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ちっぽけな生活

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一介のOLの精一杯の日常
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2020年2月の記事一覧

#13 銀河鉄道の夜

#13 銀河鉄道の夜

生きてるだけでも辛いのに、なんで生きながらえるんだろうって思いながら、でも未来を見たいなと思い返す。夜になるたびに何度でも。

今夜は自分が選んだ道が良かったのか、分からなくなって息が詰まる感じがした。
みんなでワイワイってするのを捨てて、書いて書いて、書けないことを知った3年の1年、辛かった。死ぬほど辛かった。死んじゃえって思った。

でも生きながらえたら憧れの会社に入れた。

だから人生は諦め

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#12 目まぐるしい生活の中で

#12 目まぐるしい生活の中で

後輩の劇を観に行っていた。
なかなか時間軸をぐちゃぐちゃに揺さぶって頑張っていた。頼もしい。

先週まで続いた体調不良を克服してから毎日人に会っている。これは月末まで続く。
そうしていると1週間は本当に一瞬だから驚く。

フィルムカメラを本当に上手くなりたい。
これはDazzカメラというアプリでそれっぽさは抜群だけど、ちゃんとフィルムを巻いて撮って巻いて撮って、その手間を楽しめる豊かな人になりたい

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#11 普通と、普通じゃないと。

#11 普通と、普通じゃないと。

人間はどうしたって自分と全く違う人のことはうまく理解できないね。
普通と、普通じゃない。マイノリティとマジョリティ。
多様化の時代だと声高に叫ばれるけど、これは人間の本質的でずっと前から根強い問題で、どうしたって完全解決は出来ない話。

かく言う私も、それが辛いって話だ。

誰しも分かって欲しいと思ってしまう。
そのままでどうにか愛して欲しいと思ってしまう。
でもそうやってしなだれかかっても、その

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#10 朝になって夢からさめて

#10 朝になって夢からさめて

自分から遠ざけた人に会いたいと思う身勝手な最近。
心をくれなくてあんなに苦しいのに、いざ離れてみると無理だ。
何してるかと必ず思うし、辛くないかなと気にする。
ちゃんと恋だなと、何度も最近思っている。

簡単に愛してると 言えるけど ああ怖くなる
自分のことが誰なのか 分からなくなるんだ今日も
全てを投げ捨てて良いとさえ思った
瞳の奥底 震える指の先
あなたと出会ってしまってね

カネコアヤノの「

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#9 苦しい時はいつも

#9 苦しい時はいつも

苦しい時はいつも
1人より2人がいいね
そんな当たり前を分かっていながら
どうしてすれ違うんだろう

私はマジックアワーが好きだけど
君はブルーアワーが好き、みたいな
そんななんて事のないすれ違いで
傷付いたり傷付けたり

それでもやっぱり
苦しい時はいつも
1人より2人がいいね

______________________

毎日noteが運良く続いてましたが、中の人の心身が崩れに崩れまくって

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#8 一所停滞

#8 一所停滞

4年生の春休みは世界各地に旅行する同級生が多い。
ヨーロッパ、アメリカ、タイ…エトセトラ。
SNSを見ているとみんな見事に楽しそうで、ううう羨ましいとなってゆっくり閉じる。やっぱり旅行は疲れることも多いけれど、好きだ。社会人になっても数日できれば荷物をまとめて新しい景色に出逢いに行きたい。
勿論それは趣味としてなので、夢や目標との両立を考えると中々そればかりは出来ないなとも思うのだけれど。
とにか

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#7 imaginary world

#7 imaginary world

生きてるのか死んでるのか、知る由もない人の事は隅に置いて、とにかく体調が悪くて動けない今がチャンスと言わんばかりに、ずっとPCを叩いている。

脚本は進んでいないけれど小説は毎日コンスタントに書いていて、狙ったわけでもないが、主人公が東京の至る街を経ながら段々脱皮して成長する様を書いている、その最中。

脳が創作脳になると、途端に現実世界の色んなことがどうでも良くなって、社交性も行動力もゼロになる

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#6 私の未練を超えてくれよ

#6 私の未練を超えてくれよ

何で好きや愛をくれる人には甘んじて想いをかけられないのに、振り向いてもらえなかった人やものに対してはいつまでも執着するんだろう。
哀しい、哀しすぎる。

心配して連絡をくれるあの人を私はもっと大切にしたほうがいいのに。
咳が辛い中で1ミリでも可愛くなろうとした自分が情けない。
別の好きだったあの人をストーリーの中で見つけて、あぁ元気そうだな悔しいなとも思った。

私の未練を、誰か超えてくれよ。

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#5 明け方セットリスト

#5 明け方セットリスト

いつか運転が上手くなったら、好きな人連れて金曜の夜に車で江ノ島に行き、真っ黒な海と煌く星を見ながら、波の音を枕に語り合って、その後少し眠る。そして薄く明るくなった頃に、コーヒーを淹れて飲み、明け方の首都高を走って家に帰る。みたいな事をしたい。

そういうわけで明け方の首都高で聞く音楽を集めていた。

口ロロの「moonlight lovers」から始めて、くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」、Vaun

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#4 無気力と残骸

#4 無気力と残骸

ここ1年くらい、ジントニックに傾倒していて、ジンとトニックウォーターを買った。
ジンはサントリーのビフィーターってやつ。
咳喘息の最中買ったのでいまだに飲めていなくて、缶ビールの入ったダンボールの横でぽつんとしてる。
残骸が一つ。

お母さんに立川志の輔の落語のダビングを頼まれた。お婆ちゃんにも聞かせたいと言う。5個ディスクの入った完全版をお母さんはipadで繰り返し聴いて笑っている。お婆ちゃんに

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#3 身だしなみ修行

#3 身だしなみ修行

最近やたらと身だしなみを気にしている。
そういう年頃なのかな?とにかく、自然に時間をかける。

今日はゆる巻きが初めて成功してウキウキしている。担当美容師のAさんに「伝授してやろう」と先月やり方を教わった。さっぱり何が行われているか分からずポカンとしていると「ザキコには出来なさそう」と一蹴される。それから火がつき、今日遂に出来た!明日からも練習を継続したい。

マニキュアにも凝っている。はみ出さず

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#2 新宿にも愛はある

#2 新宿にも愛はある

昨日は新宿で映画を二本見た。
10:30~の「男はつらいよ おかえり寅さん」と14:20~の「風の電話」。
咳喘息の発作を龍角散で塞き止めながら意地の鑑賞を遂げた。

寅さんでは心にじわりと染み込むセリフがあった。
「いいかい?僕にとって君と話すことは小説を書くことよりも大事なんだよ」
小説家の父親が一人娘の目を見て言ったこのセリフ。
このセリフが私の中で金賞に輝いた。
これを言い放てる親が世の中

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#1 非凡な彼女の話

#1 非凡な彼女の話

ザキコととりあえず名乗ることにしました。
初めまして。今晩からこのURLに書き落としていきます。実は匿名で2年前からnoteを書いていたのですが、知り合いに見せられない内容を書き留めるアカウントになってしまっているので、ここでは知り合いも含め幅広く読んでもらうという攻めたことをしていこうと思います。
4月から私はOLになりますが、書くことを生業にするという夢を諦めたわけではありません。
働きながら

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