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同人誌のはなし

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同人誌に関する話をします。一次創作小説と情報系の同人誌を作っているので、そのへんの話題が多くなるかもです。
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2020年8月の記事一覧

もうどこにもないミネルヴァ

もうどこにもないミネルヴァ

相変わらず体調がグダグダしているので、今日もグダグダした話をする。

私は昔中学から大学まで吹奏楽をやっていた。
楽器はトランペットだったけど、練習嫌いで全然上手にはならなかった。

身バレするといやだから詳しいことは伏せるけど、私がある学校の吹奏楽部に入ったとき、先輩たちが「ミネルヴァ」という曲を練習していた。
ヤン・ヴァン=デル=ローストという、吹奏楽の世界ではとても有名な作曲家が作ったコンサ

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2020/9/6文学フリマ大阪で買えるアワノ寄稿本のご紹介

来週(2020/9/6)、OMMビル 2F BCホールにて第八回文学フリマ大阪が開催されます。

私は参加できませんが、私が書いた作品が載っている本が2種類買えますのでご紹介します。

【D-35:バイロン本社さま】吸血鬼作品集「VIAGGIO NOTTURNO」カラー口絵4枚・小説9作、総勢12名による「吸血鬼もの」アンソロジー
別冊32p「オプショナルツアー小冊子用 吸血鬼作品集『VIAGGI

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なぜファンタジーを書くのか①(書くジャンルと好きなジャンルがあんまり一致しない話)

おなかいたすぎてグダグダしているので、グダグダした文章を書こうと思う。

タイトルに①とつけたのは、いつかまた別角度でグダグダ書く気がするからだ。

今回は確信している。オチがない。

私はわりと異世界ファンタジー的な小説を書いている。

肌感覚だけど、ファンタジーを書く人はファンタジー作家が好きだと思う。
好きな作家として、上橋菜穂子、荻原規子、乾石智子、ホラーとかも書いているけど小野不由美、海

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「鶴のゆく末」について②(吸血鬼作品集『VIAGGIO NOTTURNO』所収)

「鶴のゆく末」について②(吸血鬼作品集『VIAGGIO NOTTURNO』所収)

★前回の記事はこちら

前回に引き続き、「鶴のゆく末」について書きます。

合同誌やアンソロジーに参加するとき考えること個人誌では自分の好き勝手をしますが、ほかの人と作品を寄せ合ってひとつの本を作る場合は、可能な限り自分の立ち位置をどうするか考えます。

要するに「ほかの人とかぶらないように書く」ということですね。

歴史・時代モノで私がどうにか書けそうなのは日本か、せいぜい映画でよくお見かけする

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「鶴のゆく末」について①(吸血鬼作品集『VIAGGIO NOTTURNO』所収)

「鶴のゆく末」について①(吸血鬼作品集『VIAGGIO NOTTURNO』所収)

せっかくnoteを始めたので、私が書いた小説の紹介をします。

どれから紹介しようかなあと考えたところ、時期的にちょうどぴったりなので、今日は2018年に書いた短編「鶴のゆく末」について書きます。

「鶴のゆく末」のあらすじはこちら。

平成最後の夏、東堂渉はダリアと東京・日比谷公園にて再会する。
ダリアに会うたび思い出すのは、家族の面影と愛した人、そして渉が「人ならざるもの」に生まれ変わったあの

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新刊『隠者は払暁に眠る』発行日延期のお知らせ

新刊『隠者は払暁に眠る』発行日延期のお知らせ

2020年11月1日に発行を予定していた新刊ファンタジー小説『隠者は払暁に眠る』(以下:「払暁」)の発行日を、同年11月22日に延期します。

当初「払暁」は、11月1日に東京・浅草で開催が予定されていた第10回Text-Revolutions(テキレボ10)合わせの新刊として準備していました。
(こんなフライヤーも作っていました)

その後、昨今の情勢からテキレボ10の開催が延期になったため、「

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同人誌の感想:雲形ひじき『あるペロリストの酒記・壱』

同人誌の感想:雲形ひじき『あるペロリストの酒記・壱』

以前は同人誌の感想をブログに上げていたのですが、あまり読みやすくないし使い勝手もよくないので、こちらに移行しようと思います。(※ここのヘッダ画像は商業本やweb小説などの感想でも使い回します)
古い感想もできればこちらに転載したいのですが、そこそこの量があるのでどう整理するかはまだ思いつきません。

さて、記念すべきnote第一回の感想文は、雲形ひじきさん作『あるペロリストの酒記・壱』です。

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同人にかかるサブスク経費の話(「落ち着いたらまた同人誌作り再開したらいいよ」って話でもないかもしれないなって話)

タイトルの通りであり、すてきな解決策は何もないぐだぐだしたただのつぶやきです。
(以下、ずっと常体と敬体まじってますけどお許しくださいね)

私は一次創作で小説本をのろのろと作っている。
売れっ子では絶対ないけど、ありがたいことに自分が想像しているよりは買っていただけている気はする、中堅よりは下ぐらいのペーペー同人作家です。

※こんな感じの本を作っています→BOOTH通販ページ

最近Twitt

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もしも依頼を受けたなら

もしも依頼を受けたなら

画像はピアノですが、依頼を受けるのは文章の話です。(なんでピアノなのか、わかる人だけニコニコしてください。)
ピアノはもう「猫踏んじゃった」さえも弾けない気がする……

noteには「仕事依頼」なる記事置き場があるみたいなんで、同人関係のことで依頼を受けるなら有償・無償はどうするかなあというのを書いてみます。
主に「依頼が来るとしたら」という妄想です。

下記、すべて一次創作のみ、書く/読む作品が

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