riho

社会人。 時間の流れを止めてしまうような、美しいものが好きです。そして創作のような表現…

riho

社会人。 時間の流れを止めてしまうような、美しいものが好きです。そして創作のような表現を感じ取るのも、するのも好き。 感じたこと、作ったものの投下。 文体とペースは気のままです。

記事一覧

不眠

夜が好きな理由に暗い場所が好きというのもあるけれど、寝られなくなる理由の一番は明日になってほしくないという願い。
でも、明日に楽しみがある日も寝られない。
なんて矛盾。

riho
3週間前
1

生活にときめきがほしい。
いつまでも見ていたいような、眩しさに目を細めてしまうような綺麗なものを見たい。

私は部活終わりに皆で見る夕日や空の色が好きだった。
仕事が終わって真っ暗な外。今の生活のときめきってなんだろうなあ。
それは日常に隠れているのか、自分で生み出すものなのか。

riho
4か月前
1

夏が好きだ。
意識を持っていかれそうになる夏。
周りを歩く人の歩調はゆっくりで、輪郭がぼやけている。これをかげろうと呼ぶのだっけか。
周りの音は溶け、冷たい静けささえ感じる。
そうして、眩しさにかろうじて見える世界と自分は、どこか隔絶された存在に感じるのだ。

riho
4か月前

音楽に対して恋するような、どきどきする感覚って、どのくらいの人が持っているのかなあってなんとなく思った。
私は高校の時にその感覚を知った。というつぶやき

riho
4か月前

【ことばを並べたもの】憂に眠る/瞬き

憂に眠る 空っぽになった花瓶のような 酸素に溢れた水槽のような 自由と不自由の真ん中で あなたの輪郭を追っていた 私が捨てたささやかな祝福は 誰かが拾っていてと…

riho
4か月前

それだけ
で生きていけなくなってしまった
おとなになるということ

その手ですくい上げられるものは限られているということ

riho
5か月前
1

【感想】 性別「モナリザ」の君へ

性別「モナリザ」の君へ 最終巻を発売日に読み終えてから、しばらくが経った。 感想を正直に言うと、ラストの結末にモヤモヤが残っている。 「姿が変わっても君は君のま…

riho
2年前
1

旅先の心地よさを感じる、一人旅のすすめ

知らない土地、旅行に行くのが好きだ。 というとアクティブだと思われるかもしれない。確かに思い立って一人旅に行くことに抵抗はない。 しかし、行動力こそあれど(?)…

riho
2年前
5

泡沫にひとり

いつかおとなになれると思っていたのに いつからかじぶんだけ取り残されていた ぼくより先を歩いていた人は遠くなって ぼくと並んでいた人もぼくを置いてって みんなのあ…

riho
3年前
1

"音感"がある世界と"音の記憶"のおはなし

昔から、これといって自慢できる特技なんかないと思っていた。気がする。 書道もピアノも、自分で得意とは言えないし、真摯に向き合っていたかといたら、ごめんなさい。 …

riho
3年前
8

星屑

手から零れ落ちた星屑は ぱらぱらと闇のなかにおちて 何十億もの星の海になった もう 拾うことができない 星の海を歩いていた 歩いても歩いても 終わりはない 星屑…

riho
3年前
2

紙飛行機

ふとした瞬間に、閉塞感に苛まれる。 白い壁に、無機質な四角い図形で形作られた部屋に。 僕は息苦しさに耐え切れず、窓を開けた。 春特有の、暖かく、冷たい空気だった…

riho
3年前
3

追憶

嫌な記憶もきっと過ぎていくように、幸せな時間が遠くの方に行ってしまう感覚がとても寂しい。 目の前にある音楽のことしか考えなかったあの頃。 将来のことなんて、お金…

riho
3年前
4

自分のことをずっと不幸だと言っている人は、たちが悪いと思っている。
その人、”不幸”って言ってる時点で責任をすべて外に転嫁していそうだから。
しかし「自分なんか全然」って言う人が、本当は大丈夫じゃなかったりするんだよね。難しい。
そう言う人に、誰かの手が差し伸べられますように。

riho
3年前
3

小学生のとき、教室の前でコソコソ待ち伏せされてて、いじめられるのかなって怯えながら教室入った瞬間に
「「お誕生日おめでとう!!!🎉👏」」
って言われたあの日を忘れないように、
ここに書いておきます。

自分の誕生日めっちゃ忘れる
教室入るのこわくて廊下で時間稼いでたの恥ずかし

riho
3年前
1

創作が好き。文章も絵も。(たまに音楽?)公開はすることあるけれど、誰かに褒められたいとかは思ってない。

拙い部分はあるけれど、自分の作品を一番好きなのは自分だっていつも思ってる🙌
これって実は創作者として優勝マインドだよね?

