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スターシードと物語

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異世界よりの転生スターシードだった者 地に降り立ち武術を成す -Kindle-

異世界よりの転生スターシードだった者 地に降り立ち武術を成す -Kindle-

『異世界よりの転生スターシードだった者 地に降り立ち武術を成す』
Kindle小説発売!

異世界より転生した僕
スターシードとしての記憶を得て武術と人生を刻んでいく
世界は幸福と生の間にある

=====

【降り立つ】

それは、地に降り立つと
肉体を得た

それを使うのは自由である
拳を放ち
生を成す

【路上】

路上にいた

意識はしっかりしている

ただ、見えている世界が違う

一人

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エナジスト フォワードの軌跡

エナジスト フォワードの軌跡

記憶を持った子どもたちが生まれ始め何年がたつだろう
2045年
予測されていたシンギュラリティは指数関数的な進化で予測を遥かに超えた速度で進んだ。

それでも、予測の名残から世界ではAIの台頭を祝う祭りが行われていた。

子どもたちは
過去を語る

中国の史実
ネイティブ・アメリカンの原始呪術
近代日本の戦後

星の記憶

その中でも
未来の記憶を語る子どもたち
【フォワード】
と呼ばれパラレル宇

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森人との約束

木が揺れている

遠くに見える樹が
 揺れている

ザワザワ

ギシギシ

聴こえるはずの無い音が聴こえる

その揺れを見ると
思い出す

あの女(ひと)

強きひと
 そして
  弱きひと

人は多くの自分を持つ

あの時は

剣を持つ武人

雄叫びが
 森に響くと
  木々が揺れる
草木に風が這う
 風が鳴く

守り人

剣には多くの血が流れた時がある

彼は
 その時を思う時
  心に風が吹

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いくつかの時と、いくつかの弟子たち

いくつかの時と、いくつかの弟子たち

師匠!師匠!
これ見てくださいよ!

その少年は家に飛び込んでくると
嬉しそうに私に話しかける

彼と出会って何年になるだろう

道端で眠る彼に
食べ歩きの残りを渡してから
彼との縁は始まった

いや

どこか遠くでも、、

その時は少女だった

少女は、いつも私の仕事を見ていた
幼い顔はいずれ整った細身の面影を有し

「師匠」

と呼ぶ

何度出会っているのだろう

我が苦悩も

我が喜びも

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水色だったころ

水色だったころ

わたしは
 水色の世界にいる

眠りについた
 わたしは

遠き時
 その場所にいた

その水色は
 風のようであり
  ゼリーのようでもあり

甘い香りがした

わたしは、いつも満足げ

わたしは、いつも幸せ

そこにいる

ある時

赤い一滴

それは、少しずつ世界に広がる

また、一滴

それは、わたしに集まり

新たな肉体と言うものを作り始めた

それが出来上がるころ

わたしは、水色の世

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赤き花は、時の言葉を紡ぐ

赤き花は、時の言葉を紡ぐ

一言紡ぐ、言葉(ことのは)の
 甘き夢見る、このうつつ

多くの時巡りて、ここに立つ

冬が終わり
春がはじまりの日
赤き花

その花はこれから咲き誇る
 愛の日々をささやくように
  この部屋で咲いていた

いつものように
 圧縮された
  時の言葉を話していた

その部屋に
 馴染みの一人が女性を連れてきた

その声は
 風に舞う花びらのように
  部屋に広がる

彼女と話した瞬間
 脳に響き

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エナジストR76 母船との接続

エナジストR76 母船との接続

母船の中は大騒ぎだ
見えていたとは言え
地球人が自分たちにコンタクトしてくる

チャネラーと言われる地球人たちは
多くの時代で、その繋がりを持っていた

ただ、それは小さなコミュニティや
感覚的に優れた個人に限られていた

2022年
地球にエナジストが現れ
シンギュラリティにより

コンピュータと
スピリチュアルが融合し始めた時代

彼らはエナジストと呼ばれ
多くのエネルギーを扱うようになってき

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【出版】運命の甘い毒:運命は甘く、毒のように心を焼く。時を越えた愛の物語。星の世界を紡ぐ。

【出版】運命の甘い毒:運命は甘く、毒のように心を焼く。時を越えた愛の物語。星の世界を紡ぐ。

Kindle電子書籍より3作目 本日出版しました!
さらに自信作です(^^ ご購入おねがいします!!

