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深センから届ける中国最新テック企業動向

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深センで現地市場向けに中古ブランド事業を立ち上げた日本人の視点で、日本にあまり出回っていない中国のテックニュース(スタートアップ、大手テック企業)を中心に中国語の記事をピックアッ…
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#ファーウェイ

年俸3423万円の新卒を採用するHuaweiの「天才少年」計画

年俸3423万円の新卒を採用するHuaweiの「天才少年」計画

華中科技大学のWeiboアカウントにより発信された「天才少年」という言葉がWeiboで人気を集めている。

7月12日、上述の公式アカウントによると、このほど華中科技大学電信学院2017級博士課程学生の廖明輝氏とコンピュータ学院本科卒業生の武敏顔氏が、2人そろってHuaweiの「天才少年」計画に入選。このうち、廖明輝氏は最高級の年俸201万元を手にした。また、大卒の武敏顔さんも100万元を超える年

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ファーウェイ、武漢に半導体チップ工場建設へ、2022年に本格的に建設開始の報道

ファーウェイ、武漢に半導体チップ工場建設へ、2022年に本格的に建設開始の報道

多くの人が私たちと同じようにファーウェイの近況に関心を寄せてきたことと思う。アメリカからの制限令が決着したことで、ファーウェイは相応の変更を余儀なくされており、これに関してもファーウェイの今後の事業についてのうわさは多い。今日のこのニュースは、ファーウェイの未来に良い答えをもたらすことができるかもしれない。ファーウェイは湖北省武漢市に新たな産業パークを建設する可能性があり、主に生産するのが半導体チ

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ファーウェイ投資の勢力図

ファーウェイ投資の勢力図

ファーウェイは投資に関して非常に慎重かつ保守的で、現在まで60件程度の対外投資しか行っていない。

技術変革が引き起こす潮流の中で、いかに時代に「見捨てられない」かが、多くの大手テクノロジー企業が直面する課題となっている。

現在主流のやり方は、1つは自社での研究開発を拡大し、独自の技術障壁を構築すること、もう1つは外部に多角的な配置を行い合従連衡し、独自のエコシステムで優位性を構築することだ。

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万物に拡張性を持つ鴻蒙OS!自動車への進出がいったい、誰の「命」を奪ってしまうのか

万物に拡張性を持つ鴻蒙OS!自動車への進出がいったい、誰の「命」を奪ってしまうのか

鴻蒙(HarmonyOS)とは一体何?何に使うのか?

6月2日までは、大多数の人はまだ鴻蒙の意義と用途をよく知らなかったが、6月2日当日、華為・消費者業務CEOの余承東氏が「一生万物、万物帰一」の発表会で正式に鴻蒙OSを発表したことに伴い、鴻蒙は一気に火がついた!

鴻蒙OSは確かに火がついた。今では小学生からおじいさんやおばさんたちまで、鴻蒙とは何かを知っている。もちろん彼らにとって、鴻蒙の理

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ファーウェイまでが参入、中国LiDAR市場は激戦必至。未来に生き残るのは?

ファーウェイまでが参入、中国LiDAR市場は激戦必至。未来に生き残るのは?

自動車市場に忍び寄るファーウェイ中国の技術オタクであり、また過去のビジネスの成功体験が再現性を持たない大企業であるファーウェイは、携帯電話市場において隅に追いやられる前に、自動車市場に忍び寄った。そして、いくつもの新興自動車メーカーが中国の自動車市場の戦いの火ぶたを切って落としたタイミングを見計らって、この自律走行に密接に関連する部品を作る機会を待っていた。

この自動車というレガシー市場のトップ

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ファーウェイが発表会で明らかにしたHarmony OSの正体、成功のカギは新時代のIoT OSの座を奪えるか

ファーウェイが発表会で明らかにしたHarmony OSの正体、成功のカギは新時代のIoT OSの座を奪えるか

6月2日夜、ファーウェイはHarmonyOSと全シーンの新製品発表会を開催した。そこでHarmony OS 2.0が正式に登場し、期待されていた「HarmonyOSスマートフォン」もついにベールを脱いだ。

HarmonyOSを搭載したMate 40シリーズの新バージョン、Mate X2の新バージョン、HUAWEI WATCH 3シリーズ、MatePad Proなどの携帯電話やスマートウォッチ、タ

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中国ファーウェイの次なる野望、それはスマート運転コンピューティングプラットフォーム

中国ファーウェイの次なる野望、それはスマート運転コンピューティングプラットフォーム

ファーウェイは4月12日に2021年の5大発展戦略を発表した。最大のハイライトは北汽、広汽、長安の3つの自動車グループと3つの自動車サブブランドを設立することだ。

自動車分野に進出するファーウェイ7日後、2021上海国際モーターショーの開幕初日、セレスは「ファーウェイ智選SF5モデル」を正式に発表した。2駆・21万6800元、4駆・24万6800元の計2モデルを発売する。

17日後の4月28日

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中国のクラウド市場をファーウェイ・クラウドがかき回し、誰が脱落したのか

中国のクラウド市場をファーウェイ・クラウドがかき回し、誰が脱落したのか

先日、中国におけるクラウドコンピューティング分野各社が相次いで2021年Q1の決算を発表した。クラウドコンピューティング大手もサードパーティ企業もQ1の業績を振り返る際、前向きで喜ばしい様子がうかがえる。しかし本当にそうなのであろうか?もともとマタイ効果が顕著であり、更にファーウェイクラウドにかき回されているこの市場において、いったい誰が笑い、誰が漁夫の利を得ているのだろうか。          

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ファーウェイ独自OSの正体「OpenHarmony」の未来は世界に向けられている

ファーウェイ独自OSの正体「OpenHarmony」の未来は世界に向けられている

ファーウェイは今年、鴻蒙(Harmony OS)システムの開発者向けBeta3バージョンのプッシュ更新時期を正式に発表した。任正非氏ら幹部は鴻蒙(Harmony OS)が携帯電話向けに設計されたものではないと何度も否定していたが、これまで外部ユーザーは鴻蒙(Harmony OS)の「正体」を見ることができずにいた。いま、明らかになった鴻蒙(Harmony OS)そしてOpenHarmonyの正体は

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シャオミ・雷軍、ファーウェイ・余承東、古いライバルの新たな戦場は?

シャオミ・雷軍、ファーウェイ・余承東、古いライバルの新たな戦場は?

業界関係者は、この新しい戦争の殺し合いは、携帯電話の分野よりも悲惨なものになるかもしれないと推測している。雷軍、余承東という2人の「新人」が、携帯電話業界の輝かしい戦績を取り戻すことができるかどうかは、まだ分からない。しかし、彼らは依然として全力を尽くして市場を奪い取るであろう。そして、その過程にも多くの素晴らしい物語が登場することは必至だ。

ファーウェイの「闘神」余承東の、次のポストファーウェ

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ファーウェイ次の一手、自動車販売を加速し21年7月末までに200店舗の体験店で自動車販売サービスを開始

ファーウェイ次の一手、自動車販売を加速し21年7月末までに200店舗の体験店で自動車販売サービスを開始

自動車分野の情報筋である衆車網がこのほど関連ルートから明らかにしたところによると、ファーウェイは自動車販売業務の推進を加速しており、余承東(*ファーウェイ社・智能汽车解决方案BU CEO)は社内で来年30万台を販売する目標を定めている。この目標を実現するため、ファーウェイは7月末までに200店舗の体験店で自動車販売業務を開始し、今年末までに1000店舗以上の体験店に拡大する計画だ。

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