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中学2年生と一緒に投資に取り組んだ結果、投資の〇〇を知った

家庭で中学2年生の長男と「運用する」という金融教育の学習カテゴリーに取り組み、早4カ月が経った。いざ家庭で金融教育に取り組むと学習がどんどん進むと強く感じる。

【積立投資と現在の実績】

実際に「運用する」取り組みの中で長男は毎週金曜日に300円ずつ2つの投資信託に積み立て投資している。現在彼の資産は9000円以上になり、運用実績はプラスとなっている。

また、私は1000円/日を複数の投資信託に積み立てている。私の実績もプラスである。

【マイナスに転じている投資信託】

親子でプラスの運用実績にはなっているものの、一時のようなプラスの勢いはなく、むしろプラスの実績も下降気味なのが、現在の実績と言ったところだ。

長男が運用に取り組んだのは今年になってからだが、私は昨年4月から取り組んでおり、昨年4月~12月までのプラスの勢いは凄かった。10万円程度の積立高で1万円以上のプラス評価となっていたのである。

しかし今はアメリカの金融政策と戦争の影響を受け、辛うじてプラス評価を維持している状況であり、評価額が右肩上がりで上がっているという状況ではない。

また長男の方はアメリカの金融政策の発表とロシア・ウクライナ戦争の社会情勢の影響で彼の資産評価は一時、マイナス評価となっていた。

【投資信託の価値が下がる】

このような状況の中、我々は「運用する」事を学習しているので、どのような対応が良いのか考えることとなった。

そこでYouTubeなどで投資信託について意見を発信してる動画を見ると、一つの意見として「価値が下がっている今は買い増しの時」という考え方があることを知った。また逆に価値が下がっているときは「損切り」するという考え方があり、「今以上の損を出さないように勇気を持って手放す」という考え方があることも知ったのだ。

以前の記事損している株に増資する???でも書いたが、我々は「運用する」事を学習している状態である。積立額も小さく、損も大した金額ではない。そのため、「損切り」の為に売却するという考え方は今はしなくても良いこととなっている。

しかし、この「評価額が下がった時はむしろ「買い増し」の機会である」という考え方に触れたとき、「相場をただ眺めているだけ」では逆に「将来の利益を失う機会」となる可能性があるという事が分かってきた。

【相場の動きはチャンス】

この考え方に触れたとき、「投資はなんて奥が深いのか」という事を知ることとなった。

「評価額が下がったときは買い増しのチャンス」と言えば聞こえは良いが、実際に投資信託を保有していると、どんどん価値が下がる投資信託を見ていて、それが「買いのチャンス」と捉える事はなかなか難しい。

そもそも市場の評価が下がっているから投資信託そのものの価値が下がるわけで、市場が価値が高いと考えているのであれば、そもそも投資信託の価値は下がらない。

投資初心者の我々にはそのように見えてしまう。

しかし、YouTuberの動画を参考にすると、少し乱暴な表現方法にはなるが、「金融政策」と「戦争」で評価が下がるのであれば、それは投資信託の本質的な価値の下落ではないという事なのである。「外部の影響による価値の下落」という事なのだ。

そして、YouTuberの言葉を借りれば、株式市場にマイナスの金融政策があればプラスの金融政策が存在しており、さらには終わらない戦争は無いということから、戦争が終わり、金融政策が株式市場にとって有利に働くタイミングが来た時に資産を大きく増やすには、このような外部の影響によって評価額が下がった投資信託はむしろ「買い増し」ておくことが今取り組むべき事であるというのだ。

自分が選択している投資信託の評価額がうなぎ上りで上がっていた昨年の運用期間を経験した者として、確かに昨年のような状況が今後また来る事が間違いないことであれば、今の間接的な理由でマイナス評価をつけている投資信託は買い増して置いた方が良いとも考えられるのである。

【では買い増すのか?】

「運用する」事はやはり学習体験であり、判断力を養う取り組みでもある。

私が参考にしたYouTuberの意見を参考にするか否かは結局のところ私に委ねられているのだ。

以前の記事損している株に増資する???でも書いたように最終的には買い増しの判断を行った。本質的な価値ではなく、外部的な要因によって一時的に評価額がマイナスとなっていると判断した投資信託に関しては、今までの2倍の金額を積立投資することにしたのだ。

【長期的な視点を持つ】

この一連の経験を通じて、「運用する」事は様々な角度で対局を見るという事を学んだ。

実際に投資信託を買ってみると、確かに自分の資産が相場の影響を受け、資産の評価額が上下する。

上がっているときは大した判断は問われないわけだが、下がっている時は「早く上がれー!」と考えたり、「損切り」を判断し、これ以上に「損を広げない」ような対策をとったほうがいいのではないか、と考えたりする。

しかし、「運用する」という事は将来の自分への投資である。よって、短期的な目線で取り組むものではなく、長期的に局面を見ていく必要があることが大切であるという事を学んだのである。

運用に取り組んだ時は確かに短期的な目線で「今日は〇〇円上がった」「この一週間で〇〇円上がった」というような事で一喜一憂していた。

しかし、相場全体が社会情勢の影響を受け、投資信託の評価額が下がり始めたとき、「投資の奥深さ」を知る機会を得ることとなったのである。

【運用の奥深さ】

「運用する」事はもっと単純な取り組みだと思っていた。しかし、長期的な視点に立つと、今まで見えてこなかった事が見えるようになってきた。

私は自分の事を大人だと考え、物事はなんでも長期的な目線で捉えられるようになってきていると考えていたが、「運用する」事に取り組み、実はそんなことは無かった事に気が付いた。

私と長男はまだまだ学習を始めたばかりだが、すでに私が「買い増し」を判断したので、タイミングを見て長男にもこの「長期的に見た場合のマイナス評価」について説明をチャレンジしようと考えている。

家庭で取り組む金融教育を始めた際、長男と「運用する」ことについては単純に「投資信託を積み立てる」程度のことだと考えていたが、評価額が下がったときの対応のような奥深いことを一緒に学ぶことになるなんて考えてもいなかった。

これを座学で取り組むには説明が難しく、私も長男も体力のいるテーマとなっていたと思うが、二人とも実際に「運用」に取り組んでいることで、体験的な学習になる事を期待している。

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