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わたしとあなた、ひみつの庭

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記事一覧

夏を揺蕩う

汗が滲む、空が滲む、インクが滲む、水面が揺れて、夏。 今年もいつの間にか夏が来て、いつの間にか去っていくらしい。 何もかもをじめじめさせたと思ったらいつの間にか…

saki
3日前
5

甘い淡さ濁して美しく

淡い空のグラデーション、夏の青色、ぱちんぱちんと色とりどりに弾ける瞬間、底なしの紺色の目の中の星、目が眩むような光と影、生活の中にあふれる魔法、鮮やかな緑、また…

saki
2週間前
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はがして、包装紙

忙殺されそうな日々の中、気分転換にひと月前の振り返り。  六月、何かと気分が落ち込むことが多かった。落ち込んで、そのたび考えて、自分の中で受け入れるところは受け…

saki
1か月前
10

映画「言えない秘密」をみた

 情報解禁時から楽しみにしていた「言えない秘密」、観てきた。なんとなく6月の間に観たかった作品。念願かなって嬉しい。  解禁されていく予告で薄々感じてはいたけど、…

saki
2か月前
17

わたしにとっての「アイドル」①

アイドルって偶像で、そこにいない存在だとしても、概念だったとしても、夢をみせてくれる みせてくれる夢にずっと浸っていたいけどそういう訳にもいかなくて いつかはさ…

saki
2か月前
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なんだかそんな気分の朝

今日はいい日になりそうな気がする。 そんな気がして、新しいことをはじめてみる。  心に余裕があると、その隙間を埋めるかのように言葉が生まれてしまう。たぶん、ずっ…

saki
2か月前
5
夏を揺蕩う

夏を揺蕩う

汗が滲む、空が滲む、インクが滲む、水面が揺れて、夏。
今年もいつの間にか夏が来て、いつの間にか去っていくらしい。

何もかもをじめじめさせたと思ったらいつの間にか空気自体の湿度が増して暑くなってセミが鳴き出すし、セミの鳴き声に溺れている間にいつの間にか空が高くなって雲が遠くなって空気も葉っぱもカラッとして、いつの間にか鈴虫が鳴いてる。夏、せわしない。

でもわたしは、いつからか「何の季節が好き?」

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甘い淡さ濁して美しく

甘い淡さ濁して美しく

淡い空のグラデーション、夏の青色、ぱちんぱちんと色とりどりに弾ける瞬間、底なしの紺色の目の中の星、目が眩むような光と影、生活の中にあふれる魔法、鮮やかな緑、またひとつ栞を挟む、花になる空想、星屑の中、自分なりのおまじない、刹那の煌めき、マジックアワーの空、混じり合う色、出会いのときめき、あなただけの花束

はがして、包装紙

はがして、包装紙

忙殺されそうな日々の中、気分転換にひと月前の振り返り。

 六月、何かと気分が落ち込むことが多かった。落ち込んで、そのたび考えて、自分の中で受け入れるところは受け入れて、腑に落ちないところは憤りを感じながら。徐々に薄れていく落ち込みと深い悲しみ、少しの絶望、それでも日々は無情に過ぎていくということ、生きてるなって思うよね。

夏の始まり

 六月中旬頃、少しずつ夏の空気を連れてくる風を感じて、ふと

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映画「言えない秘密」をみた

映画「言えない秘密」をみた

 情報解禁時から楽しみにしていた「言えない秘密」、観てきた。なんとなく6月の間に観たかった作品。念願かなって嬉しい。
 解禁されていく予告で薄々感じてはいたけど、すべての要素がとんでもなく好みに刺さった。ストーリー、音楽、作品・映像の質感。もう少し迫ると、音大生、季節の移り変わり、登場人物たちの服装、ピアノの音色。
 余韻のまま、初発の感想。だいぶぐちゃぐちゃしてる。以下ネタバレ含みます。

 こ

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わたしにとっての「アイドル」①

わたしにとっての「アイドル」①

アイドルって偶像で、そこにいない存在だとしても、概念だったとしても、夢をみせてくれる
みせてくれる夢にずっと浸っていたいけどそういう訳にもいかなくて いつかはさめる時が来るから 消えてなくなる時が来るから

刹那の煌めき でもさめないと夢じゃない 偶像じゃない
みせてくれる夢に甘えて浸りながら いつか絶対訪れる夢からさめる瞬間を想像せずにはいられないくらい アイドルに魅せられている

消え

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なんだかそんな気分の朝

なんだかそんな気分の朝

今日はいい日になりそうな気がする。
そんな気がして、新しいことをはじめてみる。

 心に余裕があると、その隙間を埋めるかのように言葉が生まれてしまう。たぶん、ずっと前から。
 言葉が好き。目に見えなくて、どう言い表せばいいかわからないことをどうにか言葉にしたくなる。ぼーっとそんなことを考えることが好き。もちろん言葉やそのまわりには特有の空気感があって、それを全部言語化しようとすることはナンセンスな

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