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好きだなぁ、と思った作品。 何度でも読み返したい。
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#エッセイ

翳りの美学

翳りの美学

昨年から読書にハマってしまった私。

やはり、語彙の多い大人はカッコ良い。
私も語彙を増やさなければ。
そう思ったからだ。

様々な本を読むのだけれど
今日は谷崎潤一郎の陰翳礼讃を読んだ。

谷崎潤一郎作品は過去に
痴人の愛
春琴抄
を読んだことがある。

この陰翳礼讃を読むと
谷崎の持つ「美しさとは」というものが
手に取るように伝わってきた。

日本の美学。
独特の暗さ、翳り。

その翳りがある

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書く人なんて暗くて当然

書く人なんて暗くて当然

2024年5月21日(火)朝の6:00になりました。

だいせんじがけだらなよさ、さかさに読むとあの人がおしえてくれた歌になる。

どうも、高倉大希です。

ペンを握って、ひとり黙々と何千字。

画面に向かって、ひとり黙々と何千字。

書くときは、いつだって孤独です。

こんな人間が、暗くないわけがありません。

書かずに済むのなら、それに越したことはないのかもしれない。

毎日書いていると、時々

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美しい言葉

美しい言葉

個人で洋楽を和訳している人のサイトに書かれている言葉だった。

本当に人の心に音楽が流れているのかどうかはさておき、私は久しぶりに「あぁ、美しい言葉だな」と思った。

「美しい言葉」は、人によって全然違う感覚だろう。
組み合わせがユニークなもの、「これは自分のことだ」と感じてしまうような普遍性を持っているものもあれば、声に出して読んだときの語感、「音」としての美しさを持つものもあるだろう。

私の

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