vivilavita

イタリア狂。好きがこじれて留学、イタリア料理研究家、イタリアワインソムリエ、イタリアオ…

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イタリア狂。好きがこじれて留学、イタリア料理研究家、イタリアワインソムリエ、イタリアオリーブオイルソムリエの資格を取得。泉巡り、オベリスク巡りもライフワーク。

マガジン

  • オベリスクに恋して❤️

    世界に現存するオベリスクは30数本。その半数はローマにある。 古代エジプト王→ローマ皇帝→ローマ法王→私の❤️をぶち抜くオベリスクにパワーを記録

  • やっぱりイタリアワイン!

    イタリアワインソムリエの切り口で、ワインにまつわるエピソードを綴ります。イタリアを偏愛してますので、あしからず。

  • 私のイタリアあれこれ。

    きってもきって、切り離せないイタリア。 文化、歴史、芸術どれをとっても、魅惑的。 文化度高めなのに、キャラの濃いイタリア人達。 イタリア好きになる過程やイタリア語奮闘記、ため息と抱腹絶倒な出来事やちょっといい話などやイタリアマニアがオススメする旅の仕方などをつらつらと書き綴ります。よろしくお願いします。

  • 愛すべきイタリア食文化

    イタリア料理研究家です。 作るより、どちらかというと 歴史や発祥に興味ありがあります。

  • オリーブオイルの秘密。

    エキストラヴァージンオリーブオイルが好きだあ! あなたの知らないオリーブオイルの世界に誘います。

最近の記事

Romaのオベリスクに恋してpart3

3.フラミニオ・オベリスク ポポロ広場 古代エジプトの都ヘリオポリスの太陽神殿の前に立てられたもの。 オクタヴィアヌス(ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス帝,在位,B.C. 27 ~ A.D. 14)が紀元前31年にエジプトを征服した後、2本のオベリスクをヘリオポリスの太陽神殿から持ち出しました。 この2本がローマに運ばれた最初のものです。 (※もう一本は、モンテチトリオ広場に立っています。) このオベリスクはローマに運ばれた後、紀元前10年にチルコマッシモの真ん中に立

    • Romaのオベリスクに恋してpart2

      ローマ劫掠のあとは、街は荒れ果てていた。 バチカンも、宗教改革、十字軍、腐敗政治に国庫も枯渇。 その頃、法王になったのが、シクストゥス5世。 街もバチカンのイメージアップも彼の肩にかかってる。 そこで、巡礼者を増やすべく、ローマの街を整備する。 巡礼地の目印の為、オベリスクを立てる。 オリベスクを移動するには道幅も広く一直線にする必要もある。 巡礼路の整備にもなる。 で1番目に建てられたのが… 2. バチカンのオベリスク 25.37mでラテラン・オベリスク、立っている古代

      • ランブルスコは"いとおかし"

        最近の一押しは、ランブルスコ! ピンキリですが… ほかのワインに比べてもお財布に優しい。 ランブルスコの品種は100近い品種がありバラエティーに富んでいるから食事シーンを選ばない! サラミやラグーソース、ピッツァは、言うまでもなく、イタリア料理だけでなく和食や中華にも! アメリカでは、イタリアのコカコーラって言われてるくらい、カジュアルさもありますが(笑) A級グルメからB級グルメまで合う万能さ!守備範囲の広い使い勝手がいいのが良き。 すき焼き、焼き肉などタレの甘さとラン

        • Romaのオベリスクに恋してpart1

          私は、まずローマの泉に魅せられ泉巡りをしていて、ある時ふと気がついた。 「有名な場所には、必ずあり映り込む柱は、何?」 ってのがはじまり。 調べたら、オベリスクだと知った。 現在、世界に大型で野外に立っているものとしては全部で30数本しか残っていません。 約半数は、イタリアにあり、そのうち13本も、Romaにあるのです。 オベリスクは、権力者の象徴。 古代エジプト王が作り、ローマ皇帝達がこぞって持ち帰り(または、レプリカを作らせ) 法王たちが掘り起させ、 一流の芸術家た

        Romaのオベリスクに恋してpart3

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        • オベリスクに恋して❤️
          3本
        • やっぱりイタリアワイン!
          13本
        • 私のイタリアあれこれ。
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        • 愛すべきイタリア食文化
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        • オリーブオイルの秘密。
          3本
        • ローマの泉に魅せられて
          6本

        記事

          お湯が赤って誰が決めた?

