【耳の穴かっぽじって観ろ！人間の一般心理の穴を突く巧妙なシナリオのワンシチュエーションタイムサスペンス！オリジナルからたった約２年のスピードリメイクされた名作！】THE GUILTY／ギルティ

デンマーク産のオリジナルからたった２年でのアメリカ産リメイク。

内容のアレンジも少なく、オリジナルそのまま英訳してやっちまえってスピード感で制作されている。オリジナルもリメイクもどちらも良質。良くも悪くもリメイクならではの進化はない。たった２年前の映画を焼き直してるんだから、結果そうなるのもわからなくもない。

オリジナルを観ていない人は、どちらを先に観ても問題ないと思うが、一般知名度の低い俳優が主演を演じるデンマーク産のオリジナルの方が、個人的には新鮮味があると思う。

字幕を読んで楽しむ視聴者にとっては、「耳」で観る映画というのは正確ではないかもしれないが、通話の向こうで起こる出来事の画は存在しないので、耳で聴く（目で読む）情報だけで想像する映画に違いはない。

警察もただの人間。市民が911ナンバーで引く担当警察ガチャ。有能な警察もいれば、無能な警察も存在する。現実でも、一人目の警察に相談しても相手にされなかった事件だって、二人目の警察は同じ相談内容に違う解釈を持ち事件として動かしてくれる可能性も存在する。全ての事件はその「担当者」によって左右される。

人間の一般心理の穴を突く巧妙なシナリオのワンシチュエーションタイムサスペンス！

先入観を捨て、通報者の通話の奥から聞こえてくる全ての情報に耳を研ぎ澄ませ！