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#モンクバッグ -Monk bag-

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2021年7月発売開始予定のモンクバッグ(Monk bag)の製作日誌です。 メインナビゲーターはイトウが担当。 https://www.instagram.com/itoh_c… もっと読む
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記事一覧

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:長野県の縫製工場

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:長野県の縫製工場

こんにちは、サクライです。
本日はco:doのアイテムを縫製している、私たちの工場についてお話いたします。

フレックスジャパン株式会社は、江戸時代より繊維商を営んでいた加納屋商店をルーツに持つシャツメーカーです。
2020年に80周年を迎え、国内から海外まで幅広く日常で身に纏うシャツをお届けしております。

長野県千曲市に所在する本社工場では、毎日多くのお客様からご注文をいただくオーダーシャツを

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プロモーションビデオ撮影の日のこと

プロモーションビデオ撮影の日のこと

みなさまこんにちは、イトウでございます。

長野県も明けました、梅雨。
避暑地のイメージの強い長野県ですが、私たちのいる県北部に位置する千曲市はしっかりきっちり暑いです。本日の最高気温は35度です。逆にこの熱を利用して何かできないものでしょうか。

さてさて、今月の初めに公開になったモンクバッグと陶器リングのプロモーションビデオ、既にご覧いただけたでしょうか?
もしまだであれば、、、どうぞこちらか

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monk bagのお手入れ方法

monk bagのお手入れ方法

みなさまこんにちは、イトウでございます。

monk bagが皆様のお手元に届き始めて、うれしいお声を頂戴して。サトウ同様、わたしもエンドユーザーにお届けするという経験がほとんど初めてのことだったもので、こうやって直接お客様の声が届いて、自分の手で梱包をしたアイテムがどなたかの生活の一部になっているなんてそれは言葉に尽くせず嬉しい気持ちになっております。

貼り慣れない送り状ラベルもめちゃくちゃ真

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:草木染編03-ここから生まれる色

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:草木染編03-ここから生まれる色



長野県は大町市、美麻地区。
豊かに広がる緑、北アルプスから湧き出る水に恵まれたそれはそれは美しいところです。

通る風、そよぐ木々と鳥の声、なんだか清々しくて気持ちがいい。
そんな場所で、モンクバッグを綺麗に色づけていただきました。

▼「solosolo」さん

すでに何度かsolosoloさんについてお伝えしてまいりましたが、
モンクバッグを染めていただくsolosoloのお二人について改

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モンクバッグ(monk bag) & 陶器リング(pottery ring) プロモーションビデオ公開

モンクバッグ(monk bag) & 陶器リング(pottery ring) プロモーションビデオ公開

こんにちは、サクライです。

いよいよ本日開催を迎える、松本パルコでのPOP UP EXHIBITION。

そちらに併せてBOOSTERでのクラウドファンディングを行うことは、既にお伝え済みでしたが、今回のco:doは盛りだくさんです。

co:do – モンクバッグMonk bag & 陶器リングPottery ring
(prod by. MAHBIE) Dir. キムヤスヒロ[Offici

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纏う鞄:monk bag(モンクバッグ)

纏う鞄:monk bag(モンクバッグ)

みなさまこんにちは、イトウでございます!

今日、メンバーのモチヅキと今までの人生で一体何個の卵を割ってきたんだろうかという話になりました。

そしてふと思うんです。
長野県の縫製工場である私たちは、その80年あまりの歴史の中で一体生地の上に何針の針を落としてきたのだろうか、と。
少し考えただけで途方もない。おそらくは天文学的数字になるのでしょう。

一つのステッチが積み重なったその膨大

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:草木染編02-森へ色集めに

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:草木染編02-森へ色集めに

みなさまこんにちは、イトウでございます。

今年は梅雨入りが早いですね。
天気が悪いと元気もやる気も出ませんが、これではいかんと最近愛車のクロスバイクを洗車しました。タイヤまで綺麗に洗ったもので逆に外に出しておくのが惜しくなってしまって部屋の中に置いているのですが、正直生活に支障をきたしています。
天気が良くなったら外に出そう、なんて思いながら狭い部屋の中、自転車を倒さないようにそろりそろりと生活

