主体性が持てる 動機付けになる、自分ごとになる
2.工夫できる
3.発見できる 気づきや出会いがある、アフォーダンスになる
4.
[本の紹介] SPRINT 最速仕事術―あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法(1)
ジェイク・ナップ (著), ジョン・ゼラツキー (著), ブレイデン・コウィッツ (著), その他
SPRINTというプロジェクトプロセスはグーグル内部で開発されたもの。書籍でも紹介されているグーグルのサービスを始めブルーボトルコーヒーのウェブサイトや新規サービスなどで実践されている確立した手法です。
以前ジェイク・ナップさんのワークショップを実際に経験し、実践力があるプロセスだと感じました。
[本の紹介] SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
西村 直人 (著), 永瀬 美穂 (著), 吉羽 龍太郎 (著)
スクラムって独自のルールや呼び名を理解するだけでも結構大変なので、この書籍はすごく分かり安く基本として読むのにはストーリー仕立てで入りやすいと思いました。
ただ、読んだだけでもすんなり理解できなかった理解力の薄い私。これに加えてネットに上がっているスライドを読んだり、知っている人に質問して少しずつ理解を深めると、活用できる