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やむちゃの時間

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yamを中心に添えてから溢れでた言葉を まとめたものたち
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yam個展「産声」清水台で肺呼吸

yam個展「産声」清水台で肺呼吸

新しいのに懐かしい 
環境に馴染んでいる
 色味は鮮やかながら落ち着いた雰囲気を纏っていた
レトロな色彩を意識したらしい
セピア色の写真に色を塗ったあの質感に似ている
新作5点はキャンバスだった
厚みがあり立体的
物としての存在感が際立つ
そのままで飾れるグラフティーな感覚 
POPでレトロ
ここはweekend

事前に作品のことはSNSでチェックしないというより真っ先に足を運んでまず初めて見て

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腐る喜び..

腐る喜び..

これは境界を巡る話だ

郡山市本宮市大玉村 
と町と町と町を超えてやってきた 
人が定めた境界ではいまだに諍いが絶えない
プラスチックは腐らない
生きているから腐るんだ
化石燃料も埋もれた過去の遺産だ
イーサンハント
ミッションインポッシブル
ここに在るポセミンはここに居る

腐る喜び.

腐る喜び.

あなたは知っていますか
ピンクのうさぎのような見た目をしている
がうさぎかどうかはわからない
松本悠以が描き出した
キャラクターに名前を与えたら
白日の下に晒された
呼ぶ声の多様さで
塗り濾して
多層
集合
ポセミン
登場

何か聞こえるっって
言うんだよ
ポセミン
この村は静か過ぎて眠れやしないよ
だから
歌うんだ
眠りにつく為に
声は
あの風にのって
揺らすのさ
僕たちはここにいるよって
腐る

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夏から秋をまたいだら

夏から秋をまたいだら

素晴らしい夜だなんて
振り返らないとわからない
だって今が素晴らしい
今まさに最高の気分だ
なんて
意識して
私史上最高が今まさに起きていて 
そしてしばらくしたら終わるんだ
なんて
知る由もない
祭りが終わって
高揚から
冷めて冷静さを取り戻しつつある
頭で
余韻は
ぽつりぽつりと
浮かんでくる
祭りの終わりの静かな余韻

【喜多方で可惜夜を飲んだ】

夜を飲み干して
また走り出すんだ

day

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ルックバック

ルックバック

視線からは逃れられない 
ルックアップ見上げた1.8メートル
上の空に浮かぶ可惜夜
吸って吐いて
空気は留まれない
呼吸は止められない
息を殺して
首筋に恋して
アリストテレス
本質は今ここで見えている現実にある
雲をつかむ
ぬるりと消える
見えているのに捉えられない
ノールック
見ない
瞑想
知覚知覚知覚
言葉言葉言葉
ストックできない幸福は
時間の流れの中にある
ルックバック 
追憶は私の時間

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生きているんて緩やかに死んでいる

生きているんて緩やかに死んでいる

良くも悪くも場所を選ばない
そういう存在としてそこに居る


おと
オト
聞こえてくる
BGM
にはなり得ない
意思を感じない
声にもならない
幻聴
幻覚
いや
でも
私には聞こえているのなら
それは私の音なのだ

死と再生
生きながらにして死んでいく
鼓動は心臓

赤と黒で血の匂いがする
このトンネルは血管で
何処から何処まで続いているのか
ポンプ絶え間なく動き続ける
ハートビートいずれ止ま

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トゥーユー

トゥーユー

自分からは逃げられないことに
愕然とする
表現することって
感情に
弱さや
醜さから
目を背けずに
対峙する事でもあるんだろうね
オリジン
原点は
何も
敵じゃない
そして
味方でもない
この
在り方から
何を受け取るのか
re:Actionへの
反応は
カウンター
歩み続けて
走り始めた
あなた
光の差す方に
影も伸びる
光がなければ
闇を闇とも気付けない
もっと光を
深い眠りを

日の当たらな

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やむちゃ

やむちゃ


enishi

yam↪soloexhibition

2022.7.18(海の日)-8.6(土曜日)

日本茶カフェsuishoku/スイショク

全日程を終了した
yam初の個展は 
感情に溢れていた

初めてだからという
妥協や甘えは 
感じさせなかった

ここに書き留めておく
会期中に
何を見て
何が起こって
何を感じて
何が生まれたのか
誤解も誤読も承知の上で
わたしとあなたは違うし

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パセオ通りで会いましょう

パセオ通りで会いましょう

Chapter1

なにを語るかよりも
なにを語らないかだ
沈黙は肯定しているのと同じだなんて
沈黙を受け入れられない
性急さを増して加速する社会で
表明することの尊さを思う
雄弁さに惑わされてしまう
あなたもわたしも
言葉と言葉の間に生まれたこの余白は
情緒
安定と不安定を彷徨いながら
鳴り響く
言葉と言葉の間に生まれたこの余白に

ソーシャルディスタンスよりも
ユーアンドミー
この距離は時間

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