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ショウタ
2024年4月23日 17:31
雨が降る厳かに気配を滲ませるように…しとしとと降り続ける雨は深く渓谷を描写する新緑は静かにさざめきザワザワと色めき立つ菜種梅雨の治癒水墨画の世界一滴の露が草木の涙を誘い乾いた大地を潤していく古き因習を断ち切るかのような自然のモダン・アートの中で人々は遠くを見つめ静々と歩いて行く雨が降る唯々厳かに…
2024年4月18日 20:30
目が覚める澄んだ朝の微笑深く深呼吸したその姿に見慣れたはずの顔を思い出す。その記憶は何処からくるものなのか微睡み続ける頭では分からない到底行き着く事は不可能だその微笑のみが刻まれた浅い花の香りがするツツジの花が慈悲深く昨日の残光に包まれる花達の色はキレイだそのように昨日の欠片が記憶に訴えかける何もないわけではない有り過ぎた日常にとらわ
2024年4月17日 21:30
春が過ぎていく眩い太陽 鮮やかな色彩 ほのかな香り 全てが流れていく目に見える事・もの全ては存在している言い換えれば思い出しているという事でもある存在が不確かなゆえに血の通った鼓動に耳を塞いでいたあの雨音あの音楽あのリズム…気付かないだけだった春は忘れようとしている何もなかった事を全ては何もなかったそれすらも忘れようとしている四季が移ろうようにここ
2023年4月9日 06:58
川にかかる橋を見た川のそばで立ち尽くす木々を見た人々が橋を渡る空には何もない空は冴えわたる青際限のないその色は遠慮もなしに全てを深く包み込む誰かの仕業なんだろうではないと説明がつかないあの空色は弱くもなく強くもなく主張せずかといって明確な意思を示す絶妙な春の配合その配合は川にも 橋にも木々にも 人々にも得意そうに語りかけ
2023年4月1日 11:59
見上げる木には花が咲く見つめられる事に慣れているのか可憐に 堂々と無言で全てを見回す何を考えているのか何を試しているのか森羅万象に睨みをきかすやがてフワッと花が遊ぶ君は遊び疲れたのか可憐に 華麗に健気に見据える虚空何を見守るのか満ちる季節に何を充たすのか地べたの素肌で見栄を切る見上げた空に華屑が舞う見つめた間合いが先なのか嬉々と
2023年2月9日 20:27
眩しく遍くように雪が舞いを惜しむいたわるように消え入るようにすすむ時 戻る道それぞれ違えど駆けていくガランと空は調子良い静かに静かに只々静かに……抗うことなく前を向くあるがままになすがままに時を刻む