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映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』を観てきた

映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』を観てきた

2024年5月17日公開の映画『シド・バレット 独りぼっちの狂気』を観てきました。
僕がピンク・フロイドを聴くようになったのは昨年からで、今では一番好きなバンドです。

※軽くネタバレを含みます

『シド・バレット 独りぼっちの狂気』

シド・バレットはプログレッシブ・ロックの代表格とされていて、商業的にも成功したバンド、ピンク・フロイドの創設メンバーで、サイケデリック期の重要人物のひとりです。

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マーケティング、ビートルズ

マーケティング、ビートルズ

ロック史上最強のバンド、ザ・ビートルズ。

彼らの功績は、単に世界的な人気があったというだけのものではありません。

突如登場した天才バンドのように見えますが、見過ごせないのは彼らの裏でしっかりとした戦略が練られていたことです。

ビジネス的な言葉でいうならマーケティングというものです。

これはプロでやっていきたいバンドマンに加えて、何かしら自分を売り出していくような職業においても非常に重要な考

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一番好きな曲:Pink Floyd ”Coming Back To Life”

一番好きな曲:Pink Floyd ”Coming Back To Life”

今の一番好きな曲はこれです。

50年代中頃にロックが誕生し、エルヴィスが人種の壁を突破してからビートルズが世界的な人気を博すようになり、70年代の解散を迎えてロックが死んだと言われるその裏でひっそりと人気を集め始めていたのがピンク・フロイド。

それまで長髪で下品なイメージが付きまとうロックに芸術性を持たせ、崇高なものへと進んでいったこの音楽はプログレッシブ・ロックと呼ばれます。
特徴的なのはと

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カート・コバーンとオルタナティブロック

カート・コバーンとオルタナティブロック

一番好きなロックミュージシャンといえばカート・コバーンという人もいるかもしれません。
音楽界だけでなく、ファッションの面でも大きな影響をもたらした圧倒的カリスマ性を持ちながらも、「27クラブ」という言葉で知られているように、27歳で自らこの世を去りました。

才能と引き換えに多くの苦悩を抱えていたそうですが、彼の才能は現在でも多くの人を魅了しています。

天才を深掘る

まず、これは僕が独りでにそ

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ギターが気持ちいい楽曲:Eric Clapton「Holy Mother」

ギタリストといえばこの人。
エリック・クラプトン。

昨年(2023)日本武道館で100回の公演を達成。ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらと並んで三大ギタリストと呼ばれています。

ギターの神様とも呼ばれることもあり、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大なギタリスト」では3位となっていました。

しかし、2023年版ではまさかの35位にまで転落し、世間をざわつかせました。
まぁそんな番付けは置

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