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【詩】がらんどうリビング
私は外庭にある石の部分に倒れた鉢植えの存在を認めているのですが、どうしても視点と目玉がリセットされ見つめることができません。
そうしている内にリビングから『ドタッ』と音がしたので見に行くと、生き物がいたのですが、私は反射的に叩いていました。
本来、そんなことすべきでないのに……
再び外庭に引き戻され、視点と体制を規定され、這いつくばっていました。
掛け布団が目の前に落ちていて、ぽつぽつと降り
潰れた喫茶店🏚🥞🍝詩
数年前に潰れた喫茶店に度々足を運んだが潰れたままだった
ミートスパゲティが好きだった🍝
少々炒められたパスタとグリーンピース🟢🟢🟢
特製の野菜ドレッシング
手間とやらで撤廃された
人が移り変わり 小さい頃から 埃にま
無愛想なヒトが 何度も通った みれた
残って居座った 赤い椅子のレ サンプ
まま腐敗を喫す ストランには ルが未
あたたかい笑顔
湯気
いくつかの現象【詩】
小鳥がないている
春だからないている
一瞬映る人の虚な眼は
この季節を捉えているだろうか
幸せそうな人を妬んではいけない
いずれ誰にでも 降りかかる
土を耕し 種を埋め込めば
自明のごとく 芽 いぶく
ただ繰り返すだけ
世の中は現象だ 声が届かなくても
空気は震えている
思い出を話し合えなくても
心の中に こびりついている
正解などない
時々の選択に 意志が呼応し
現
コトバはいらない【詩】
プログラムは精緻を極め
私たちは早熟な身体に知識を詰めます
大人の要望でそうなりました
私はもっと遊んでいたいです
子どものままでいたいです
大人の定義を誰か説明してください
説明がなされたら
私は定義を徹底して避けます
でも誰も適当ごとしか言いません
大人の苦しみを私にも与えようと
様々な理由をつけ大人を強要してきます
それでいて 早熟な身体を
無垢とは美しいでしょう
そう思うのはあなた