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85.いにしえ人に思いを馳せる

85.いにしえ人に思いを馳せる

先史学者・山田康弘さん著『縄文人の死生観』という本を読んだ。
ひょんなきっかけで手に取った一冊。これまで、歴史や人類学にかなり疎い私が果たして完読できるものかと疑いながら読み始めるも、夢中になって三日程で読み終えてしまうくらい面白い本に出会えた。

考古学を語る上で外せない人骨の名称や成り立ちなど、学術的な面について理解できた訳ではない。約1万年間も続いた縄文時代は、今から15000年前~1600

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25.来年の読書計画を始める

25.来年の読書計画を始める

この年末から、はじめての挑戦を試みる。
来年、2022年の「読書計画」と命名した。文字の通り、新年を迎えるにあたり、来年の読書を計画するという単純なものだけど、そんなに堅苦しくなく、2022年中に必ず読む、といった本をリストアップするだけのこと。

世にはあまりに多くの作品があり、本を手に取る時に迷うことがある。
その時、その時で読みたい本は変わっていくが、人生の内でこれだけは読んでおこう!という

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59.気持ちをほぐすゆったりエッセイ

59.気持ちをほぐすゆったりエッセイ

気持ちが疲れていたり心が重い時、読書が進まなくなる時がある。物語の途中でも、目で文字を追っているだけで、なかなか内容が入ってこなかったり、本を開く頻度が減ってきたり、読書を通じて自分のコンディションがわかりやすい。

そんな時、気分をほぐしてくれる短編エッセイがとても味方になってくれる。読みたいだけ読んで、短編なのでさっと読み切れることも嬉しい。著者の人間味や感情に共感したり、考え方に気持ちが救わ

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69.読書を通して考えた「いのち」のこと

69.読書を通して考えた「いのち」のこと

私の読書意欲には波がある。
本を読み進めていて、どんどん内容が入ってくる、もっと読みたい、早く読みたい、と読書欲100%の時もあれば、今ちょっと活字入ってこない、疲れた、眠い……なんて時もある。大体、その波は数日間の間でコロコロ変わっていくから、結局のところ読書が習慣化されていることに違いはないのだけど、体調とか気分で左右されることもある。

割とこの二月、三月は読書欲が70~100%を推移しなが

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