人のことを思うと 人が居ない所に向かいたくなる 風のことを思うと 風が世界に触れる音に耳を傾けている 人のことを思うと 人が嘆く様を考えたくなる 水のことを思うと …
草原の上に座して そして静かな陽が降る 脈拍の息切れが止んで そして穏やかな日に落ち着く 事象を人に準える余力と 心を指先で感じられる猶予と 眠そうな淡い倦怠感を…
時間を対価にすれば 欲しいものはそれなりに手に入れられる 自由を元手にすれば 雪原の星々が寒さの憂いと決別させてくれる 次の言葉は 時間でも自由でも干渉できない …
三手動かすだけで私が見る六面は醜くなる だから 先を目指す事を諦めて苦しみから逃れた 一等だった記憶が余生を彩るはずもなく 批評を求めるだけ求めても ゴミ収集車…
光の音に混じる耳鳴りが歩みを助ける レトルト風の単語だけは彷徨って... 圧縮と硬直が合わさり瞼は重い 魂の交差点に立つと データを持つ手が肘辺りに触れたがる 終…
満月が遡行に触れて文字となる 白鳥は既に去り 柄杓は水に沈み 弓矢は空に散る 針が進み念を生む 空は偉大だ 血の時代が幾度訪れようとも ただ指し示し続けた未来…
午前零時に喪服の裾を汚す 額が痺れて嘶くは過去の清算に惑う 水を飲み込んだ音が吐瀉音と重なる 回転体は酔い潰れた脂髪 自問と停滞前線と感傷と擬態 蛇行した白線に…
三組目のProt brothersのライブが始まり 「そろそろ上がって準備しますか」と俺が言い、皆立ち上がる。 「じゃあ私は中に入ってるね。客席から盛り上げるよー、楽しん…
黄昏時の三日月を見て あなたは何て言ったっけ わたしはたしか そうだねって言わなかったっけ 月の微熱には気づけない 指先が覚えているのは 人だけが 愛する人だけが纏…
夢と語れるほどの重さはなくなった 鮮やかさを見ても 心地良さを聴いても 自身の内にある着火剤は湿気て滞って 術は贈り物用のラッピングより儚い 紙の匂いと 菊の甘さ…
お久しぶりです と それで済めば良い世界に慣れてしまった 手踊りの類いを侮蔑し 浅瀬で叫ぶ上っ面の黒髪に呆れ果て 真面目な顔で宣う価値観の錯誤を嘲笑する 胸焼けで…
夢の話でもしようか 睡夢の 1時間前の 細切れのパン 引き出しのカード 折り畳まれた10000円札 あの子と 彼らと 鳥が鳴いている 旧校舎 廊下の無い家 否定と戸惑い 繋い…
快楽の代償 それは横隔膜に麻痺を引き起こす罪状 わたしは一線を踏み越え 倫理は生き絶え 悲しみという絶頂を目の当たりにした 黄色い錠剤と春は 薄桃色の世界を見る筈だっ…
バイザーに挟んだレシートが揺れている ひとつの未来ではあり得なかった事 小魚のような雲とうがい薬のような空 別の未来から眺めているという事 人々を運ぶカラフルな鉄…
まだ夜が明けない 晩秋ともなれば当然か 全ての目覚めに寄り添いたいが そうはいかない 温かい珈琲を啜って 独唱の為に口を緩ませている 題材なら 普遍的な平和 牛乳のス…
お眠りなさい 海底へ 深く 深く お眠りなさい 熱を保ち 柔く 温く お眠りなさい 毛布を託して 胸から 肩へ お眠りなさい 朝が来るまで 月夜…
haru_manmamanma
2024年2月8日 14:03
人のことを思うと人が居ない所に向かいたくなる風のことを思うと風が世界に触れる音に耳を傾けている人のことを思うと人が嘆く様を考えたくなる水のことを思うと水が喉元から体の全てに馴染んでいる人のことを思うと人が失くす時の悦に浸りたくなる火のことを思うと火が晒す柔い揺らめきを見つめている人のことを思うと人が恥じた行いと肩を組みたくなる地のことを思うと地が暮らしの
