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個々の自信と肯定感が組織を強固に。【harutaka事業部】

ZENKIGENが全社で掲げている2022年度のテーマは「発明」です。
当社では、新しい施策を生み出すことや、現行策の改善を提案することなどを「発明」と定義しており、会社の事業においても、組織においても、日々「発明する」ことで会社として大きく成長することを目指しています。

今回は、3つのユニット(プロダクト開発ユニット・事業推進ユニット・サクセスユニット)によって構成されているharutaka(ハルタカ)事業部の事業部長と、セールスを中心とするサクセスユニットメンバーへのインタビュー企画をお届けします。
harutaka事業部を活性化させるために発明した施策とその現場の声に迫りました。

特に下記のような方にはとても参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
・マネージャーやチームリーダークラスの方
・チームビルディングに興味のある方

<Profile>
山本 隆志 Takashi Yamamoto
所属:harutaka事業部 事業部長
入社:2022年1月
新卒でリクルートに入社し、法人営業を経験した後に組織長として商品企画や組織マネジメントに従事。ビズリーチに転職後、大企業向けセールス組織の立ち上げ・拡大を牽引。地方拠点(名古屋・大阪・福岡)の統括や新規事業の立ち上げも経験する。その後、研修領域(営業力強化、若手社員離職防止や管理職アップデート支援など)での独立を経て、ZENKIGENにジョイン。

井上 大地 Daichi Inoue
所属:harutaka事業部 サクセスユニット(マーケティング担当)
入社:2022年9月
新卒で不動産特化SaaSの会社である株式会社いえらぶGROUPに入社し、営業・CS・マーケティング・開発ディレクターなど幅広く経験。その後、アウトドア領域で事業を展開する株式会社スペースキーにてマーケターを経て、ZENKIGENにジョイン。

横田 和樹 Kazuki Yokota
所属:harutaka事業部 サクセスユニット(セールス担当)
入社:2021年10月
新卒で株式会社レバレジーズに入社し、約4年CA/RAを経験した後ZENKIGENにジョイン。入社後インサイドセールスを経て、現在はharutaka事業部サクセスユニットにてセールスを担当。2022年11月にはその活躍が評価され、社内表彰制度「ZENKIGEN賞」を受賞するなど、事業部を牽引している。


採用の新しい枠組みを提言する

-harutaka事業部とは何をしている事業部でしょうか?

山本:当社が提供する採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」を活用して、採用のあり方を根底から変えていく、動画データの活用を通じて採用の新しい枠組みを企業に提言する事業部です。
テクノロジーの進化とともに、現在では採用においてもデータを高度に活用する企業が増えています。様々なデータを取得できるようになり、データが蓄積されてきたことで、今までは見えなかったものが見えるようになってきています。それに伴って、採用のあり方自体を見直すタイミングがきており、各社試行錯誤しているのが現状です。

現在の日本の採用を蝶の成長過程に例えるとするならば、まだ幼虫段階だと思っています。「harutaka」で動画データを収集いただくことで、今までの採用活動では見えなかったものが見えるようになり、成長段階のさなぎとなります。さなぎはさらに栄養を蓄えながら大きく形を変えて蝶に成長していきます。つまり、今の採用に関しても、最終的には現在とは全く違う付加価値の高い採用活動に進化して羽ばたいていくことをイメージしています。
日本の採用DXを推進し、加速させ、牽引していくのが我々harutaka事業部です。

発明を生み出すセールス組織への再構築

-harutaka事業部では2022年度の第三四半期(3Q)において、大いに盛り上がりを見せた『祭り』というイベントを開催されていましたが、具体的にどういったものだったのでしょうか? 開催の経緯も教えてください。

山本:『祭り』とは、新たに設定したセールス部門予算を達成することを目的に、約3ヶ月に渡ってメンバーの意識改革や営業力向上に取り組みながら組織変革を進めた軌跡の総称です。

