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介護士note

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介護士リーダーとしてリーダーシップやマネジメントの仮説&検証を繰り返してチームを強くする方法を書いています。
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#介護福祉士

17年前の私へ

17年前の私へ

この記事は2分で読めます。
▼音声で聞きたい方はこちら

22歳で介護の世界に入り17年が経ちました。

今でも忘れないあの場面。

社会人として初めての勤め先が特別養護老人ホーム(定員100名)でした。

とある昼食の時。

おばあちゃんが「トイレに行きたいんだけど」とぽつり。

私「わかりました。トイレに行こう」と車いすを押そうとした時だった。

先輩「今はご飯の時間だから。トイレは後ね」

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現在地を共有することって大事よね

現在地を共有することって大事よね

配属先の老健は「入所」「デイケア」「居宅支援事業所」「地域包括支援センター」が一つ屋根の下にあります。 #あんちゃん #江口洋介

【結論】
各部署の現在地を共有することで「できる・できないこと」が分かり施設全体の方向性をようやく話し合えるよね
老健の特徴は「リハビリ」があることです。
老健の使い方としたら
・病院に入院して退院先が自宅ではなく、老健を挟んで「リハビリ」をして状態良くして自宅に帰る

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良かれと行動した結果、自分達が苦しむことになるということ

良かれと行動した結果、自分達が苦しむことになるということ

これは今いる施設でリアルタイムで行われていることですが、皆さんの職場でも同じようなことがあるのかなと思います。

所属する施設の早番は7:30〜16:30なのですが、業務には7:10〜7:15から入っています。
異動してきて早々に、就業規則は7:30からなのに7:15から業務に入っているの?とスタッフに聞くと「前々からそうだった」としか答えが返ってきません。
当たり前すぎて誰も「おかしいぞ!」とい

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僕が介護業界から離れない理由

僕が介護業界から離れない理由

【結論】
「これから認知症や要介護者が増え続けていき施設の果たす役割はめちゃんこ重要になるけどサービス提供者である介護に携わるチームがめちゃんこ弱いからこのままではやばいのでチームを強くするために僕は介護業界から離れません」です。 #長い笑 #白よしよし

黒よしよしは「リーダーシップやマネジメントの知識や技術が必要なのにそれを勉強して実践している人は近くにいないからポジションを簡単にとれるので希

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「平等」と「公平」は介護現場に存在するのか

「平等」と「公平」は介護現場に存在するのか

「平等」は見出し画像がまさに‼︎ですよね。

身長に関係なく壁は同じ高さになっているのが「平等」です。
子どもが見やすいように台を置くのが「公平」です。

今回の結論は
全てを平等や公平にすることは出来ないから自分が出来ることに時間を使った方がいいよ

介護現場には年齢、経験年数、資格の有無など様々な人がいます。
同じ人は誰1人としていません。
給与も誰1人同じ人はいません。

所属する会社はキャ

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介護士から見た看護師への違和感

介護士から見た看護師への違和感

まずはじめに看護師さんのことを否定しているわけではありません。という前置きをさせてください。

介護士同士は意見が合うことが多いけど、看護師さんとは意見がぶつかることがあります。
議論は必要です。意見がぶつかるのが嫌というわけではありません。
ただどうしてこうもぶつかるのかな⁈とモヤモヤしていたのを言語化できたので書いていきます。

看護師免許を取得するためには学校に通わなければなりません。そこで

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プレイングマネージャー(介護士)の苦悩を和らげる方法

プレイングマネージャー(介護士)の苦悩を和らげる方法

【プレイングマネージャー=介護士兼管理者】
役職の名前としたら「主任」と呼ばれることが多いかなと思います。

一般職員と同じ介護業務をこなし、悩みを聞き解決に導したり、勤務の管理をしたり、他部署(相談員、看護、事務、リハ、ケアマネ)と調整をしたり、パソコンが動かないとなればあれやこれやしたり…
なんでも任され、「なんとかする」仕事です。

なんか大変だなと思うかもしれませんが、インセンティブ(給与

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モチベーションって上げるものなのか

モチベーションって上げるものなのか

結論は、「モチベーションは高くするのが当たり前だよね」です。

えっ⁉︎そんなこと言ったって気分上がらない日あるじゃないですか〜
プライベートで嫌なことあれば仕事にも引きずるし〜
仕事のパートナーが相性合わない人だとモチベ上がらないじゃないですか〜

こんなところでしょうか(笑)

ここで大好きな1人である「イチロー」の言葉を借ります。
あるインタビューです。

「介護士は高い給料じゃない」の声は

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兵站は怠らないようにしたいよね

兵站は怠らないようにしたいよね

兵站(へいたん)とは

僕の解釈は「最前線にいるチームに物資や力を送り込むこと」です。

最前線で戦っているのに食糧がなくなれば続かなくなってしまいます。
負け戦となってしまいます。

兵站の考えは仕事にも応用できます。

ユニットリーダーAさんは悩んでいます。
リーダーとしてみんなをまとめないといけないと思っています。
ただ、みんなは良い意味で自分達だけで解決する力があります。
リーダーは悩みま

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構想は崩れたけど

構想は崩れたけど

令和4年度の組織図はこれでいこうと意気揚々と新年度がスタートしました。

▼組織図についてはこちら

新年度始まってすぐに、ユニットリーダーAさんから「精神的にきつく、リーダーを続けれません」と相談がありました。

本音は「えーーー!昨年度の結構途中から次年度の組織図はこうがいいよねーって相談しながら進めていったやーん!その時に言ってよー(涙)」です。

ツッコミたいことはよーく分かります。
「ち

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ご機嫌は自分で取る

ご機嫌は自分で取る

人間関係で悩むことありますよね。
「人間関係で何にも問題がない」なんてことは1秒もありません。

相手の機嫌の回復を待っているより、自分で機嫌をコントロールできるようになるほうが良いです。
だって人は変えれないから。

他人同士のイザコザの間に入ることもあれば、我が身がイザコザの渦中にいることあります。

自分の気持ちが楽なのは前者で、渦中にいる時は心がブルブル揺さぶられます。

議論をした結果、

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プレイヤーからマネージャーへ

キングコング西野亮廣さんのVoicyから考えてみました。

Voicyの内容をまとめると

プレイヤーのままだと大きな仕事はできない

年齢を重ねるにつれて体力は落ちてくる

プレイヤー(介護士)からマネージャー(リーダー、主任、管理者、施設長)にシフトチェンジは絶対に必要だなと17年前(25歳の時)から考えてました。

その時(25歳)になぜそのように考えたかといいますと

腰痛があったから

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気持ち良く働くために

気持ち良く働くために

女性職員さんが妊娠しました。
望んでの妊娠です。

おめでたいですよね。

女性職員さんは正職員で早番から夜勤まで全ての勤務をしていました。

これからは母体のことを考え移乗などのケアはやらないようにしていきます。
起床ケアや就寝ケア、入浴ケアはメインでは関わらないようにします。
これは施設としての取り決めとしています。

介護現場としてはその他の職員の「負担が増える」形になります。
余分な人員を

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全員は助けれない?

全員は助けれない?

正職員のA女性職員が妊娠しました、の続きです。
▼この前の記事はこちら

結論は「支えるよーと言う人もいれば、業務が増えるんだよなーと言う人もいて全員の同意を得ることができないよなー」です。

これは自分の力不足なのか、そういうものなのかはわかりません。 #断言した

妊娠した職員さんの立場に寄れば、「業務が増えるんだよな」の人の反感を買ってしまいます。

ここで僕が妊娠した職員さんの立場(かばう

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