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第41話 学芸員古沸妖の妄想宇宙論【実体験×科学×オカルト=ビックバン】いっしょにぶっ飛び

ビッグバン

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 水素がある星、酸素がない星、大きさもまちまちで、自転する星、自転しない星、構成要素も形も全く違うように、星々が、それぞれ個性があるという事は、その成長過程で物凄く多くの魂が携わり、物質の結びつきを導いて来たという事。

 そうして宇宙創生時のエネルギーの一部は物質とつながり、残りのエネルギーは宇宙の広がりや、星々の状態の変化などに使われていたが、宇宙が安定してくるとエネルギーの動きも安定してくる。

 そして最後には、この世はこの世で釣り合うようになり、空間として安定した形が現宇宙の姿であり、魂の学びのステージなんですな。

 という事はあの世の虚数エネルギーも安定して、あの世とこの世はエネルギー的に完全に釣り合う状態が生まれる。

 安定した宇宙の果てでは作用反作用すると反発するエネルギーと作用反作用すると結びつくエネルギーが完璧に釣り合い広がっている、また、空間にある世界の広がりと空間という概念のない世界の広がりも完璧に釣り合い広がっている、だとするとこの次元にある世界は相殺されて無に返っていくと思われるでしょう、でもそうはならないんです。

 最初の心一つ分、あの世は先行して広がり、この世の空間は追いつくように広がり続けているから、お互い同じ勢いで広がり続けている以上、決して全てが相殺される事はないのです。

 その結果あの世も広がる、空間という概念がない世界が広がるというのは無の世界を考える以上に難しいですが、虚数エネルギーが増えて、一つ一つの心がこの世で使用した分のエネルギーの補充と強化に使われる。

 また、それ以外の増えたエネルギーは、アカシックレコードの記憶領域を際限なく広げている事になる。

 記憶はこのエネルギーに心がもたらす、波形の変化とその積み重ねを残しているのですから、記録領域が際限なく増えないと、魂が新しい事ができなくなってしまう。

 その結果、始まりの心つまり愛は、宇宙そのものの魂となっているのではないか。

 だから思考の有る無し、魂の有る無しに関わらず、森羅万象、生きとし生けるもの全てが愛を持っているのです。

 そう考えると星々は宇宙という生き物の細胞なのですね。

 そうした宇宙の一角、太陽系の中で、生物の生成に最も適した星の一つが、奇跡の星、地球、それは太陽系における魂たちの最高傑作なのでしょう。

 だが、ここで大切なのが、宇宙は広がる速度を早めている、つまり加速度的に広がっているという事を聞いた事がありませんか。

 その秘密がブラックホールの項目で触れた、恒星の核融合反応と繋がるのです。

 つまり、核融合反応が起きて物質のエネルギーへの転換が起きて素粒子の数が減ると、あの世は死のない世界なので、心の存在が物質より多くなる。

 考え方はビッグバンの始まりと全く一緒で、その存在が多くなればなるほど、核融合反応が進めば進むほど、この世は広がる速度を早めないといけない。

 一方核分裂反応は多くの場合素粒子を増やす、宇宙のどこかで核分裂反応が起きていたとしても、その反応より核融合反応の方が遥かに上回っているから加速度がついているのでしょう。

 そうでないと作用反作用のバランスが崩れる。

 そして、最終的には巨大な恒星が自らの死をもって宇宙の成長エネルギーを造る事をする。

 これがブラックホールの始まりではないか、おそらく多くの魂が関与して、結びつくエネルギーを利用して、現象を導いているのでしょう。

 ここでも作用反作用の法則が使われていますよね、恒星が作った加速度を、最終的には恒星という生き物が自分の死を持って補う、そういう事で物事が釣り合っている。

 そこにあるのは自己責任です。

 しかしこれはハッピーエンドな死です、宇宙の存在全ての為に、利他愛を育てる為に死んだのですから。

 これ以外にもこの世で我々が知り得ない概念を使って、全く違う現象も起こしているのかもしれません。

 ダークエネルギーという概念がこの世にはありますから、まだまだ未知数ですな。

 ここで人は一つ教訓を得ないといけない、つまり、人が核反応を使い、爆弾や発電機を作って宇宙の広がる速度に関与した責任は、人という生き物が自己責任で受け止めないといけないという事です。

 それが核分裂反応であろうと同じ事、原子核が増えるのですから、宇宙の存在理由に関与している事になる。

 それは、地球上の生き物が進化によって生まれている以上地球上全ての生き物の連帯責任です。

 それが純粋に地球の資源が枯渇しないように使うなら、利他愛を育てる為に使うなら、その反作用で地球上の愛が向上し豊かな生活がもたらせられる、つまり、ハッピーエンドにつながる。

 しかし、愛を貶める、つまり人殺しに使うなら利他愛も自己愛も退行していく、それの反作用も必ず人に帰ってくる。

 その反作用こそ、使い方によっては恒星と同じく全てが死ぬ、地球上の生き物が滅亡するという事

 バッドエンドです。

 全ては自己責任です。

 それほど使用する為に責任が伴う物理現象なんですな。

 核開発に関わる人間の、どれくらいが地球上の全ての生き物を代表した、重い自己責任を自覚しているか分かりませんがね。

 多くの場合、金銭目的の自己愛だけの為に利他愛を犠牲にしてる気もしないでもありませんが。

 そうして、利他愛を犠牲にして歪んだ自己愛を育ててあの世に帰った魂は、絶対的な後悔をする事になる。

 さてここまでは純粋な物質のお話しですが、次は生き物が生まれた必然性に関してです。

つづく
→第42話

第1話 1.プロローグ 2.ここは思念の世界です
第2話 3.物語を進めるにあたって
第3話 作用と反作用-1
第4話 作用と反作用-2
第5話 作用と反作用-3
第6話 概念における作用反作用-1
第7話 概念における作用反作用-2
第8話 心における作用反作用
第9話 思い出すってなんでしょう?-1
第10話 思い出すってなんでしょう?-2
第11話 思い出すってなんでしょう?-3
第12話 思い出すってなんでしょう?-4
第13話 オカルトなお話し-1
第14話 オカルトなお話し-2
第15話 出会い-1
第16話 出会い-2
第17話 魂と脳という臓器-1
第18話 魂と脳という臓器-2
第19話 魂と脳という臓器-3
第20話 魂と脳という臓器-4
第21話 この物語の骨子-1
第22話 この物語の骨子-2
第23話 この物語の骨子-3
第24話 この物語の骨子-4
第25話 善と悪-1
第26話 善と悪-2
第27話 善と悪-3
第28話 学びあい
第29話 死とは何か?-1
第30話 死とは何か?-2
第31話 死とは何か?-3
第32話 死とは何か?-4
第33話 ブラックホール
第34話 ゼロの点-1
第35話 ゼロの点-2
第36話 ゼロの点-3
第37話 ゼロの点-4
第38話 ビッグバン-1
第39話 ビッグバン-2
第40話 ビッグバン-3

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