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【詩】 進む
見上げる木には花が咲く
見つめられる事に慣れているのか
可憐に 堂々と
無言で全てを見回す
何を考えているのか
何を試しているのか
森羅万象に睨みをきかす
やがてフワッと花が遊ぶ
君は遊び疲れたのか
可憐に 華麗に
健気に見据える虚空
何を見守るのか
満ちる季節に何を充たすのか
地べたの素肌で見栄を切る
見上げた空に華屑が舞う
見つめた間合いが先なのか
嬉々と 悄然と
私は叢雲を仰ぎ見る
繰り返される時の流れ
こさえる時の上澄み
悟る自らを 心魅かれる自らを
円を描いて生きようか
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