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私のポートレートの撮り方

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我流でやってきた私のポートレート、ヌードに対する愛と技術のエッセイに、写真作品を付けています。
運営しているクリエイター

#ポートレート

自己満足ポトレは撮らない。

自己満足ポトレは撮らない。

CanonEOSR8
RF50mm
f3.2
1/250
+0.7
ISO-100

◆モデルさんが人気になるように撮る。
◆モデルさんの顔が分かる。
◆だけどアイドルとかのグラビア写真じゃない。
◆ひと目見て、どんな写真か分かる。
◆レタッチはほとんどしない。
◆ロケ現場で勝負。
◆肉眼で見た色に近い色にする。
◆リアルに見られるポーズ、姿。
◆ナチュラル。

こちらはヌード多め。よろしくお願い

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ポートレート撮影は趣味や遊びではありません

ポートレート撮影は趣味や遊びではありません



【会社勤めはきちんとする。連絡事項は怠らないし、病気以外では休まない。無断欠勤しないし、辞める時は事前に相談して、自分の仕事を終わらせるか引き継がせて辞める。社内恋愛しても公私混同しない。彼氏とLINEをしながら仕事はしない。……ところが】

事務職やサービス業の営業などと違うポートレート撮影になると、女の子たちは適当になる。
モデルさんの中に、ポートレート撮影を軽視している女性が多い。遊び

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アート作品展、専属モデルさんを試し撮りしてきた。

アート作品展、専属モデルさんを試し撮りしてきた。

Hachiこと八田員成氏の芸術作品切り絵アートと私のヌード写真を融合させた『きりあと』作品展示会のモデルさんを募集したら、問い合わせが数件あり、そのうちの一人で一番熱意があった女性をポートレート撮影してきました。
最終的にはヌード撮影です。

最初に面接した時にメイクが濃かったし、彼女のインスタもシュールで派手。
私の作風は、

‥‥こんなのだし笑、彼女も私のインスタを見て、「清楚」「キラキラ」「

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撮影マナーを無視してまで、完璧なポートレートを撮影したいの?

撮影マナーを無視してまで、完璧なポートレートを撮影したいの?

◆カバー写真。屋内スタジオでレフ版使用。目に綺麗なアイキャッチが入っている。

私は15年前にプロカメラマンとして活動していた。
芸能プロの宣材撮影はもちろん、グラドルのロケ撮影、アイドルオーディションの審査員もしていた。
その平成の頃は、例えば田舎の線路内に入って撮影した写真を見せてもクレームはなかった。
今、その古い写真をインスタに載せたら通報殺到だろう。
平成は観光地でレフ版を出しても、日中

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振り袖はこんなに美しい

振り袖はこんなに美しい

グラビアアイドル、西永彩奈さんの少人数の振り袖撮影会に参加してきました。
百川晴香さん、繋がりです。
「わたしではなく、晴香を好きな人がきました」
と、いじられました笑

【西永彩奈さんのインスタグラム】

振り袖の撮影は、若い頃にガールフレンドを適当に撮影した事があるけど、良いカメラで真面目に撮影したのは初めてで、しかも、西永彩奈さんはプロだから、髪飾りも完璧に仕上げてきました。

振り袖はもち

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おじさんカメラマンは綺麗なポトレは撮れない、と男のカメラマンたちが女子に媚びた話をしているトラブル。

おじさんカメラマンは綺麗なポトレは撮れない、と男のカメラマンたちが女子に媚びた話をしているトラブル。

すみませんねえ。こんな写真しか撮れなくて。

そんなおじさんたちに混ざって、こんな写真しか撮れなくて、すみませんねえ。

いいか、ケンカを売ってきた以上、納得のいく説明をしなさい。

おまえはただ、素人女子モデルにモテたいだけだろ。

インスタがやっているThreadsで、さかんにカメラマンの悪口が流れてくるから、うんざりしていた。
女子モデルが「セクハラを受けた」という話は昔からよく見かける怒り

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布バックの撮影会

布バックの撮影会

アイドルの百川晴香さんは、撮影会はあまりしなくて、今回はファンのリクエストで急に開催された地味な撮影会。
百川晴香さんがライブが終わった後のなんと夜。
終電を気にしながら撮影してた人が何人もいた。

