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#宮下奈都先生

思い惑う、それもいきてるから。読書記録 つぼみ

思い惑う、それもいきてるから。読書記録 つぼみ

読書記録 つぼみ
宮下奈都先生
光文社 2017年

仕事と家庭の両立に悩み、適応障害の治療のため通ったメンタルクリニックで、

好きなことをしてみましょう

と、いわれ10代の頃のように図書館で本を借りることをしています。

さて、前回に続き宮下奈都先生です。宮下奈都さんの文章を読んでいると、「そうそう」と共感できる表現に出会うことがあり、何だか自分の心が軽くなるような気がするのです。

今回の

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静かにもえる炎もあるかもしれない    読書記録 終わらない歌

静かにもえる炎もあるかもしれない    読書記録 終わらない歌

読書記録 終わらない歌
宮下奈都先生、
実業之日本社
2012年

先日、お散歩がてら図書館に行って小説のコーナーを見ていて、 

「そういえば最近、宮下奈都さん読んでないなあ」

と、思い宮下さんのところに行って選んだ本がこの
「終わらない歌」
でした。

宮下奈都さんと、音楽といえば、
「羊と鋼の森」
を思い出しました。これは、ピアノの調律師として成長していく青年の物語でした。

さて、今回の

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読書記録 静かな雨

読書記録 静かな雨

読書記録 静かな雨
宮下奈都先生 著
文藝春秋 2016年

このところまた、小雨が降ったり、眩しい日差しが照りつける日があったり、季節の変わり目を感じさせますね。

みなさんは、雨が好きですか?

私は家にいる日は、窓ぎわから降る雨の中、濡れた木々の枝葉を眺めて、こんな日もあるよね、と思ったりしています。

さて、

今日は、図書館でみつけた、宮下奈都先生のデビュー作、文學界新人賞佳作。「静かな

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読書記録 誰かが足りない

読書記録 誰かが足りない

読書記録 誰かが足りない
宮下奈都さん、双葉社、2011年

題名のなんとなく意味深な感じ、もしやサスペンスかスリラーか、とも思ったけれど、表紙の落ち着いた装丁からまたまた、謎めいて表紙をめくってみました。

これは、読書の記録です。本の主要な登場人物やアウトライン的な物語の展開の手前の概略までを書いています。

また後から自分で読んだ時に、「あー、そうだった」と思いだすためです。

◎あらすじ

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読書記録 神さまたちの遊ぶ庭

読書記録 神さまたちの遊ぶ庭

読書記録 神さまたちの遊ぶ庭
宮下奈都先生著 光文社 2015年

図書館へ行き、ゆっくり本を選びたかったけれど、その後の予定がおしているので、急いで、本棚から宮下奈都先生の本をいつものように、題名と装丁で選んで借りてきました。

急いで選んだ割には、じわじわとくる読後感がある。やっぱり宮下先生です。

◎あらすじというか要約
宮下奈都先生一家の山村留学のエッセイです。

宮下奈都先生は、ニ男一女

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