スマートフォンの登場。 半ズボンで、青バナ垂らして虫を追っかけてた昭和50年代生まれ。 ドラえもんの世界が来るなんて、やっぱり遠い未来のことだと思ってた。 それがど…
イーロンマスクが日本の人口について発言したら、にわかに人口問題がざわつきはじめた。 今更感はあるが、とても大事なこと。 ってか、国家の存続のためには第一に大事なん…
大学を出て20年あまり。 歩みは早くなかったけれど、 なんとか走り抜けてきた。 振り返れば本当にあっという間で、 なくしてしまった情熱や、 ないがしろにしてしまった大…
絵とか音楽とか、本を読むとか。 そんな栄養が、最近ささる。 何も生み出せはしないのだが。
人生、なんとかなる。 どんなピンチも、なんとかなったからここにいる。 明日もチャレンジしよう。 失敗しても、なんとかなるんだから。 チャレンジもせずに、 グダグダ言…
この国をどうしたいのか、どんな国をつくりたいのか、何にも言わないの。 間違ってでもいいから、国民に何か言って欲しい。
獅子の生 五 美濃境を越えた。 物見の報告では、稲葉山の攻囲を脱した道三が長良川沿いに陣を敷いているという。 その報を聞いて戦場へと駆け付けたが、 劣勢は明らかだ…
獅子の生 四 道三との同盟の果実は確かに在った。 豪族は信長に対して及び腰になり、 信長はその間に着々と銭を蓄え、兵を登用した。 新兵は、信長自らが鍛えに鍛えた。 …
日論の生 三 日吉は駆けた。 正徳寺から転がるようにして、城下へ駆け戻ってきた。 市の井戸につくと、へたりこんでしまった。 腹が突き出るほどに水を飲むと、 そのまま…
日輪の生 二 「むしろは要らんか。むしろは要らんか」 来る日も来る日も売り歩いた。 一軒一軒訪ねてみたり、寺の前に棚を広げて声をあげる日もあった。 日吉のむしろは…
『いつか時が汝を』歴史小説ではない、北方謙三のハードボイルド作品。 いつかの5月の連休に、東海道をひとり旅しながら、電車の中で読んだ。 そんなことを覚えている。 タ…
仲間たちと連れ立って。 遊んであるく、なんでもない夕方。 ふんわりとカレーのにおいが香ってくると、 嬉しくて、駆けてうちに帰って。 もう、そんな光景も、あんなにお…
まだ咲き始め。 あお空が気持ちいい。
獅子の生 三 尾張の内での勢力争いが激化していた。 鳴海城主の山口教継が織田家を裏切り、信長の領内に侵攻してきた。 清州城家老の坂井大膳が、松葉・深田城を占領。 …
獅子の生 二. 寝所に忍んでくる者があった。 影。 そう呼ばれている乱破だ。名は、そこそこ通りはじめている。 「旦那、三河の方の首尾は上々です」 殿と呼ばないことも…
真也@福井吟遊詩人
2022年5月16日 19:05
スマートフォンの登場。半ズボンで、青バナ垂らして虫を追っかけてた昭和50年代生まれ。ドラえもんの世界が来るなんて、やっぱり遠い未来のことだと思ってた。それがどうだ。黒電話は死に絶え、ひとりに一台、夢のような端末が与えられた。なまじパソコンなんかより高性能な端末を、俺らは手のひらで弄んでる。奴らは操作性では一枚まさるが、それも遠くない将来、スマホが克服するだろう。スティーブジョブ
2022年5月9日 16:39
イーロンマスクが日本の人口について発言したら、にわかに人口問題がざわつきはじめた。今更感はあるが、とても大事なこと。ってか、国家の存続のためには第一に大事なんじゃい!有史以来の曲がり角。人口が毎年減る、と言うこと。戦争などの特殊要因で人口が減ることはあっただろうが、今のそれは、構造的な問題と言える。晩婚化、晩産化、あるいは結婚しても子供をつくらない、といった具合だ。これらもさることなが
2022年5月7日 22:07
大学を出て20年あまり。歩みは早くなかったけれど、なんとか走り抜けてきた。振り返れば本当にあっという間で、なくしてしまった情熱や、ないがしろにしてしまった大切な存在。そのすべてに、なんだか涙が、流れる。
2022年4月17日 20:23
絵とか音楽とか、本を読むとか。そんな栄養が、最近ささる。何も生み出せはしないのだが。
2022年4月15日 22:55
