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誰か、私に私らしさを教えてくれ

どうやら自己分析には限界があるらしい。

今までで一番頑張ったことは受験勉強くらいしかないし、その受験勉強ですら、人より頑張ったかと言われればそうは言い切れない。

だいたい、大学生までの人生の中で「最も頑張ったこと」なんて受験勉強か部活動くらいしかないのではないか。

企業の人事はきっともう聞き飽きているんでしょ。似たり寄ったりのアピールポイントに。

そんな屁理屈を並べてしまうほど、自己分析で行き詰まっている。

自分のことは自分が一番分かっていると思っていた。

確かに、モチベーショングラフを書いてみたり、先輩に勧められた書籍やサイトの言われるがままに項目を埋めてみたりしたら、案外「自分ってこうなんだ」と分かった気がした。

そして、自分が平凡で普通な人間であることも改めて実感した。

装備や武器がない状態で、どう戦えと言うのか。

「たいていは普通の人間なんだから、普通であることにそこまでコンプレックスを感じる必要はない」と100名規模のサークルをまとめる代表が、役職のない私にそうアドバイスしてくれた。

もう私に残された道は、“自分らしさを見つけること”しかないのだろう。

私の自分らしさ。

...。

そんなもの、分からない。

「自分らしさ」の嫌なところは、それが相対的であるところだ。

・他者と比べて優れている部分
・他者にはなくて、自分にあるもの

自分と真正面から向き合っているようで、実は他者を通して自分を見ているだけ。

そんな感覚になるから、私は「自分らしさ」という言葉が嫌いだ。

そもそも、自分らしさに自分で気付くことはできるのだろうか。

自分にとって当たり前のあり方や生き方、それをメタ認知できるほど私は優れていない。

だから教えてほしい、私らしさが一体何なのかを。

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