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#フードエッセイ
ありふれたカレーが救った、ある日の夕方。
カレーが好きだ。
まあ一口にカレーと言っても、欧風カレー、インドカレー、キーマカレー、家庭的なカレー、給食のカレーと多種多様であるんだけど、わたしはカレーと名がつくものなら満遍なく愛している。
ある日の仕事帰り、どうしてもカレーの口と化してしまった。
きっかけは、ほんの些細なことだった。
松屋か何かのチェーン店で窓際に座っていたサラリーマンのおじさんがカレーを食べていた。
彼が美味しそうに、と
美しきパフェに浸る。II
パフェとは、つかの間の夢であり刹那のエンターテイメントである。
以前、ブライトンホテル東京ベイのロビーラウンジ「シルフ」にて「美しすぎるパフェ」として苺をふんだんに使用したスワンパフェを堪能した。
そして今回また別のブライトンホテルに泊まることになり、他のスワンにもお目にかかれると知ったとき、これはぜひ会いに行かねばと思った。
というわけでパフェを食す、あの夢のような時間を求めてブライトンホ
滋賀大津にて、ドイツを堪能する。
未知との遭遇は愉しい。
それが不安要素が特に見当たらず、期待に覆われているならばなおさら。
目に飛びこんでくる文字は読めるけれど、どんなものを指すのかは見当もつかない。
しかし、きっと美味しいものであるという期待は膨らむ。
わたしは、ドイツにやってきた。
いや、正しく言うと滋賀県大津市にある
「ヴュルツブルクハウス」というドイツ料理のレストランにやってきた。
可愛らしい民族衣装のようなワ
ひな祭りの特別な甘酒。
つい先日まで、冷たい風に首を縮こませて歩いていたというのに急に気温が上がった。
分厚いセーターの下、じわりと微かに汗ばんできたので、コートを腕にかけ歩く。
今日のお稽古はきっとお雛祭りにちなんだしつらえに違いない、なんて思いながら茶道の先生のお宅へ急ぐ。
予想通り、使うお道具も床の間も桃の節句のしつらえ。
菱餅に似たような棚(業平棚というらしい)と、床の間には可愛らしいお雛様と桃の花。
ど
かつてサロンだった京都の老舗喫茶店。
京都といえば、歴史と文化の町だが、それと同時に喫茶店・カフェ天国でもあると思う。
先日京都の老舗喫茶店「フランソア喫茶室」を訪れた。喫茶店好きな方々の中には、耳にされたことがあるかもしれない。
30分ほど店の前で並んでから、わくわくしながら足を踏み入れた。
重厚なつくりの内装に、老舗と呼ばれるのにふさわしい風格を感じ、気持ちが上がる。
珈琲を頼むつもりだったけれど、一軒目で珈琲を飲んだばかり
美しきパフェに浸る。
パフェほど、なんだか特別感があって心躍る食べ物はないと思う。
鮮やかな果物、クリーム、アイス、その他諸々。それらがぎゅっと集まった一杯には甘い物好きにとって、夢が詰まっているも同然だ。
昔はどんなパフェでも興奮に値するものであった。
しかし社会人10年目に近づき、悲しきかな、やたらと生クリームやコーンフレークが敷き詰められているパフェにはあまり魅力を感じなくなってしまった。
しかしコーンフレ
齢30、ラーメンの奥深さを知る。
〆のラーメン。
かつてそれは、まるで解散するまでの楽しい時間の延長のような、なんだか心躍る時間であった。
そんな〆のラーメンがわたしの生活の中から消えて久しい。主にその理由は、3つある。
まずこの流行病。言うまでもなく誰かとご飯に行ったり、集まったりという機会がほとんどなくなった。
2つ目。周りの友人たちも家庭を持ち、子どもが生まれるなどのライフステージの変化により、行くとしても晩ではなく、
カレー屋で気付いた、気遣いの方向性。
今日のランチはカレー!!!
出先で、ネパール🇳🇵・インド🇮🇳料理の看板と、お得なランチセットの張り紙を目にした瞬間、今日何食べようか、、と悩んでいたのが嘘のように即決してしまった。
時刻は、お昼時のピークを過ぎている2時前。
おそらく店内は空いているだろう。
そう思いながら、がらりと扉を開ける。
しかし予想に反して、こじんまりとした店内はお客さんで埋まっていた。
「あ、すいません