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過去にいた、私

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不登校だったとき、10代でなにを感じていたのか 集めました
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#スキしてみて

カフェで泣いた日

カフェで泣いた日

5年以上前のこと
小学生からの心友ちゃんとカフェでランチをしたときの話です
久しぶり~、と楽しく話して美味しいランチを食べて
恋バナの話になりました

誰か結婚したとか、誰は同棲中だとか、
ふと心友ちゃんに「結婚はしないの?」と聞きました
左手の薬指に指輪がなくて彼氏いないのかな?と思って
すると返事は幸せそうな顔をして「実はするんだ♪」でした

この言葉で心がグラグラ揺れて、頭はパンクしそうに

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人生の時計

人生の時計

「みんな大人になるのに!
なんで私だけあの箱から出られないの!
なんで時計が止まっているの!!
なんで!なんで!なんで!!」

父と母の前で狂ったように叫んでいた言葉、それが「あの箱」そして「時計が止まっている」でした

「あの箱」とは中2の教室のことです。教室と言わずに箱、と呼んでいました。生徒は箱に入れられるオモチャとも思っていました

そして「時計が止まっている」中学を卒業して、高校に進学し

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一番星と私

一番星と私

夜色に染まる前、キラリと輝いた一番星
なぜ1人で、独りきりであの星は輝くのでしょうか?

周りには同じ星がいるはずなのに、
時を待ちその仲間と共に輝いたのなら独りきりではなくなるのに…

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14歳だった私は冬空に煌めく星を見上げてこんなことを考えていました

多くはなかったけれど私にも友達はいました
同じ教室で、お喋りして、笑って、バカなことも言っていた
楽しかったですね、きっと、きっと楽し

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叱られたことも感謝してる

叱られたことも感謝してる

今まで私のことを優しく守ってくれた話が多かったので
今回は初めて母から声を上げて叱られた話を

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中2の3学期から保健室登校を始めた私の味方は、話をじっくり聞いてくれて涙を流しても泣き止むまで優しく正面に座ってくれた保健の先生でした
「先生」というものへ信用も信頼もなくした私でしたが、保健の先生だけは味方
ですが中3のときに他校へ異動されました…この時は泣いたし落ち込んだし大変でした

そし

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