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育て直し 1987年 1歳4ヶ月 2月26日(木) 「駄々こね」のときこそ「やりとり」(4つのスキル)を学ぶチャンス!

【日記】
 梓の駄々こねが、激しくなってきた。自分の意見が通らないと、スーパーであろうとレストランであろうと道であろうと、寝っころがってそり返って自分の思いを通そうとする。👨‍🎓

 今日も、家の前の道路でボールで遊んでいるとき「晩ごはんだから、もう家に入ろう」と声掛けしたら「まだ、遊びたい」と言いたげにひっくり返ってバタバタやりだした。
 水を撒いていた近所のおばさんが見かねて、たまたまエプロンのポケットに入っていたビスケット「これでも食べ」とくれた。そしたら、それが支えになったのか急に立ち直った。もので気分転換するようだ。ごまかしているだけじゃないのか?これでいいのか?悩む所。

 奥歯など、あっちこっちの歯がどんどん生えてきた。一旦生えだすと、どんどん生えてくる。合っという間に、歯が全部生へ揃った。雨後のたけのこみたいだねと久美子と笑った。

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【解説】
 駄々こねは「自分の思いを通そう」と、具体的な行動(寝っ転がる)で表現しているものです。「思いを表現する」のはいいことなのですが、言葉でなく行動で表現しているのがいけないところです。

 平均タイプにとっては、「駄々こね」は思いの実現である「自立」と、思いの表現のための「言葉」を学ぶための大切な過程です。「駄々こね」しながら「相手にも事情や思いがあり、自分の思いばかりが通らないんだ」ということも学んでいきます。そして、どう言えば自分お意見が通りやすいかコミュニケーションも学ぶのです。

 しかし、凸凹タイプは「駄々こね」でうまくいくことが続くと「思いがうまく通らないときは、このように駄々こねすればいいんだ」とだけを学んでしまいます。相手の事情や思い、コミュニケーションの方法などは全く学びません。「駄々こねで親を困らせて、自分の思いを通す」ことを武器にしてしまうだけです。

 凸凹タイプには「覚えて」を使って自分の思いと、周りの大人の思い言葉で調整していく方法を説明するのが最上の方法です。つまり、「やりとり」の基礎を説明していきます。すると、相手にも事情や思いがあることが、徐々に分かってくるのです。

 それから、日記にあるようなお菓子などのごましはだめです。これが続くと、凸凹タイプは、自分の思いやこちらの思いとはとは関係なく「駄々こねしたら、お菓子がもらえる」という悪い習慣が身についてしまうだけです。要注意です。特に、近所の人や祖父や祖母にそんなことをするのを許してはいけません。

【セリフ】
 駄々こねして、道でひっくり返えっている子に
父「分かった、まだ遊びたいんだね(「共感」)。」
子「・・・(そうだ!そうだ!)」
父「でもね、お母さんが『ご飯ができたよ』と呼んでいるよ。ご飯が冷めち
 ゃうから、家に入らないといけないのよ(「覚えて」)。
子「やだやだ(まだ,遊びたいよ)。」
父「だから、こうしよう……」

 このあとは、この時期に教える方法が、2種類あります。「やりとり」で説明して、今後も使うことを教えていいきます。
   ①あと少しだけ遊んで、それから家に入ろう。
   ②すぐ家に入ってご飯を食べてから、また、遊ぼう。

 はじめは、①の方を最初使っていて「また、遊べるんだ」という見通しが持てるようになったら②を使い始めます。①の「少し」も初めは長くても構いませんが(10分など)、最終的には、1,2分を目指します。①を使ったり②使ったりと、前進後退することもあります。

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