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現代社会で変化するオンラインとオフラインの形 / 服飾史から考える店舗と販売の関係
2020年から始まったコロナ禍の中、人と人が非接触で生活することを余儀なくされ、店舗は休業をするという、かつてない事が現実となってしまった。百貨店や商業施設にとって、死活問題の大きな課題である。今まで「店舗にお客様が来店して、販売員が接客する」この形式に何の疑問を持たずに我々は脈々と続けてきたわけだが、このコロナ禍でファッション販売を継続するためには強制的にオンラインを活用する事以外に選択肢はなか
もっとみる過去の振り返り記事 / ファッションとデジタルを学ぶ服飾学生として日経新聞社に取材されました!
杉野服飾大学の流通イノベーションコースは2016年に新規コースとして新設され、すでに3回卒業生を出しています。当初は新しいファッションビジネスの学びとは?と悩んで「商学系」で進もうかと元上司と相談しておりました。しかし、2017年に4年の科目を最終決定する中で、時代は「ファッションとテクノロジーだ!」と合意して、コースコンセプトをEコマース、SNS、デジタル系を学ぶファッションビジネスに決めました
もっとみる未来に生きていくための知識と教養/服飾大学で学び社会で働くこと #自分にとって大切なこと
大学生を取り巻く社会状況・家庭状況の変化私は杉野服飾大学というファッションを専門とする大学で教員として勤務している。私自身もアパレルメーカー勤務経験があり、大学院に進学後に非常勤講師を10年経験。その後専任教員として7年目になろうとしている。専任教員になって数年後、新設さればかりのコース主任となった。最初に新しいコースを選んでくれた学生はわずか10人だった。既存のステレオタイプのところには行きたく
もっとみるファッションをインフルエンサーで売る~日本と中国との比較~ #インフルエンサーで売る時代は続くのか
以前はファッションブロガーという言い方が流行った時期もありましたが、最近ではインフルエンサーという言葉が定着しています。インフルエンスという語源からも「影響力がある人」となりますが、ではどういう人がインフルエンサーなのかという定義は難しく、多くがSNSのフォロワー数などで判断されるわけです。特にファッションの世界では、インフルエンサーがお勧めすることで購買に直接繋がるので、重要な顧客との接点になり
もっとみる「私が現場の実務家教員とのネットワークを重視するわけ」ファッションビジネスの教育現場から #会社員先生に期待すること
私は現在大学教員という立場ですが、そんな人生を歩むとは夢にも思っていなかった!というのが正直な気持ちです。一般大学の4年生のとき、大手広告企業でバイトしている中、会社って面白いな!と初めて気づき、そこから就活を始めたという遅いスタートでした。当時は女性が長く働ける場というのは教師しかないと思っていて、中高教員免許(社会科)だけは取得していたのですが、実は「学校より面白い職場がある!」と知りました。
もっとみる「杉野生のファッションと日常」マガジンのご挨拶
初めまして。杉野服飾大学ファッションビジネス・流通イノベーションコース主任の五月女由紀子です。
私のコース学生で10月からnoteを書き始めました。
「杉野生のファッションと日常」
https://note.com/ryutu_innovation/m/m40614dc637c0
今年はコロナ禍の中、なかなかリアルに対面できないことで、高校生が大学で校舎や学生を見たり話すことができない、体