          イタリアあるある! さて、どっちからお湯が出るでしょ〜か? 正解は、青い印の左からお湯が出る。 水の方が赤い印になってる。 ソムリエ学校での寮部屋のミニキッチン初日の出来事。 右側をひねって…いつまでたっても冷たい水しかでなくて(笑) あら、コレは… よくHotelのシャワーで水しかでない!とよく耳にするアレ⁈ 私はそんな目に幸運にもあったことがなかったけど… もしかしたら、このパターンに遂にきた⁈ いや待て! これは…単なる反対なだけ? 試してみたら、ビンゴだった! 日

          お湯が赤って誰が決めた?

          ローマ春菊を追え!

          子供のころからこの春菊が好きだった。 ローマ春菊(最近、大葉春菊って言う様になった?)って言ってた。 旦過市場に母と買い物に行くと、普通の春菊より、「ローマ春菊買って!!!」って言っていた記憶がある。 この頃から私ローマに呼ばれてたのかな(笑) ローマ春菊のローマが気になり(笑)昔(2012年)つてを辿って調べててみました。 これって、北九州しかないんだって⁇ 普通の春菊に比べ、えぐみが少なく香りも上品で、ふぐちりなどの鍋料理には、このローマ春菊が向くそう。 JA北九地

          ローマ春菊を追え!

          ロレートの聖母

          Buon Natale a tutti ! ローマのナヴォーナ広場近くにあるサンタゴスティーノ教会にカラバッジョが描いた『ロレートの聖母』がある。 大好きな絵画の一つ。 私は、ちょっとカラバッジョが苦手だ…見てはいけないものをみてる感覚におちいるから… でも怖いもの見たさ?か、魅せられてしまう妖艶さもある。 しかし、この絵画だけは、罪悪感無しに鑑賞できた。 心惹かれた。 表題をみると… ロレートってどういう意味? そこから引っかかった。 ロレートとは、🇮🇹マルケ州に

          ロレートの聖母

          2つのMontepulciano

          今回は、montepulcianoが名前についてるワインについてのご紹介。 Vino Nobile Di Montepulciano と Montepulciano D'aburuzzo まずは、 Vino Nobile Di Montepulcianoから。 産地はトスカーナ州 ワインバーなどで、キャンティやブルネッロを置いているところは、見かけるが、なかなかヴィーノ ノビレは、見かけない。 キャンティなブルネッロと同じサンジョベーゼ(呼び名が地域によって変わる)な

          2つのMontepulciano

          ワインの香りとは?

          イタリアでAISのソムリエ学校に通った。 『ワインの香りとは?』 あまりに漠然としていて、 その問いに戸惑った。 最初は、哲学かはたまた禅問答か?? 実は、ちゃんとした学術的?な答えがあった。 第一アロマ・・・果実由来 第二アロマ・・・醸造由来 第三アロマ・・・熟成由来 第一アロマは、 果実の香り。ブドウ品種特有の香り。持たない葡萄品種もある。 マスカットなどをイメージするとわかりやすい。 第二アロマは、 ブドウ本来が持っていない成分を、発酵の過程をとおしてワイン

          ワインの香りとは?

