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ファーウェイ次の一手、自動車販売を加速し21年7月末までに200店舗の体験店で自動車販売サービスを開始

自動車分野の情報筋である衆車網がこのほど関連ルートから明らかにしたところによると、ファーウェイは自動車販売業務の推進を加速しており、余承東(*ファーウェイ社・智能汽车解决方案BU CEO)は社内で来年30万台を販売する目標を定めている。この目標を実現するため、ファーウェイは7月末までに200店舗の体験店で自動車販売業務を開始し、今年末までに1000店舗以上の体験店に拡大する計画だ。

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ファーウェイ体験店で販売された最初の車種は中国の新興電動車メーカー「セレス」(中国語名:賽力斯)が2019年4月に発表したSF5をベースに、ファーウェイ製の各種装備が搭載された特別なグレード「華為智選(=ファーウェイスマートセレクション)」だ。この車は上海モーターショーで正式に発表された。ここ1カ月での予約台数は6500台を超えており、2駆版4駆版の2種類が発売されている。販売価格はそれぞれ21.68万元(*約370万円)24.68万元(*約420万円)だ。

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また、ファーウェイの公式オンラインモールでもこの車種を購入することができる。この車種の販売担当者によると、現在SF5の注文の大部分は、セレスの自社店舗の販売ルートではなくファーウェイルートから来ているという。販売時の利益としてファーウェイと自動車メーカーが売上高の約10%を確保し、ディーラーが7~8%となると報道されている。

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同社はセレスと提携するだけでなく、自動車販売を引き続き拡大しており、報道によると、同社は今後、BYD、北汽、ベンツ、長安などの自動車メーカーと提携して自動車販売を行う。現在、ファーウェイはオフラインのハイエンド体験店を大規模に改造し、車両の入居に対応している。また、ファーウェイの業者と店員に対しても車両販売訓練を行っており、ファーウェイの車両販売に対する決意がうかがえる。

余承東氏は、

ファーウェイが米国の制限を受けた後、携帯電話事業は大きな損失を被った。ファーウェイ側は車を売ることで関連損失を補いたいと考えており、車を売ることはファーウェイの今後5~10年の長期戦略になるだろう

と述べた。


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