私がharutaka事業部の責任者として着任したのが昨年の4月。当時harutaka事業部はそれぞれが持ち場で奮闘しながらも、新たな成長の糸口を見出せずにいる状況でした。意欲的な成長を目指す事業計画との乖離もあり、少なからず疲弊や諦めムードもあったように思います。しかし、harutakaには大いに可能性があるため、組織がその可能性を信じられるようになれば必ず強いチームとなり事業も成長するという思いで、セールス組織を再構築することからスタートしました。具体的に上半期は、「多能工化」をテーマに分業化が進んだセールス組織を融解することから始めました。新たな成長の糸口を探すステージにおいては、個別最適よりも全体最適・全体俯瞰の視点が何より重要です。メンバーには、「以前よりも幅広い業務に挑戦し、物事を捉える物差しを増やすことが自らの成長になる。それこそが事業を成長させる。」と伝え続けました。

そしていよいよ下半期、もう一段セールス組織を進化させるために、ZENKIGEN創業以来初めての個人予算を設定して『祭り』として盛り上げていくことになりました。

セールス組織を強固なものにするためには、まず個人として果たす役割や責任を明確に理解し、そしてその中で自らの特性を発揮してどう貢献するかが重要です。個人予算を設定することで個人の仕事の質を高める。その先にセールス組織のチーム力向上があると考えていました。

山本

-個人予算を設定することがなぜ『祭り』という名前に繋がったのでしょうか?

山本:個人予算化をしてもしっかりと周りに意識を向けて、面白く捉えてほしかったからです。
ZENKIGENは働く場所や時間を自律的に選択できる「新たな働き方」を推奨しているので、なおさら個人中心の動き方になる懸念がありました。個人予算を設定したのは、あくまで個人の仕事の質を高めることであり、そして総量としてチーム力を高めることです。3Q予算を全員で達成することを面白く捉えてもらうために、『祭り』と名づけ、全員で向き合い、盛り上げるイベントだということを認識してもらうことが狙いでした

その甲斐あって、『祭り』は大いに盛り上がり全員で走り切ることができました。予算設定時は正直達成のイメージが湧かないほど高い壁のように感じていましたが、多くのメンバーが個人予算を達成し、全体予算の達成にも繋げることが出来ました。

-『祭り』と並行して行われた熱海での3ヶ月連続の合宿。"視点を変える"狙いがあったと思いますが、その真相を教えてください。

山本:この合宿の狙いは、「物事に対する自らの捉え方を変えることが、見える世界を変え、面白いほどにプロダクトや営業活動における自らの可能性を広げることに繋がる」と気づいてもらうことでした。

当初、2泊3日かつ毎月開催(計3回)には社内で反対の声もありました。メンバーからは貴重な営業日が減ってしまうという声が挙がっていたことも事実です。ただ、大きな変化(波)を起こすためには一時的なものでなく、連続で風を吹かせ続けることが大事だと考えていました。

2泊3日の期間は各メンバーが新たな視点を吸収して自分の中で思考し、意識を醸成するために必要な時間でした。また、会社や仕事を客観的達観的に捉える視点を味わうために、都会で働く環境とは異なる自然豊かな場所として熱海を選択したことも工夫の一つです。
回を重ねるうちに、各メンバーが自分なりに考え方や視点をアップデートしていっているように見受けられましたね。

現場の変化と進化

-そもそもZENKIGENでは個人目標を立てるという文化がなかった中で、現場のセールスメンバーの反応はいかがでしたか?

横田:自分のチームにはすんなり受け入れる方と少し抵抗感があるような方がいました。
僕自身は、前職で営業をやっていた頃は個人目標を持って仕事していたこともあって、ZENKIGENに入社した当時は個人目標設定がなかったものの、チーム目標から逆算して自ら個人目標を立てていました。そのため、今回の件はすんなり受け入れていました。

harutaka事業の組織編成に伴って、インサイドセールス業務から新しく現在のセールス業務に取り組み始めましたが、自ら個人目標を立てても成果がなかなか出せずに気持ちが落ち込んでしまっていた時期だったこともあって、『祭り』をきっかけに自分のモチベーションをあげようと思えたのも受け入れられた要因なのかもしれません。

-横田さんは最終的に個人予算目標を前倒しで達成し、ZENKIGEN賞まで受賞されていますよね。合宿や『祭り』を通して心の変化が何かあったのでしょうか?