運命は甘く、毒のように心を焼く
時を越えた愛の物語
星の世界を紡ぐ

地球に生まれ落ちた人々の
心と思い出の物語

スターシードと呼ばれる人々
スピリットメイト
ソウルメイト
ツインレイ

転生の湖に落ちた
その時から
その心を紡ぐ

77の詩と物語

★★★ 目次 ★★★

【はじめに】
青い

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ガイドとしての自分

ワシは、多くの人をガイドしてきた
その人に必要な
言葉と
試練と
可能性を伝えて

ワシにとって
彼女たちは
灯火だ

暗き道を
彼女たちの魂の光が照らす

ワシはその先を見て
道を伝える

時に
ワシが行きたい場所がどこなのか?
と思う

ワシが行きたい場所は
彼女たちを導いた先にある

そう感じる

彼女たちの魂の炎は
ワシをも導いていたのだ

それゆえに
ワシ自身は、やりたい事がなく

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エナジスト2022F

エナジスト2022F

激しく揺れるカプセルの中で、歯を食いしばり
僕は大気圏突入中だ

なんでこんな??
何度も頭で、この言葉が鳴り響く
答えなど無い
今ある現実を受け入れなければ、僕は死ぬ

僕の直感はナノマシーンに強化されて
複数の未来を予見し
選択を促してくる

半世紀前シンギュラリティによりAIは多くの答えを出し始めた
それと同時に、精神性、霊性の面でも収穫加速の法則が結果を出し始めた
世に言う「第1次スピリチ

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雷精と金精

雷光が走る

その光から生まれる

雷精は姿を表した

人の中にあり
雲の中にあり

わたしは多くの存在の中にいる

なぜここに現れた

なぜこの様な形を成した

雷精は男の姿をしていた

==

鋳造され、鉄床で打たれ
火花が散る

剣として生まれ

その火花が散る毎に感じている

なにかとして生まれる

その火花は
金属の炎から生まれた

金精

人の世に多く広がり
戦いの中に
血の中に
わた

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青い星にたわむれる

青い星にたわむれる

二人が舞い降りた土地は
青い空と、青い大地が広がっていた

その土地はまだ人がおらず、生命もわずか
荒涼とした地平が遠く広がる
だが、その風景は息を呑む美しさがある

この地に生命を育む

その為に二人はいた

二人の姿は
水色のどこまでも透明に輝く
その中にハートが
ひとつずつ
キラキラと輝いている

ひとりは、深い空を思わせる中に黄や金輝き

ひとりは、少し緑がかった縁に水が流れるような輝き

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人の流れ、神の流れ

その山には神がいた。
今は移ったと思われていた。

今もそこにいる。
山の流れは変わらない。

彼らは、言葉を持たず流れの中にいる。
わずかに、そこを感じる者に言葉を求める。

ある女が麓にいた。
彼女は悩みがあり、そこに流れの止まりがあった。

今日、その滞りは晴れた。
山の神と共に在ることを選び、共に生きることを選んだ。

その先にある風景は、まだ見えてはいない。
だが、その先にある流れに

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言葉を紡ぎ、時を見る女

「今回は女だ」

最初の記憶は、この言葉

小さい頃から感じていた、知っていた

学生になる頃には忘れていた。

昨日、また聞こえた。

何を意味しているのだろう
確かに、わたしは女だ
何も不思議ではない

なぜ「今回は」が付くのか

最近、変わった事と言えば
タロットを引くようになった

カードを引くことは
人の人生に触れること

カードを引くことは
人の光に
人の影に
触れること

ある日

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