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生きづらさを減らす

僕はLGBTQのTであるトランスジェンダー。生まれた時の性別の女から心の性別である男に戸籍を変えて生きている。鈴木優希 1980年生まれ。

生きづらさと共に生きてきた人生。

心と体の性が違う僕は物心ついてからずっと「生きづらさ」と共に生きてきた。

何をやるにもついて回る男女の区別。

家族にも打ち明けることが出来なかったから、毎日毎日一人で悩んだけれどどうにもならない現実。
思春期になると周りは「恋愛真っ只中」僕だけ置いてきぼりの気分だった。
この頃が生きづらさの最高潮だった。

心の限界を迎えた20歳を過ぎてから、心の性別に身体を合わせる治療を始めた。
名前も英理子から優希に変更。
子宮卵巣の摘出、胸の膨らみを取り、男性ホルモンを投与。日本のガイドラインに沿った治療を経て、戸籍がやっと「男」になった。

こうして自力で生まれ持ったセクシャリティによる生きづらさを減らした。

ただ、それで終わらないのが人生だった。

性同一性障害というセクシャリティの問題は僕の人生についてきたおまけであり、生きていく上でのそれぞれはついて回り消えることはないことを知ることとなる。

人間関係、仕事、お金、恋愛、家族、病気などなど…日々起きる悩みがまた新たな生きづらさを生む。

心の不調に気付け!

悩む事こそ生きること。それも一理あるけれど、心の不調ほど怖いものはない。
悩み、ストレスから何かを得られるなら、それが一番。気合と根性で越えて強くなれ!

ただ、もしも精神を病んでしまうようなら迷わずそこから逃げよう。
逃げるという表現よりも「環境を変える」ススメ。

僕は高校も中退。バイトも仕事もろくに続かなかった。いくら頑張ろうと思っても、上手くやれない人間付き合い。発揮できない労働力。
学校や職場で上手く出来ない自分は、将来を悲観しグレて拗ねた。
今思うと世界はもっと広くて、そんな小さなコミュニティーが人生の全てだともがいていた自分を愚かだとおもうけれど、その時の自分は今のこの場所で上手く出来ない自分=終了。

すべてがそんな想いで一杯だった。

現にそれから自分なりに考えて「自分が輝ける場所」を探した。沢山の挫折を繰り返しながらこの街、この仕事に辿り着いた。

今僕は、地元名古屋の繁華街錦三丁目で同じLGBTQの子たちを集めてオナベバーVenusとレズビアンバーWを経営している。

環境を変えてやっと自分らしく生きられる場所を見つけた。

絶対に誰でも居場所はある。輝ける場所がある。今がそうじゃないと思うのならまだ出会っていないだけ。その場所で病んでいる時間がもったいないし、心がかわいそう。

合わない人とはどう頑張っても合わない。嫌いな人、苦手な人と無理して付き合っている暇はない。自分の人生を生きよう。

デジタルデトックス

Tik TokやYouTube、そしてこのnoteとSNSフル活用して発信している僕が言うのもなんだけど、心が不調な時にはデジタルデトックスをしてみて欲しい。

「人と比べるから辛い」

自分の事だけを気にしていると驚くほどに楽になる。
人が何してようと何を言われても関係ない世界。

自分の人生を生きる!
携帯から少し離れるだけで、そんな当たり前でとっても大切な事を思い出すことが出来る。

ちょっと疲れたなと思ったら、身体を休めることはもちろん、SNSも休んでみて欲しい。そしてまた元気な時はどんどん発信したらいい。

SNSと上手く付き合っていくことが生きやすさに繋がる。

TikTok・YouTubeも公開中!
「オナベバー Venus」で検索を。


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鈴木優希のセミナー活動関連のお知らせ、性同一性障害のお子様を持つ親御さんへのメッセージなどLGBTについてのコンテンツを掲載しているオフィシャルサイトもご覧いただけたら嬉しいです。そしてコメントもお気軽にお待ちしています。














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