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「話す」「書く」それぞれのよさ

カウンセリング・コーチングを複数受けたりやったりしてきた中で、一通り「話す」「書く」をどちらの視点からも経験しました。
そのため、実際に行った中で感じたそれぞれのよさ・むずかしさを少しずつ共有できればなと思います。

受ける側としての「話す」

「話す」セッションでは、話した内容そのもの以外のものも伝えられることがよさになります。
なんとなく空気感で相手に伝えられるような安心感や、言葉につまった時に助け船を出してもらえたりアプローチを変えてみたりを言わなくてもしてもらえること、また相手の声を聴けることもあり、わかってもらえている実感が増します。

向いている人:初めての人と話すことにある程度抵抗感が少ない人、言葉にうまくできないものを伝えたい人
メリット:書かなくていいので面倒じゃない、声や表情から感情を汲み取ってもらいやすい、空気感でわかってもらえるような安心感がある
デメリット:セッションの内容を見返せない(内容をまとめて送ってもらえることもありますが、実際のやりとり"そのもの"を見返すことはできない)

受ける側としての「書く」

「書く」セッションでは、書いた内容そのものに深くフォーカスをあてられることがよさになります。
どうしても初めての人と話すことは抵抗感が強いことも多いし、話すより書いた方が伝えたいことを伝えやすい人もいるかと思うので、書くやりとりの方が安心できる人はこちらが取り組みやすいです。
人の声を聴くとかえって印象が変わって嫌だということもあるので、こちらの方が事前情報とのギャップが少なく、都合がいいこともあります。

向いている人:初めての人と話すことにかなり抵抗感がある人、書く方が自分の考えを表現できると感じる人
メリット:話さなくていいので伝えたいことを伝えやすい、後から実際のやりとりを見返せる、落ち着いて考えられる、テーマにしたい内容を事前にまとめておける
デメリット:感情を汲み取ってもらいにくい、だんだん打ち込むのが面倒になってきがち

やる側としての「話す」

ここまで書いてきたように「話す」方が圧倒的に情報量が多いので、より効果的に進めやすいと感じました。
話してもらった内容そのものに加え、声のトーンや言葉の間合い・表情などを適時に反映していけるのは、「話す」ことの強みでありよさだなと思います。

やる側としての「書く」

やる側のもつ素質の問題もありますが、個人的にはより深く考えながら進めていけると感じました。
文字情報にフォーカスする分、その中から切り取りたい部分、より効果的に進めるために必要な部分に切り込んでいけるなと思っています。

最後に

どちらもそれぞれよさがあるし、最終的には自分が一番安心できる方法を選んでもらえたらいいなと思います。
私自身は、受ける側としては初対面の人と話すのは抵抗感が強かったので、初めての時に「書く」方の選択肢があったらハードルがより下がったかなと感じつつ、慣れてきたら「話す」方がやりやすかったです。
最初に内容を伝えるには「書く」方はやりやすかったのですが、やりとりが進んでいく中で次第に書くのが面倒になってきてしまうこともありました、、
受けてみたいけどどうしようかなと思ったら、まずは抵抗感が少ない方がおすすめです。
それぞれのよさを知ることで、受けてみたいと思った時から実際に試してみるまでのハードルが少しでも低くなればいいなと思います。

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