横田:心の変化は確実にありましたね。
合宿を経て物事の考え方や捉え方を良い意味でリセットすることができたと思います。
実際に、やると決めたことを合宿の次の日から実行しているメンバーもいて、きちんと継続することで今までになかった成果が少しずつ生まれているのを目の当たりにしました。そうしたメンバーから影響を受けて、「(成果が上がらず落ち込んでしまっている)自分だけが個人目標達成を信じきれていないんだな」と感じるようになりましたし、いつも励まし、場を明るくしてくれる仲間には本当に感謝しています。ひたむきに取り組むメンバーの営業としてのプロ意識を改めて感じたときに、自分の中で気持ちが変わり、それが結果に繋がったのだと思います。

横田

-井上さんはちょうど新たな施策が始まった9月に入社されていますが、入社直後の3ヶ月間、セールス組織を近くで支えながら感じていた変化などはありましたか?

井上:年末までを振り返って何人かと話していて感じたのは、セールスメンバー個々人の提案の精度がとても向上しているということです。これは事業部内で会話する量や相談する量が以前より圧倒的に増えたからだと思いますが、その要因の一つにやはり合宿があるのではないかと思っています。
僕も2回目と3回目の合宿に参加しましたが、2泊3日の合宿をオフラインで開催することでメンバーと長い時間を共有することになり、今まで知らなかったメンバーの新たな部分を知るきっかけになりました。コミュニケーションが増えることでお客様のことを様々な角度から考えられるようになり、チーム全体のスキルの底上げに繋がっているように感じられます。

個の尊重と目的の共有を両立する

-大成功の『祭り』期間を終えた現在のharutaka事業部はどのような組織だと思いますか?皆さんにお聞きしたいです。

横田:同じ方向に志高く向かうことができる組織だと思います。各メンバーが日々新しいことに挑戦しながら同じ目標に向かっているので、とても厚みが生まれていますね。確実にパワーアップしています。

井上:個々が自律して力を発揮できるバラエティ豊かな組織だと思います。僕はこれまで組織は、「全員が同じ色」であることが纏まりを生み、組織として強くなると思っていました。しかし、ZENKIGENに入社してその概念は見事に覆されましたね。ZENKIGENは十人十色で同じ方向に向かう組織が持つ可能性というものを僕に教えてくれました。 

井上

山本:そうですね。皆が向かう方向性さえ揃えば、それぞれの特性を活かして走り出せるメンバーが揃っていると思います。井上さんが言うように、全員が同じ色に染まる必要はないですね。また、ベースには素直さや新しいことへの挑戦心を皆が持っていて、そういった土壌が形成されているのも特徴的ですね。

自らの可能性を信じて邁進、道なき道を開拓する

-メンバーがそれぞれの特性を最大限活かすにはどうすればよいと考えていますか?

山本:それぞれが自らの可能性に気づくことでしょうか。
物事に対して困難だと思う捉え方を外せば、可能性は無限大です。誰かや何かのせいにするのではなく、自らの認識を変えることで面白さが広がっていきます。
自らを信じること、harutakaの可能性を信じること、そしてZENKIGENで仲間と働けていることに感謝することがベースにあれば、それぞれの特性が最大限活かされ、その時々に最適なチームがつくられると思っています。

-最後に、目標達成して大いに盛り上がりを見せた『祭り』を終えて、4Qはどのように走って行きますか?

山本:今期のテーマは「発明」です。4Qはその活動の集大成でもあります。日々お客様と会話をする中で、動画データを活用した新しい角度での提案や「harutaka」そのものを進化させる余地は多分にあると感じています。そして、harutakaを通じて創りだす採用DXの世界が少しづつ形になりつつあります。
私たち一人ひとりがその新たな世界を創りだす源泉であることを忘れず、目の前のお客様に向き合っていきます。
これからどのような光景が待っているのか、道なき道をメンバーと共に駆け抜けていくことを私自身とてもワクワクしています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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