繋がりたい症候群
こんばんは、ペン子です。
SNSという世界が生まれてから、顔も知らない誰かと繋がることが容易になりました。
使い方次第では危ない世界にもなるし、幸せな世界にもなる。
某アプリでは文字を使って、はたまた某アプリでは写真を使って、ありとあらゆる知らない誰かと繋がる。
双方で繋がることもできれば、一方的になることもある。
そしていつの間にかヒートアップして、一人でも多くの人と繋がりたいと思う気持ちが大きくなる。
繋がれば繋がるほど、一時的な快感が生まれるけど、時間が経つとその快感は切れてまた繋がりを欲する。
繋がった誰かが、自分より充実した生活をしているところを見れば嫌悪感に陥るし、その逆であれば優越感に浸れる。
SNSにコントロールされて波を打ち続ける人間の感情と心
まるで麻薬
その使いやすさから、SNSを通していつか推しと繋がることが出来るんじゃないかと妄想するし、SNSで繋がっている誰かはきっと自分のことが好きなんじゃないかと勘違いをする。
実際に繋がることが出来た人も、本当に思ってくれる人がいて付き合った人も世界中には何人もいるだろう。
その事実が、更に空想の世界を加速させていく。
SNSによって作り上げられた空想世界と現実世界のギャップに疲れて、やがて地球での生きづらさを感じる。
辛すぎて逃げる。
でも、逃げた先はSNS
誰かと繋がっていないと、自分の心は地球に存在していないのでは、と錯覚してしまう。
そしてまた繋がっては現実世界で生きる希望を見つける。
地球人の大半はSNSが身体の一部で、SNSに囚われて憑りつかれてしまっているんじゃないか。
脳みそにSNSが浸食を始めている。
そして私もそのひとり。
もうSNSなしでは生きていけないね。
みんな繋がりたい症候群。
ところで、SNSってなんだろう。
スマホは自分の身体で、SNSアカウントは自分の脳みそと心
ちっちゃくて持ち運び可能な分身。
妄想6:現実4くらい割合で、二つの世界の境がある場所。
きっとそんな感じ。
(フィクションです)