2024年2月5日 11:27
草原の上に座してそして静かな陽が降る脈拍の息切れが止んでそして穏やかな日に落ち着く事象を人に準える余力と心を指先で感じられる猶予と眠そうな淡い倦怠感を油性のインクで紡げる今日よ ありがとうまた違う火が起きそうな余韻が心地いい今日よ さようならまた同じ日に届きそうな予感が心地いい
2023年12月31日 01:29
時間を対価にすれば欲しいものはそれなりに手に入れられる自由を元手にすれば雪原の星々が寒さの憂いと決別させてくれる次の言葉は時間でも自由でも干渉できないこれまでとこれからの意識の衝突だけが為す石ころか輝石を探す周遊喪失よりも受け取った数が勝る半生月曜と木曜よりも遥かに実り多い人生
2023年12月13日 18:35
三手動かすだけで私が見る六面は醜くなるだから先を目指す事を諦めて苦しみから逃れた一等だった記憶が余生を彩るはずもなく批評を求めるだけ求めてもゴミ収集車のようには応えてくれなかった現実は斜め上から降るぬるま湯のように冷気からも熱波からも程遠く緩いそれでもポケットの中にある充分な小銭でアイス珈琲と煙草を買って朝をやり過ごす私なりの平和は晴れ時々曇りの午後に訪
2023年10月25日 23:33
光の音に混じる耳鳴りが歩みを助けるレトルト風の単語だけは彷徨って...圧縮と硬直が合わさり瞼は重い魂の交差点に立つとデータを持つ手が肘辺りに触れたがる終わってもいい時明朝の眠気を共有して生活を始めたい流通量が少ないこの音と響きは紅葉を例えようとする蛇足めいた日と重なる無題を良しとすれば伝わる 伝わらない 隔たりに指先を繋がせて欲しい
2023年8月2日 23:59
満月が遡行に触れて文字となる白鳥は既に去り柄杓は水に沈み弓矢は空に散る 針が進み念を生む空は偉大だ血の時代が幾度訪れようともただ指し示し続けた未来が人の汚れた過去を清算し理解だけを灯す地球儀に映らない希求の星々叡智が齎す青の地図は血を分けた魂の道標となる絆夜目が効くまで手を繋いだ湿った刻あれかなあれだ方角は確かな北だ結ばれる三角形時と人と想い
2023年2月5日 01:49
午前零時に喪服の裾を汚す額が痺れて嘶くは過去の清算に惑う水を飲み込んだ音が吐瀉音と重なる回転体は酔い潰れた脂髪自問と停滞前線と感傷と擬態蛇行した白線に見るサヨナラEと発したG狡猾な口角から放たれた愚鈍な考察ノイズに掻き消された会話最善を裁断した後の液漏れは赤茶色殺伐と言えば枯れ木程度の景色で済む生死が持つ花瓶に正義をエネルギーは雷鳴のような儚さ鼻
2023年1月12日 05:08
三組目のProt brothersのライブが始まり「そろそろ上がって準備しますか」と俺が言い、皆立ち上がる。「じゃあ私は中に入ってるね。客席から盛り上げるよー、楽しんでね」「オッケー」と意気込んで皆が答える。 Prot brothersの演奏が終わり、入れ替わりで俺たちがステージに立つ。遥のイェーイと言う声が聞こえた。 スタンバイを終え「こんばんは、T-Ashです」ターく
2022年12月27日 00:58
