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私のイタリアあれこれ。

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きってもきって、切り離せないイタリア。 文化、歴史、芸術どれをとっても、魅惑的。 文化度高めなのに、キャラの濃いイタリア人達。 イタリア好きになる過程やイタリア語奮闘記、ため息と…
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Romaのオベリスクに恋してpart1

Romaのオベリスクに恋してpart1

私は、まずローマの泉に魅せられ泉巡りをしていて、ある時ふと気がついた。
「有名な場所には、必ずあり映り込む柱は、何?」
ってのがはじまり。
調べたら、オベリスクだと知った。

現在、世界に大型で野外に立っているものとしては全部で30数本しか残っていません。

約半数は、イタリアにあり、そのうち13本も、Romaにあるのです。

オベリスクは、権力者の象徴。
古代エジプト王が作り、ローマ皇帝達がこぞ

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ローマ春菊を追え!

ローマ春菊を追え!

子供のころからこの春菊が好きだった。
ローマ春菊(最近、大葉春菊って言う様になった?)って言ってた。
旦過市場に母と買い物に行くと、普通の春菊より、「ローマ春菊買って!!!」って言っていた記憶がある。
この頃から私ローマに呼ばれてたのかな(笑)

ローマ春菊のローマが気になり(笑)昔(2012年)つてを辿って調べててみました。

これって、北九州しかないんだって⁇
普通の春菊に比べ、えぐみが少なく

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ロレートの聖母

ロレートの聖母

Buon Natale a tutti !

ローマのナヴォーナ広場近くにあるサンタゴスティーノ教会にカラバッジョが描いた『ロレートの聖母』がある。
大好きな絵画の一つ。

私は、ちょっとカラバッジョが苦手だ…見てはいけないものをみてる感覚におちいるから…
でも怖いもの見たさ?か、魅せられてしまう妖艶さもある。

しかし、この絵画だけは、罪悪感無しに鑑賞できた。
心惹かれた。

表題をみると…

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2つのMontepulciano

2つのMontepulciano

今回は、montepulcianoが名前についてるワインについてのご紹介。

Vino Nobile Di Montepulciano

Montepulciano D'aburuzzo

まずは、
Vino Nobile Di Montepulcianoから。
産地はトスカーナ州
ワインバーなどで、キャンティやブルネッロを置いているところは、見かけるが、なかなかヴィーノ ノビレは、見かけない

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ワインの香りとは?

ワインの香りとは?

イタリアでAISのソムリエ学校に通った。

『ワインの香りとは?』
あまりに漠然としていて、
その問いに戸惑った。

最初は、哲学かはたまた禅問答か??

実は、ちゃんとした学術的?な答えがあった。

第一アロマ・・・果実由来
第二アロマ・・・醸造由来
第三アロマ・・・熟成由来

第一アロマは、
果実の香り。ブドウ品種特有の香り。持たない葡萄品種もある。
マスカットなどをイメージするとわかりやすい

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ドルチェワイン その1

ドルチェワイン その1

ソムリエになる前は、甘いワインは、おこちゃまの飲み物と決めつけいた。
しかし、プーリア州の旅であるエノテカに寄りました。

Cisterninoのristorante “Il Cucco”でロゼワインの魅力もここで再発見したけど、甘いワインの価値もここで、感じる事ができた。
Dolceに出たカスタードのタルトとMoscato。

イタリアのドルチェは日本人には大抵甘すぎる。
1口目重い(甘い)?と

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ジュゼッペって誰?

ジュゼッペって誰?

