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京大教授が語る最新の「ヤバい日本の未来予測」:何もしない政治家たち

「日本は気候変動への取り組みよりも重視するべきことがある」


そう思わないでしょうか?


現在、世界中で気候変動に対する取り組みが加速しており、日本も例外ではありません。


街を歩けば、SDGsと書かれた電車や、EV(電気自動車)と大きく書かれたトラックが目に付きます。また、多くの企業のIR資料には「私たちは気候変動の問題を常に意識しており、こんな取り組みをしている」といったアピールも盛んです。


もちろん、これらの問題に取り組むことは重要です。


しかし、日本にはもっと緊急に取り組むべき問題があります。言うまでもなく、少子化問題です。


この分野で著名な京都大学の森知也教授は日本の少子化問題についてこのように語っています:


人口1億2,400万人のうち29.1%が65歳以上の島国である日本が直面している最も差し迫った問題は、急速な高齢化と人口減少であり、その緊急性と将来への影響は過小評価されている。


改めて日本の少子化高齢化には驚かされますが、現在もう既に日本の人口の約30%が65歳以上なのです。


頭がくらくらしてくるような悪夢のような話ですよね。すでに絶望としか表現できません。ここから更に悪化していくとは。。。。。


なんか凄いですよね(笑)


この数字を見ると、日本の将来の経済は非常に厳しい状況にあることがわかります。


新しい発明や事業を開拓して国を引っ張っていくのは、いつの時代も若い人たちだからです。しかし、その若い人たちが減少するということは、働き手の不足を意味し、


さらに問題なのは、高齢者が増えることで、若者の新しい挑戦を阻む要因が増えるという事です。


日本では年長者が敬われ、引退せずにその業界に居続けることが多いです。政治家や企業のトップなど、衰えてもいつまでもあぐらをかいて座っています。


厄介なのは老人たちが座っている椅子というのがどうも居心地が快適みたく、その椅子を若者に譲ろうとせずに、椅子が奪われそうになるや否や権力を行使して妨害工作をしてくることです。


ただでさえ若者の働き手が少ないにも関わらず、その数少ない若者が成長する機会を奪われている現実があります。


これは若者が国を引っ張り、国として成長させる機会を奪っているとも言えます。


***


そして森教授は日本は気候変動対策を認識して自らの問題として対策をしているのに、それよりもっと重要な人口減少については全く対策が講じられていないとも主張しています。


これについて、あなたも強く実感している事でしょう。


私にはどうも日本の気候変動対策の熱心な取り組みに魅せている動きは、少子化問題に対する取り組みを避ける言い訳のように見えるのです。


「私たちは日本の問題よりもさらに重要な世界中の未来を思って、気候変動対策に熱心に取り組んでいる。まずはこの問題を解決してからだ」


という姿勢が、感じられるのです。


気候変動対策は、庶民に対して対策をしているとアピールすることが可能です。EV自動車の利用やSDGsの掲示、二酸化炭素削減への注力など、見た目で分かりやすい対策が多いです。


企業でも「昨年よりも二酸化炭素排出を〇%削減した」といった実績を掲ゲげる事が最近では多いですが、これも管理方法を今までと少し変えるだけで達成可能なことでもあります。


しかし、少子高齢化の対策はそう簡単にはいきません。これは本当に難しい問題です。誤魔化したアピールはできません。


私には結果がはっきりとわかるこの問題を避け、よりアピールしやすい気候変動対策に注力しているようにしか見えません。


では、このまま少子化の問題から逃げ続けると、日本の未来はどうなるのでしょうか?


森教授のシミュレーションによれば日本は急速な高齢化と少子化の影響を受け、将来的に多くの都市が消滅する危機に直面しており、いずれは日本の都市の半数が消滅する可能性があると予測されています。


具体的にどのような都市が消滅の危機に瀕しているのでしょうか?


森教授によると、消滅する都市は特に以下の地域に集中しています:

・東海道地域(東海地方から関東地方):

三重県から茨城県に至る地域では、新幹線網や東海道・山陽自動車道から外れた多くの地域で、10万人規模の都市が消滅する可能性があります。

・山陽道地域(中国地方):

瀬戸内海沿いの兵庫県から山口県に至る地域も、同様に新幹線や主要自動車道から外れた都市で消滅の危機があります。

・東北地方北部:

東京以東、特に東北地方北部では新幹線沿線でも都市が淘汰され、主要都市で成長傾向を維持できるのは仙台市だけとなる可能性があります。しかし、東京と青森を結ぶ東北新幹線を支えるのが難しいほど人口が減少すれば、それすらま危うくなるそうです。


そして、すでに大きく衰退している都市もいくつか存在います。これらの都市が消滅してしまうと、日本の文化や歴史が失われる可能性があります。


最近、私はテレビで人口減少の影響により数百年受け継がれてきた催しが、次の若い世代がいない事で幕を閉じざるを得なくなった例を見ました。


こうした例はこれからも増え続けていくでしょう。


***


伝統行事という概念的な物だけではなく、歴史建造物なども管理する人間がいなくなったり、その都市の資金不足により取り壊しというのもあるんじゃないでしょうか。


こういった資金なら国全体で捻出すればいいのでは、と思うかもしれませんが、


ただでさえ若者の働き手が少なく、それよりも多い老人の生活を支えるので精一杯な状態で経済的にも低迷していく中で、あれもこれも資金を出して維持するというのは難しいでしょう。


まあでも江戸時代なんかは人口3000万人でもやっていけたから何だかんだ大丈夫だろうという意見もあるかもしれません。


これもはるかに難しい問題で、現在私たちが住んでいる日本のインフラは3000万人の人口を想定して作られているものではありません。


こうしたインフラを取り壊すのにも、維持するのにも、放置するにも大きな困難が生じます。


なので、人口がこのまま減っていってしまうと今まで自分たちを支えてきたシステムが大きな牙を剥いて襲いかかったくることにもなります。


今すぐに対策をしなければならない問題ですが、日本の政治家は老人たちで占められており、投票も老人たちで占められています。


こういった危機的な状況なのにも関わらず先陣を切っているのが頭の硬い人たちであるため、私にはこれ以上ないほど絶望的としか思えません。


移民を受け入れたところで、ジョニーソマリのような日本の文化に理解のない人たちが内部から崩壊させるだけのようにも思えます。


あなたは改めて、この少子化の問題をどう思いますか?


私には若い人たちが子供を産ませるという問題そのものよりも、政治家などで高齢者がいつまでも上に座って妨害をしてくる方が厄介に感じます。


いい対策をいくら思いついても潰されてしまうのですから。


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