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ローマの泉に魅せられて

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ローマの泉に魅せられて、しだいにライフワークに。 その周辺や歴史的背景など整理やまとめ的なページです。いつか本に出来たらなぁ…
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泉の歴史 教皇との関わりpart2

泉の歴史 教皇との関わりpart2

マルティヌス5世からローマの再建を引き継いだ彼らは、ルネッサンス初期において牽引するパトロンになっていく。

ニコラウス5世
ルネッサンス最初の教皇
ヴァチカン図書館設立

シクストゥス4世
シスト橋、システィーナ礼拝堂を建設。ペルジーノ、ボッティチェッリなどをローマに召喚。

ニコラウス5世がヴェルジネ水道の修理を考えて、1453年に終着地にあたるトレヴィの泉を修復。
最初は小さな3つの水盤だっ

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泉の歴史 教皇との関わりpart1

泉の歴史 教皇との関わりpart1

古代ローマ時代には既に上下水道が完備していた。一番古い水道橋は紀元前312年に作られたアッピア水道で、最盛期には11の水道橋がありましたが…

紀元537年の蛮族侵入の際に、ローマ人の生命線を断つために水道橋が破壊される。ゆえに、ローマの泉は機能しなくなってしまいまた、ローマ帝国は衰退していく。

ローマ市民は、減少。
唯一1つだけ破壊を免れた水道橋、ヴィルゴ(ヴェルジネともいう)水道。
この水道

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泉の歴史。古代ローマ編

泉の歴史。古代ローマ編

噴水の歴史はとても古くて、紀元前3000年頃、古代メソポタミア文明の遺跡から“噴水の跡”と思われるモノが発見されているそうです。
当時の人々は“自然に湧き上がる水”に、神秘的な力を感じて、それを大切にしたとされています。
その後、古代ギリシャでは泉を利用して噴水が造られて、その周囲には、神殿が建てられるようになりました。
この頃、ポンプなど水を汲み上げるための動力を使わずに、水が噴き出る仕組みを考

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ローマの泉の物語

ローマの泉の物語

ローマに留学してる時は、当たり前すぎて過ごしていたけれど…
改めてローマに行くとローマには美しい泉(噴水)が沢山ある事に気がついた。

最初こそ有名な泉を写真に収めていたけど、石を投げれば、泉に当たる!素敵だなぁ、面白いなぁ…と思う泉を大小に関わらず好き勝手に?ライフワークに写メしてた。
そんなある日、出会った本。
私以上にマニアがいた喜びたるや💕

私のバイブルになりました。
写真が少なくカラ

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nasone

nasone

まーだまだ、イタリア好きなひよっこだった2001年ローマに留学。
楽しみは、放課後にジェラートを食べる事(笑)

日本では信じられない量を…
食べるのが下手で…手がベトベト…
特に夏は溶けるのはやくて…
そんな時は、その辺の泉で

冷たくて気持ち良い。水もきれいなんです。

今はできないかもしれませんが…ローマにはこれがある!

Nasone !!!!!!!!!!

ゴミは…ご愛嬌?ローマらしい。

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ローマの泉巡りプロローグ

ローマの泉巡りプロローグ

ローマの見どころは、沢山のあるが…

私はローマの泉(噴水)に魅せられてしまった。

噴水は、700~1000もあるらしい。
他の街にこれほど多くの噴水がありますか??

水の豊かさは繁栄をもたらし、泉の技術力は、力の象徴。そしてまた、泉の美しさは、人々に安らぎを与える。

「水って力であり美である。あぁ、これこそローマだよね✨」と感じてしまった。水の決めどころを熟知していたローマ人達。

ローマ

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