人生、なんとかなる。どんなピンチも、なんとかなったからここにいる。明日もチャレンジしよう。失敗しても、なんとかなるんだから。チャレンジもせずに、グダグダ言い訳を並べるのって、いけてない。
2022年4月15日 22:50
この国をどうしたいのか、どんな国をつくりたいのか、何にも言わないの。間違ってでもいいから、国民に何か言って欲しい。
2022年4月5日 20:04
獅子の生五美濃境を越えた。物見の報告では、稲葉山の攻囲を脱した道三が長良川沿いに陣を敷いているという。その報を聞いて戦場へと駆け付けたが、劣勢は明らかだった。義龍は一万八千余、対する道三と信長の軍は二千八百かそこらといったもの。それでも戦線は膠着し、一晩を明かした。朝霧と静寂。靄の隙間から、ふいに義龍方の竹腰道鎮がつっかけた。五百程度。歩兵で、道三の前衛を押すが、すぐに
2022年4月4日 19:23
獅子の生四道三との同盟の果実は確かに在った。豪族は信長に対して及び腰になり、信長はその間に着々と銭を蓄え、兵を登用した。新兵は、信長自らが鍛えに鍛えた。兵達からは、死の調練と言われたが、文字通り、死すれすれまで鍛えあげた。今までよりも、豪族の内乱は幾らか少ないが、治める領地はまだまだ小さい。弱小大名なのだ。ひとりひとりを強くしていく他、生き残る道はない。美濃に不穏の空
2022年4月3日 22:47
日論の生三日吉は駆けた。正徳寺から転がるようにして、城下へ駆け戻ってきた。市の井戸につくと、へたりこんでしまった。腹が突き出るほどに水を飲むと、そのまままた駆けだして、市の知った顔に片っ端から声をかけた。「信長様にお仕えしたい。なんぞ伝手はないか」誰もが顔をそむける。それでも何かないかと食い下がると、槍働きならどうじゃと言う。いくさで手柄を立てれば、信長様ならすぐに重役に
2022年4月3日 19:20
日輪の生二「むしろは要らんか。むしろは要らんか」来る日も来る日も売り歩いた。一軒一軒訪ねてみたり、寺の前に棚を広げて声をあげる日もあった。日吉のむしろは一向に売れない。百姓が、農閑期に細々とやっていたむしろ織り。腰が曲がってもう田へ出られぬおばばばかりを集めて織らせれば、商売になるのではないかと日吉は閃いた。遠江から帰ってからというもの、日吉はいくつか商売を思いついてはやっ
2022年4月2日 20:00
『いつか時が汝を』歴史小説ではない、北方謙三のハードボイルド作品。いつかの5月の連休に、東海道をひとり旅しながら、電車の中で読んだ。そんなことを覚えている。タイトルがとても美しい。いつか時が汝を。響きが美しい言葉は好きだ。
2022年4月2日 18:34
仲間たちと連れ立って。遊んであるく、なんでもない夕方。ふんわりとカレーのにおいが香ってくると、嬉しくて、駆けてうちに帰って。もう、そんな光景も、あんなにおいも、無くなった。母さんとは子供たちは、呼ばない。ママ、らしい。カレーライスは、ご馳走ではないんだって。時代なんて変わるに決まってるけど、消えてゆくものが多くて。さみしい。
2022年4月2日 16:09
不二子ちゃんは、ルパンのことを、屁とも思ってないのだろうか。
2022年4月2日 14:28
まだ咲き始め。あお空が気持ちいい。
2022年4月2日 10:28
獅子の生三尾張の内での勢力争いが激化していた。鳴海城主の山口教継が織田家を裏切り、信長の領内に侵攻してきた。清州城家老の坂井大膳が、松葉・深田城を占領。これは叔父の信光と共に奪還した。信長には財がある。祖父、父と、津島の湊、熱田の湊の物流をしっかりとおさえてきた。それを引き継いだ信長に入る税は、莫大な額となった。それでも、銭には限りがある。このまま内乱が続けば、いつしか新
2022年4月2日 10:08
獅子の生二.寝所に忍んでくる者があった。影。そう呼ばれている乱破だ。名は、そこそこ通りはじめている。「旦那、三河の方の首尾は上々です」殿と呼ばないことも、許していた。銭も知行も与えてはいない。奇特な乱破だった。十六の夏のある夜、枕元にすっくと現れ、「旦那のそばに居ると楽しそうだ」と言った。なぜか斬ろうとは思わなかった。信じることなど毛頭しなかったが、うつけと呼ばれた己に