イタリアに留学して、初めて迎えるクリスマスシーズン。
私は、ミルコのお家で彼のご家族とTVをみていた。

“ジュゼッペ”

なんだか物々しはじまりの映画。
ミルコパパに
「ジュゼッペって誰なん?」
そう聞くと
「Gesù(キリスト)のパパだよ。」

私の頭は?⁇がいっぱい。
「GesùってDio(神様)の子だよね?」

(※ITA好きになる前…仏教徒の私は、

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ローマでケバブを食して…

ローマでケバブを食して…

留学生時代、ローマで1番治安が悪いとされていた地区に住んでいた。そこはイタリアでなく、リトルアジアな所だった。でも、一度たりとも怖い思いをしなかった。安くて美味しいインド料理や中華料理、中東料理などがあり、中でも1番お世話になったケバブ。

よくテイクアウトして食べてた。懐かしい味。
アメリカやヨーロッパでは、移民が問題になってるけど、イタリアは他国に比べて寛大な気がする。
テイクアウトを待ってい

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日本26聖人を巡る旅 二十六聖人記念館編

日本26聖人を巡る旅 二十六聖人記念館編

オープンより、30分位早く着いたので、1番のりでした。マニアックな場所なので、密にはならない(笑)。
でも、期待以上に萌え萌え💕。
フラッシュ使用しなければ写メOK。

1862年のローマ新聞に感動するITA好き。
日本26人を列聖するという記事。

Pietà
ヴァチカンにあるミケランジェロのピエタが有名だけど…
ミケランジェロの4体作ってる。それをみて回る旅をした事もある。芸術家たちが絵画

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日本26聖人巡る旅 小ローマ長崎編

日本26聖人巡る旅 小ローマ長崎編

2017年にCivitavecchia で和装のマリア様を拝見して、ずっと訪れたかった長崎。
2019年にフランシスコ教皇が来日。
カトリック信者でもないのに、合わせて旅したかったけど…
私より逢いたい方々がいらっしゃるはずと遠慮した。
教皇が長崎の西坂にいらしたらのをTVで拝見してますます、行きたい気持ちが…
そこにコロナ😭で…
二波と三波の間のgo to travelで行く事が出来た。
先ず

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ペストとコロナ

ペストとコロナ

日本でも猛威をふるっているコロナウイルス …イタリアでも…

イタリアはペストで多大なる被害を受けた経験を持つ。
この大惨事のコロナはペストの記憶を呼び起こすかのよう…

13~14世紀頃のヨーロッパは寒冷な気候が続き、頻繁に飢饉が起こって社会的に不安定だった。
そこへ打撃を与えたのが、黒死病(ペスト)の大流行。

中央アジアで発生したと考えられるペストは、ビザンチン帝国を蹂躙した後、1347年に

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日本26聖人を巡る旅Civitavecchia 編

日本26聖人を巡る旅Civitavecchia 編

ずいぶん前に、天正遣欧少年使節(quattoro raggazzi)にどハマりしていた時期があり、
その続きの日本におけるカトリックがどうなったかとかまで範囲を広げて...
チヴィタベッキア(ローマの郊外)に、日本26聖人の教会があると知り、2017年見学に行きました。

時差ボケで?イタリアだから?早く目がさめるので、早朝も苦にならない。
もちろん常宿はテルミニ駅近く。

近距離なら、駅のキオス

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避けて来たのに…

避けて来たのに…

お友達のティールームで、リーチャノジノリのオールドのティーカップに遭遇。

ずっと遠ざけて来た。
ハマるの…わかってるから…
母の里が、有田。親戚関係はほぼ、有田焼に関わりがあり、幼い時から毎年GWには陶器市に通い、中学の通学路にノリタケのショールームがありショーウィンドウをうっとり見つめてた少女時代だったりと筋金入りの白磁好き。
イタリア留学中もリーチャノジノリ素敵すぎて、あえて入らなかった。蚤

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お家時間、読書はいかが?

お家時間、読書はいかが?



Boccaccia イタリアの偉大な作家の1人。
しかし…不謹慎ながら…

一昔前のアイドルが『デカメロン伝説』って歌を聞いたのがきっかけでした。

でもその頃は、イタリアに行った事もなく、何も知らなかった。

時は流れて
イタリア好きになりたての頃、片っ端から集めていた。(今もか…目標はイタリア図書館を)
「そう言えば…デカメロン伝説って歌あったなぁ…」そんな感じで…

こんな刺激のつよい表

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