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Meditation 瞑想

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2021年11月の記事一覧

瞑想の初歩テクニック「客観的に観察する」こと、できますか? ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑬

瞑想の初歩テクニック「客観的に観察する」こと、できますか? ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑬

瞑想を実戦し始めた人が必ず一度は出会う言葉、それが「客観的に観察する」です。

 前回すでに「呼吸を観察する」の段階で意味不明気味だったのに、さらに「客観的に」が乗っかって「呼吸を客観的に観察する」となるともうお手上げでテンションがダダ下がり、こうなったら景気よく昼間から飲みに出かよう、と身支度を始めた人も居るのではないでしょうか(早すぎます)。

 でもその前に、せめてこの記事だけ読んで出かけて

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呼吸を観察するって、どうやるの? ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑫

呼吸を観察するって、どうやるの? ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑫

 前回は集中瞑想における4ステップの概要をご紹介しました。

アンカーを観察する。

雑念が浮かんで来る。

雑念に気が取られたことに気づいて、受け入れる。

雑念を手放して、またアンカーに注意を戻す。

 の4ステップでしたね。より具体的にイメージするために、勉強や仕事で喩えた4ステップもご紹介しました。

 この①のアンカー(集中力を注いで観察する対象)は呼吸とするのが基本的であり、瞑想のカリ

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瞑想の基本のキ。今さらきけない『集中瞑想』の方法。 ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑪

瞑想の基本のキ。今さらきけない『集中瞑想』の方法。 ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑪

 などとタイトルにつけてはいますが、「いまさら人に訊けない」なんていうことはなく、むしろこれから始められるかたのほうが多いかと思います、すみません煽りました、煽ったタイトルをつけました、というか煽ったタイトルをつけてみたかったんです一生に一度くらい、いいじゃないかそれくらい!(誰も怒ってません)

 という高ぶった感情を感じたときにでも、マインドフルに感情を観察することで、このとおりに冷静な思考を

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自分を動揺させない技術。心の海に「アンカー」を沈める。 ──今からはじめるマインドフルネス入門⑩

自分を動揺させない技術。心の海に「アンカー」を沈める。 ──今からはじめるマインドフルネス入門⑩

 前回のブログで、瞑想とは「無」になることではなく、むしろその逆、一点に集中力を定めること、というお話しをしました(正確には、それが「無」へと到る最初の一歩)。

 この集中力を向ける対象はよく「アンカー」と呼ばれます。
 アンカーとは、日本語で船を繋ぎとめるための「碇」のことです。嵐が来ても、碇を下ろしておけば船がどこかに流されることはありません。

 このアンカーは、心を海に喩えてイメージした

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瞑想って「無」になることじゃないの? ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑨

瞑想って「無」になることじゃないの? ── 今からはじめるマインドフルネス入門⑨

 前回までは仏教からマインドフルネスに繋がる瞑想の歴史、最新脳科学によって証明された瞑想効果、その科学的根拠についてご紹介してきました。

 そして、今回からはいよいよマインドフルネス瞑想の実践編です。
 ここまでが長ぇーよ、と思うかたもいらっしゃるかと思いますが、前回までの話の通り脳は明快さを好み、曖昧さを嫌います。理解しているものを優先させ、理解していないものの処理を後回しにしてしまうのです。

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「瞑想×サウナ」は、最高の多幸感へつづく黄金の道── 今からはじめるマインドフルネス入門⑧

「瞑想×サウナ」は、最高の多幸感へつづく黄金の道── 今からはじめるマインドフルネス入門⑧

「脳が気持ちいい!」と、思ったことはありますか? 

「あぁ? 脳が気持ちよくなる? なに訳わかんないこと言ってるんだ、お前ちょっとこっち来て正座して、壁に向かって泣きながら反省しろ」

 と思う方もいるでしょう(そこまで思う人はいない)。
 でももし、あなたが日頃からサウナに入っている人なら、

「あぁ、『ととのう』ことね。確かに脳が気持ちいい」

 と思うかもしれません。
 かくいう僕もサウナ

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