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:草木染編01-イロとヒトと

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:草木染編01-イロとヒトと

みなさまこんにちは、イトウでございます。

現在制作中のモンクバッグ。カバンのかたちに縫い上げた状態で長野県大町市のsolosoloさんにて、草木染をしていただきます。

季節に合わせ、その土地で採れた色で染め上げていただくのですが、
どんな色に仕上がってくるのか私もワクワクしております。

今回は、solosoloさんでどんなふうに染色されているのかご紹介する前に、まずはもう少し広く草木染のお話

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編04-まるい木の輪

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編04-まるい木の輪

みなさまこんにちは、イトウでございます。

本日はいよいよウッドリングの製作工程に迫ってまいります。

この丸い木の輪っかがどんな風に出来ているのか想像できますか?

私は、あのドーナツの形状に自動で切り出してくる機械ががあるのかと思っていたのですが、工場を訪れてみると全工程が職人さんの手作業によって行われていたのです。

お邪魔したのは、春の良く晴れた日。
木曽谷にも暖かい光が差し込みます。

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編03-木育って?

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編03-木育って?

みなさまこんにちは、イトウでございます。

本日は、モンクバッグ(monk bag)に使用するウッドリングの製作でお世話になった木育カンパニー酒井産業株式会社さんのご紹介後編となります。

前回触れた「木育(もくいく)」についてお送りしてまいりますね。

▼木づかい運動木育についてご説明させていただく前に、まず「木づかい運動」についてお話させてください。
お察しの通り、木を使っていこう!という活動

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編02-木と生活と

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編02-木と生活と

こんにちは、イトウでございます。
今回はウッドリング編Part2として木育カンパニー酒井産業株式会社さんについてお送りしてまいります!

▼是より木曽路千曲市から乗った高速道路を下り、国道19号線をひた走ると
「是より南 木曽路」の看板と石碑が見えてきます。

京と江戸を繋ぐ街道で、太平洋側を通るルートだった東海道に対して
内陸経由の中山道は木曽を通ることから「木曽路」とも呼ばれ古くから交通の要所

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編01-信州と森

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:ウッドリング編01-信州と森

こんにちは、イトウでございます。

肩の下あたりにある特徴的なモンクバッグの木の輪っか。
長さを調節したり、持ち手としても活躍してくれます。

-サンプルの段階のウッドリング-

リングには長野県内で育ったコナラの木の間伐材を使用し、リングの形状への加工も県内で行われています。

「カバンに木の輪っかをつけたい。」
そう思ったはいいものの、木工とは普段の仕事から縁遠い私たちは
木のことなんてほとん

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:帆布をひもとく-後編

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:帆布をひもとく-後編

みなさまこんにちは、イトウでございます。

突然ですが、「お疲れ様です」と声をかけられたらなんて返しますか?

会社では仕事終わりに「お疲れ様です」と挨拶すると「おやすみなさい」と返ってきます。
それが夜でも昼でも何時でも。

はじめこそ少し引っかかる部分はあったものの、まあ会社ってそういうもんなんだなと、徐々にそれが当たり前になってきて自分でも使うようになっていました。
ところが最近、社外の県外

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「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:帆布をひもとく-前編

「モンクバッグ(monk bag)」製作日誌:帆布をひもとく-前編

みなさまこんにちは、イトウでございます。

現在、纏うカバン「モンクバッグ(monk bag)」を制作中です。
そのカバンに使用するのは、日本国内でやわらかに織り上げられたオックスフォード生地。
岡山県の帆布メーカー、タケヤリさんで織られた生地になります。

今回、生地の生産の様子を見学に行ってきたのですが、その世界にすっかり魅せられてしまいました。
まずは前編として帆布とタケヤリさんについて、後

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