スタジオもこんな感じなのを知っていたから、行くか迷っていたけど、晴香さんが私の写真を褒めちぎるから、行くことにした。(営業負け笑)
『だけど布バックじゃなあ。好きなポーズだけやってもらって帰ろう』

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近代麻雀水着撮影会~大規模撮影会で単焦点レンズだけは無理だった(笑)

近代麻雀水着撮影会~大規模撮影会で単焦点レンズだけは無理だった(笑)

生まれて初めての大規模水着撮影会。

囲み撮影で、モデルさんが目線を順番に『推し』の男たちに回す。

一ヶ月くらい前、百川晴香さんに「撮影会ないの?」と聞いたら、「んー、近代かな」。

近代?

あー、埼玉で中止にされたあれか。大規模撮影会は未経験だし、興味ないな。
皆、同じ写真になるからね。

とはいえ、写真友達も来るし、百川晴香さんにも聞いたわけだし、行く事にした。

だが、こちらにも元プロの

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ポートレートはロケ地だよ。腕は関係ない。

ポートレートはロケ地だよ。腕は関係ない。



【見てもらいたいなら市場規模を考える】

例えば、ゴキブリの写真を見たい人はいない。

その市場規模が小さい。
ようは『人口』のことだ。

ゴキブリ写真を見たい人はその研究者か害虫マニアしかいなく、市場規模は僅か。
逆に、美しい鳥を見たい人は多い。前者が100人だとしたら、後者は100万人かも知れない。
すべての写真作品に言える事だが、プロとして、またはプロのように売りたいなら、まずはそこを考

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写真家のミューズを考える

写真家のミューズを考える

【カバー写真・撮影 山宮健(里中李生)】

『ミューズ』とは女神の事だが、人物を描く芸術家のモデルになる女性のこともミューズと呼ぶ。
特に、その芸術家の恋人、妻、愛人、妹などが積極的にヌードなどになり、尊敬する男性芸術家の作品創りのために人生をかけるほどの女を彼らは、作品を創りながら彼女らを愛し、「私のミューズ」と思っている。

平成の時代、荒木経惟という有名な写真家がいた。
同年代の篠山紀信と対

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ポートレートに必要なレンズは?プロに騙されるな

ポートレートに必要なレンズは?プロに騙されるな

私がプロ写真家として活動していた頃、レンズは200mm超を除いてすべて持っていた。
たまに風景を撮るから広角レンズも。
70~200mmの大三元も含め、マクロの100mm(micronikkor105mm)、85mm、50mm、35mm、150mm前後。それぞれカメラメーカーは違うが、10本は持っていた。

だが、ポートレートやヌード撮影で使うのは、あくまでも私の場合は50mmがほとんどで、前後の

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私が愛した私のポートレート作品

私が愛した私のポートレート作品

◆過去の有料記事に載せた作品が含まれます。

フィルム時代、最近のデジタル写真を含めた厳選10枚です。とても絞るのに苦労しました。一枚、一枚に解説、撮影エピソードがあります。
【10枚では収まらないので、足していく事にしました】

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こだわりの構図『ポートレートでの立体感、動き』

こだわりの構図『ポートレートでの立体感、動き』

いつでも、『空間』を作れる構図が見つかるわけではないけど、私がずっとこだわってるポートレートの基本を無視した作品を解説します。

太陽の光が出てくるまで、ずっとモデルさんがここに座って待っていた。それくらい、この構図にこだわった作品。

車から降りたら、すぐに見つけた場所。
真ん中に一度も座らせてない。

これもモデルは手前。光が漏れてたのは一ヶ所だけで、西陽だったからすぐに暗くなった。

カメラ

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なんでこの作品、不人気なのかな

なんでこの作品、不人気なのかな

まあ、不自然さはあるか。水着じゃなくてヌードか着衣が乱れてる方が物語性はあるかも。
一秒くらいのスローシャッターで、モデルさんが息を止めて頑張ってくれたお気に入り。
『いいね!』全然つかないで、作品とモデルさんを汚されたくないから、今回でラスト出品…。

あとでA3くらいにプリントしてみよう。

カメラは、MamiyaRZ67proⅱ。