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Duolingoの冒険

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恩人の退職と、Duolingoのすごい面接の話

恩人の退職と、Duolingoのすごい面接の話

同僚のキャリー(仮名)が退職した。理由は会社外の事情で母国に戻らないといけなくなったから。同い年だったけど、彼女は僕にとってのロールモデルだった。まだまだ学びたいことも多かったので、いなくなってしまったのはとても悲しい。彼女こそが僕をDuolingoに誘い入れてくれた恩人だったのだから。

キャリーからとつぜん連絡があったのは、2020年3月のこと。Duolingoにこない?と。

もうあれから1

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おすすめのマーケティング本3選 - アレンバーグ・バス研究所から

おすすめのマーケティング本3選 - アレンバーグ・バス研究所から

個人的におすすめしたいマーケティングに関する本を3冊紹介します。

普通に紹介しても面白くないので、英語書籍を3冊、しかも全てアレンバーグ・バス研究所(Ehrenberg-Bass Institute)関連の書籍を選びました。うち2冊はまだ日本語訳で出版されていないはずです。

Marketing: Theory - Evidence - PracticeByron Sharp氏が所属する南オース

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入社半年の振り返り

入社半年の振り返り

8月にDuolingoに入社してから早いもので半年が経ちました。

マメに更新しようと思っていたブログも気づけば半年でたったの4記事。ブログの更新はさっぱりでしたが、Duolingoのマーケティング活動に関しては精力的に活動してきました。

ざっとこの半年を振り返ってみたいとおもいます。

半年の成果まずこの半年の成果ですが、アクティブユーザー数が順調に増加し、直近1月でYoY60%+の成長を達成

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デュオリンゴがとことん「無料」にこだわるワケ

デュオリンゴがとことん「無料」にこだわるワケ

Duolingoの特徴Duolingoは世界で5億人のユーザーが使う語学アプリです。ゲームの特性・ゲーミフィケーションを生かした設計が大きな特徴ですが、もうひとつ、とてもユニークで明確な特徴があります。最初から最後まで無料で楽しめる学習コンテンツを提供していることです。

フリートライアルが終わったら有料版に切り替わるとか、ある程度いったら課金しないと進めないとか、有料版と無料版とで学習コンテンツ

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ブリーフはマーケティングの集大成【テンプレート付き】

ブリーフはマーケティングの集大成【テンプレート付き】

前段今年の8月に米国発の語学アプリ「Duolingo」にジョインして、約3ヶ月が経ちました。日本でのチームづくりもひと段落してきました。

「日本でワールドクラスのチームをつくる」が自分のミッションのひとつなのですが、実は正社員採用はおこなっていません。社員は僕ひとりです。
なので必然的に、代理店や業務委託の方々とチームをつくっています。

今回のパートナー選定では、すべてRFP(Request

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働きやすい会社は、採用にとことんこだわる

働きやすい会社は、採用にとことんこだわる

Netflixの組織制度の原則のひとつに「最高の報酬は最高の人材と働くこと」があります。社員食堂などの福利厚生も良いけど、結局はドリームチームの一員として働くことが最高の環境だよね、という考えです。

今年の8月から働いているDuolingoにも、共通する部分が大いにあります。

Duolingoの社員はみんな本当に優秀です。上司(CMO)はハーバード卒→Yahoo CMO→キッザニアGlobal

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社員の定着率を高めるにはオンボーディングがすごく大事だという話

社員の定着率を高めるにはオンボーディングがすごく大事だという話

今年の8月に、語学学習アプリを展開する『Duolingo』に入社しました。そして最近、ようやくオンボーディングが完了しました。(オンボーディングは新入社員向けプログラムのようなものです)

そこで感じたのが、「オンボーディングめっちゃ大事!」ということ。入社してまだ1ヶ月で、且つリモート業務ですが、すでに「チームの一員」になれたと感じています。

Duolingoはテックスタートアップにしては珍し

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