黄昏時の三日月を見てあなたは何て言ったっけわたしはたしかそうだねって言わなかったっけ月の微熱には気づけない指先が覚えているのは人だけが愛する人だけが纏う日だまりの気だけ糸が解れようとするこの時優しい世界に浮遊するのは星それは多分あなた悲しい涙を記憶ごと乾かす陽それは多分あなたそしたらわたしはなんだろう星も陽も月も翳る常のような陰をそっと覆う裂織でありたい
2022年11月9日 15:35
夢と語れるほどの重さはなくなった鮮やかさを見ても 心地良さを聴いても自身の内にある着火剤は湿気て滞って術は贈り物用のラッピングより儚い紙の匂いと 菊の甘さと他者が奏でる脳内に浮かぶ羞恥の音符逆光は一度の振動で翳る温冷で区別される日付変更線枯渇と飢えタカタカした音を遥かに凌ぐ弾音液晶が宣う病原菌は顕微鏡にのみ映る42インチの回顧に煙たさを足す第二関節で賄う
2022年10月14日 04:40
お久しぶりです とそれで済めば良い世界に慣れてしまった手踊りの類いを侮蔑し浅瀬で叫ぶ上っ面の黒髪に呆れ果て真面目な顔で宣う価値観の錯誤を嘲笑する胸焼けでも起こしていればいい過ちを冒した英雄に寄り添い唾を吐きかける無政府主義の黒髪と卓越した筆捌きと草の香りに歓喜する再生する準備は出来ているんだろうなタールが無くとも飛ぶ紙が燃えなくとも行くLEDが溶暗する頃に終わる
2022年6月10日 05:35
夢の話でもしようか睡夢の 1時間前の細切れのパン引き出しのカード折り畳まれた10000円札あの子と彼らと鳥が鳴いている旧校舎廊下の無い家否定と戸惑い繋いだバトン年増と小児とエアコンが6月に抗っている目を閉じる癖は身体に染みつきもぬけの殻が少しの憂いカカオ香が季節を飛び越え直ぐに聴こえた寝息怯えは足を止まらせたリミットという名の優しい抑止夢はどうすれ
2022年4月5日 05:32
快楽の代償それは横隔膜に麻痺を引き起こす罪状わたしは一線を踏み越え倫理は生き絶え悲しみという絶頂を目の当たりにした黄色い錠剤と春は薄桃色の世界を見る筈だったが仮想空間を捩った言葉に縋った野に咲く宇宙を踏み散らかし白日の薄氷に苛立ち変わらない日々への嫌悪を罪滅ぼしとして穿った禁欲的な枯葉男偉大な愚者夜の酒池わたしの過ちはお前たちの業には敵わないだろう叶わないとしても
2022年3月24日 07:53
バイザーに挟んだレシートが揺れているひとつの未来ではあり得なかった事小魚のような雲とうがい薬のような空別の未来から眺めているという事人々を運ぶカラフルな鉄塊三次元の未来に向けて手足を使うという事今 煙が風に吹かれる今 私の中の神秘が風に吹かれる今 右前のフェンダーが風に吹かれる未来の種は激しく明滅する現在から生まれている過去が鮮やかなうちにフェアゾーンの線を引き
2022年3月20日 06:58
まだ夜が明けない晩秋ともなれば当然か全ての目覚めに寄り添いたいがそうはいかない温かい珈琲を啜って独唱の為に口を緩ませている題材なら普遍的な平和牛乳のストックが切れてスーパーに買いに行く事のような取り留めない日常肌寒さを感じてクローゼットから長袖の羽織を取り出すような直感的な仕草有り触れた事を幸せと感じながらそして今寝室でアラームが鳴って新聞配達のバイクが通り過
2022年3月17日 07:32
お眠りなさい海底へ 深く 深くお眠りなさい熱を保ち 柔く 温く お眠りなさい毛布を託して 胸から 肩へお眠りなさい朝が来るまで 月夜から 水色空まで守護者である誇りがわたしを覚醒させる後何年 運命のみぞ知るお目覚めなさい浅瀬へ 眩く 聡くお目覚めなさい熱を上げて