#わたしの本棚
【今日読んだ本】私が語りはじめた彼は(三浦しをん著)
ストーリー
私は、彼の何を知っているというのか? 彼は私に何を求めていたのだろう? 大学教授・村川融をめぐる、女、男、妻、息子、娘――それぞれに闇をかかえた「私」は、何かを強く求め続けていた。だが、それは愛というようなものだったのか……。「私」は、彼の中に何を見ていたのか。迷える男女の人恋しい孤独をみつめて、恋愛関係、家族関係の危うさをあぶりだす、著者会心の連作長編。
書き出し
二千年以上
地球の反対側から届いたメッセージ
今までの人生の中で、誰にも証明できないけれど、体験してしまった不思議なことがたくさんあります。
その体験をしたのは、21世紀になったばかりの、2001年のことでした。
幼い頃から不思議な世界にいたけれど、人に話すと気持ち悪がられるため、封印してきたその手の話を、自分のホームページ(1998年2月開設)で発表すると決意表明したのが2001年9月11日の朝。
偶然なのか必然なのか、その夜に、あの
【今日読んだ本】同志少女よ,敵を撃て(逢坂冬馬著)
読書記録として。
ストーリー
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。
急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。
自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。
母