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おいしくないラーメンの話
ラーメンと名の付くものは大抵美味しい。カツオや鶏がらまたは豚骨等から出汁を取り、しょうゆで味付けたスープ。形状は様々だが小麦が練りこまれた麺、変わり種はあるものの、この二種類の組み合わせで不味くなりようがない。おいしいものは脂肪と糖でできている、とからだすこやか茶も言っていた。そう思う。
だが、時折存在する。おいしくないラーメンが。仮にもラーメンの名前を冠しているのに、美味しいと思えないラーメ
我が家のISIS(アイシス)へ
実家で長年乗っていた車を変えることになった。長年も長年で15,6年ほどになる。トヨタのアイシス。大きな故障もなく走った良い車だった。
夜空を思わせるような深い紺色の車体。ヘッドはシャープだが背は滑らかなカーブを描き、かっこよく爽やかな顔をしていた。後部座席はスライドドアで、ドアの加減が分からないうちはガチャガチャと強めに開けていた。ごめんね。車内は広く、乗り心地は最高だった。ほどよい柔らかさ
転職して久々に研修というものを受け、思い出した。ビジネスに都合の良い思考をさも人生の命題であるかのように"成長"やら"自己実現"やらもっともらしい言葉で押し付けられる苦痛を。うるせぇたかだか二十数年の人生でも得た哲学があるんじゃい。
なるほど故郷は工場地帯だったのか
雨の降る夜に出歩いてそう思った話。
夏期休暇に入って二日目。夏期休暇と名の付くものが五日で終わってたまるかよ、と会社とかいう組織に愚痴を吐きながら、家族と夕食を共にした後、なんとなく外に出たいと思ったのであった。
夏休みのあのわくわくする響きを永遠のものだと勘違いしていた私は、つまらない以外の不満も無いがただただつまらない会社から与えられた「夏期休暇」が五日間だと知り、すべてのやる気を無
BeetlesのHello,Good byeの訳を「君はグッバイで僕はハローでうまくいかないなー」ぐらいに思ってたが「なんでグッバイと言われたのにハローと返してしまうのか。分からないな」と解釈するのも面白いなと思った。正誤はともかく翻訳は可能性でもあるから楽しい。
こんなことしている場合じゃないが大抵の場合はこんなことしている場合じゃないし「こんな」と貶されることじゃない
テスト前の掃除、〆切前のゲーム、何か頑張らなくてはいけないものが眼前にあるのに、全く関係ない行為をしてしまうときに言ったり言われたりする定番のセリフ。「こんなことしてる場合じゃないのに!」今回はこのセリフについて考えたい。
そもそも掃除もゲームも別に「こんなこと」じゃないだろ。何と比べて「こんなこと」と落とされなきゃいけないのだ。テストと比べて掃除は劣るのか。〆切の前にゲームは霞むのか。いや、
マッサージチェアのエアーされるときの圧迫感をぎりぎりまで責めたい。
人生最後の余暇を持て余して3月
人生最後の余暇を持て余している。これは大学4年の春休みを人生最後の余暇だと思ってる人間の戯言だが、4月になったら社会人とかいう人生の終点を迎え無事に社会性が身につき社会の歯車に揉まれてあっという間に刃こぼれして死ぬことが決定していると本気で思っている。
20歳直前も同じようなことを思っていた。根拠のない全能を感じていたこどもこそが無敵で最強で青い春で大人は敵でくだらなくてつまらなくて無味無臭
一番先に好きなクレヨンが無くならない僕らは
「どんな色が好き?」
「みどり!」
「みどり色が好き」
「一番先になくなるよ、みどりのクレヨン」
こんな童謡がある。私は今でもこの歌を頭の中で、その当時のうたのおにいさんとうたのおねえさんの声で流すことができるぐらい、なぜか覚えているのだが、果たして本当にそうだろうかと思う。本当にそうだろうか。一番先に好きな色のクレヨンがなくなっていたのだろうか。きっとそうでは無かった。それは今の自分の性質を眺め
セブンイレブンのカニクリームコロッケは暴力に近い
家で作る冷やし中華やざる蕎麦の〆が甘くてまだ麺の温もりが残ってるやつ、本当に好き。中途半端な人生と似ている。
正直献血に嫌な興奮を覚える
そこのキミ! 献血はしているか? してる? 偉いぞ! できない? そうか、協力しようとしてくれたその心が偉いぞ! 針が怖いし痛いのが嫌? まぁそこまで痛くないので痛みは気にしなくていいが針が怖いとつらいかもな。無理しないで大丈夫だぞ! タイミングが分からない? 大抵都内のでかい駅には献血ルームがあるから、「1時間ぐらい暇になっちゃったな〜時間潰したいな〜」ってときに行け!!! 店入るより金かから
もっとみるワイヤレスイヤフォンを買うと「音楽を聴く行為に対する手間」がかなり削減されるので音楽を聴くようになる。良い。