          ドルチェワイン その1

          ソムリエになる前は、甘いワインは、おこちゃまの飲み物と決めつけいた。 しかし、プーリア州の旅であるエノテカに寄りました。 Cisterninoのristorante “Il Cucco”でロゼワインの魅力もここで再発見したけど、甘いワインの価値もここで、感じる事ができた。 Dolceに出たカスタードのタルトとMoscato。 イタリアのドルチェは日本人には大抵甘すぎる。 1口目重い(甘い)?と感じたけど・・・ おまけに合わせるのは、あまり好みではない Moscatoそ

          ドルチェワイン その1

          Pietàを巡る旅

          田丸 公美子先生の シモネッタの本能三昧イタリア紀行にPietàの話が載っていて…なんとなく調べていたら、ローマ、フィレンツェ、ミラノにあると知り… 2011年にミケランジェロのPietàを巡る旅を敢行。 まずは、ヴァチカン 「ピエタ」を題材とする数多の作品の中でも第一に挙げられるものである。 古典的な調和、美、抑制というルネサンス の理想の最終到達点ともいうべき完成度を誇り、 ミケランジェロの数多い作品の中でもとりわけ洗練され精緻を極めたものとなっている。 ガラス越しで

          Pietàを巡る旅

          日本26聖人を巡る旅 長崎番外編

          長崎は、日本で1番早く西洋に触れた街。 日本の先駆けがたくさんあります。 物・事だけでなく食もそう。 貿易港だったので、西洋以外にも中華街もあったりします。 私は、同じ九州に住んでいるので、今回はちゃんぽんと皿うどん以外を食べると決めていました。 1日目夕食 一口餃子美味しくって✨ビール🍺が進みました。長崎の締めは、おにぎりと味噌汁だそうで、おにぎり専門店へ。 2日目は、おめざにカステラ。昼食に卓袱料理。おやつは、中華街の中国茶と胡麻団子。 お茶文化もなかなかなんです

          日本26聖人を巡る旅 長崎番外編

          ジュゼッペって誰?

          イタリアに留学して、初めて迎えるクリスマスシーズン。 私は、ミルコのお家で彼のご家族とTVをみていた。 “ジュゼッペ” なんだか物々しはじまりの映画。 ミルコパパに 「ジュゼッペって誰なん?」 そう聞くと 「Gesù(キリスト)のパパだよ。」 私の頭は?⁇がいっぱい。 「GesùってDio(神様)の子だよね?」 (※ITA好きになる前…仏教徒の私は、キリスト=神様だと思っていた😅この頃はその区別がやっと出来た。) パパ 「そう

          ジュゼッペって誰?

          ガルガネーガ

          ガルガネーガ種は、古代ギリシャ起源と言われています。 ガルガネーガ種を使ったワインと言えば、やはりソアヴェだと思う。 ソアヴェの歴史は、2000年前、古代ローマ人がこのソアヴェ・クラシコ地域にガルガーネガを栽培したことに遡ります。 なぜ、古代ローマ人は、この土地にぶどう栽培をしようと思ったのでしょうか。 その理由は、「ミネラルのあるワインを造りたかったから」です。 では、なぜ「ミネラルのあるワインを造りたかった」のでしょうか。 それは、「お料理に合うワイン、食事と共に楽

          ガルガネーガ

          ローマでケバブを食して…

          留学生時代、ローマで1番治安が悪いとされていた地区に住んでいた。そこはイタリアでなく、リトルアジアな所だった。でも、一度たりとも怖い思いをしなかった。安くて美味しいインド料理や中華料理、中東料理などがあり、中でも1番お世話になったケバブ。 よくテイクアウトして食べてた。懐かしい味。 アメリカやヨーロッパでは、移民が問題になってるけど、イタリアは他国に比べて寛大な気がする。 テイクアウトを待っていたら、客引きのお兄ちゃんが、物売りの入店を阻止していた。 なかなか安全じゃないか

          ローマでケバブを食して…

          もちろんオリーブオイルもイタリア産🇮🇹

          2009年にイタリアでオリーブオイルソムリエになりました。なので、今回はイタリアのオリーブオイルについて書いてみたいと思います。 イタリアは生産量世界第2位。 では、イタリア国内は? プーリア州が一番です。 日本では、なんとなくトスカーナ州のオイルが多い気がします。 イタリアでも産地偽装?他の州のオイルをもってきてボトルに詰める。でも、これは合法。 ボトルに詰めた場所でOK🙆‍♀️ でも、せっかくならちゃんとその土地で出来たオイルを味わいたいですよね。 それを見分けるに

          もちろんオリーブオイルもイタリア産🇮🇹