もちろん褒められたら心の中でバンザイしてる

riho
3年前
1

不眠

夜が好きな理由に暗い場所が好きというのもあるけれど、寝られなくなる理由の一番は明日になってほしくないという願い。
でも、明日に楽しみがある日も寝られない。
なんて矛盾。

生活にときめきがほしい。
いつまでも見ていたいような、眩しさに目を細めてしまうような綺麗なものを見たい。

私は部活終わりに皆で見る夕日や空の色が好きだった。
仕事が終わって真っ暗な外。今の生活のときめきってなんだろうなあ。
それは日常に隠れているのか、自分で生み出すものなのか。

夏が好きだ。
意識を持っていかれそうになる夏。
周りを歩く人の歩調はゆっくりで、輪郭がぼやけている。これをかげろうと呼ぶのだっけか。
周りの音は溶け、冷たい静けささえ感じる。
そうして、眩しさにかろうじて見える世界と自分は、どこか隔絶された存在に感じるのだ。

音楽に対して恋するような、どきどきする感覚って、どのくらいの人が持っているのかなあってなんとなく思った。
私は高校の時にその感覚を知った。というつぶやき

【ことばを並べたもの】憂に眠る/瞬き

憂に眠る

空っぽになった花瓶のような

酸素に溢れた水槽のような

自由と不自由の真ん中で

あなたの輪郭を追っていた

私が捨てたささやかな祝福は

誰かが拾っていてと願う

瞬き

瞬きをするたびに季節が巡る

海のように 空のように

あなたの光を映すように

花のように 星のように

あなたが涙を落とせるように

それだけ
で生きていけなくなってしまった
おとなになるということ

その手ですくい上げられるものは限られているということ

【感想】 性別「モナリザ」の君へ

性別「モナリザ」の君へ 最終巻を発売日に読み終えてから、しばらくが経った。

感想を正直に言うと、ラストの結末にモヤモヤが残っている。

「姿が変わっても君は君のまま」と言うメッセージについて。

ひなせの言いたいことはわかる。

性別が変わっていくことへの恐怖。
自分の周りの世界が変わっていくことへの恐怖。

でも、変わることは怖くない。
世界はグラデーションでできていること。

それを知ったひ

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旅先の心地よさを感じる、一人旅のすすめ

知らない土地、旅行に行くのが好きだ。

というとアクティブだと思われるかもしれない。確かに思い立って一人旅に行くことに抵抗はない。
しかし、行動力こそあれど(?)、求めるものは遊園地の刺激のような華やかなものではないし、修学旅行の眠れない夜のドキドキでもない。有名な観光地・インスタ映えを目指して歩くことはない。

小さな雑貨屋、喫茶店、素朴な自然…、自分の「好き」を丁寧に探すのは、大人の静かな

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泡沫にひとり

いつかおとなになれると思っていたのに
いつからかじぶんだけ取り残されていた
ぼくより先を歩いていた人は遠くなって
ぼくと並んでいた人もぼくを置いてって

みんなのあたりまえがぼくには難しくて
だってわからないんだ 苦しくなるんだ

ぼくがわるい?

「きみのせいじゃないよ」

そう言って欲しかっただけなんて我が儘?

もう少しで僕の我が儘も終わらせるから

せめて泡沫の夢のなかにずっといれたら

"音感"がある世界と"音の記憶"のおはなし

昔から、これといって自慢できる特技なんかないと思っていた。気がする。

書道もピアノも、自分で得意とは言えないし、真摯に向き合っていたかといたら、ごめんなさい。

でも、部活に入って、チェロをやって、合唱をやって、見つけた。

私は「音感がある」。

音大とか、本気で音楽やってる人は当たり前かもしれんが、これは確実に、才能のない私の強みだった。

楽器は体の使い方下手だしパワー負けするし体力持続し

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星屑

星屑

手から零れ落ちた星屑は ぱらぱらと闇のなかにおちて

何十億もの星の海になった

もう 拾うことができない

星の海を歩いていた

歩いても歩いても 終わりはない

星屑の中に 消えたわたしの記憶があった

きらきらと 綺麗な海だった

あけぼのに霞んでいく星たちに

さよなら

「六等星の夜」「Re:pray」「星屑ビーナス」

紙飛行機

ふとした瞬間に、閉塞感に苛まれる。

白い壁に、無機質な四角い図形で形作られた部屋に。

僕は息苦しさに耐え切れず、窓を開けた。

春特有の、暖かく、冷たい空気だった。

室内の空気は入れ替わっても、からだの内から湧き出る苦しさに締め付けられる。

耐え切れずに、ベッドに倒れこんだ。

ふと机の上に放置された、使わなくなったノートが目に入る。

腕を伸ばし、ノートを手に取り、何も書かれなかったペー

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追憶

嫌な記憶もきっと過ぎていくように、幸せな時間が遠くの方に行ってしまう感覚がとても寂しい。

目の前にある音楽のことしか考えなかったあの頃。

将来のことなんて、お金のことなんて気にしないで好きな音楽に沈んでいるだけで良かったあの頃。

ずっと続けばいいのにと思っていた時間が当たり前のように終わって、今、違う場所に立っている。

この場所から見えたものは沢山あって、その分自分の小ささと未熟さが痛かっ

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自分のことをずっと不幸だと言っている人は、たちが悪いと思っている。
その人、”不幸”って言ってる時点で責任をすべて外に転嫁していそうだから。
しかし「自分なんか全然」って言う人が、本当は大丈夫じゃなかったりするんだよね。難しい。
そう言う人に、誰かの手が差し伸べられますように。

小学生のとき、教室の前でコソコソ待ち伏せされてて、いじめられるのかなって怯えながら教室入った瞬間に
「「お誕生日おめでとう!!!🎉👏」」
って言われたあの日を忘れないように、
ここに書いておきます。

自分の誕生日めっちゃ忘れる
教室入るのこわくて廊下で時間稼いでたの恥ずかし

創作が好き。文章も絵も。(たまに音楽?)公開はすることあるけれど、誰かに褒められたいとかは思ってない。

拙い部分はあるけれど、自分の作品を一番好きなのは自分だっていつも思ってる🙌
これって実は創作者として優勝マインドだよね?

もちろん褒められたら心の中でバンザイしてる