こころと病気～心筋梗塞～

新型コロナ感染者が急増しています。
東京は連日、数千単位の発症者が報告されています。
感染原因は、主に会食とのことですので、黙食を継続し、用事が終わったらさっさと家に帰ります。
楽しみと言えば、たまに、美味しいスイーツを買ったり、本屋さんに立ち寄ることですね。
日々、小さな幸せを感じながら生きています。

「幸せは、いつも、自分の心が決める」
（相田みつを）

心筋梗塞の心的発症原因

循環器疾患、なかでも心筋梗塞や脳梗塞は、血栓により突然動脈が閉塞して発症し、重篤な結果を引き起こす疾患です。
詳細は、こちらをご覧ください。

１． 性格

A 型性格と心筋梗塞との関連が指摘されています。
タイプA性格は、⽬標達成感が少なく常に完全性を切望したり、いつも認められることを望み、多くのことにかかわり時間に追われるように加速度的に思考したり⾏動する、精神的・⾝体的にてきぱきとした行動をする、という特徴を持つ人に心筋梗塞が多いと報告されました。

２． ストレス

有職者男性では海外同様ブルーマンデー（憂うつな⽉曜⽇）の発症が多いものの、⾼齢⼥性では⼟曜⽇の発症が多く、週末に主婦への依存度が⾼いことで⼥性配偶者へのストレスとなっている⽇本独⾃の発症要因として注⽬されています。

海外では、湾岸戦争の際に、警報やミサイル着弾にともなって心筋梗塞発症数が増加することがイスラエルより報告されました。

３． うつ

うつも⼼筋梗塞などの冠動脈疾患に多いこと、うつを持つ⼼筋梗塞患者さんの予後が悪いことも知られています。

うつが⽣命予後に影響するメカニズムとして、うつ症状がある⼈の不健康な⽣活習慣が⼀因と推測されています。

もうひとつは、うつに伴い分泌されるストレスホルモンが直接的に循環動態に悪影響を及ぼすもので、例えば⾎中カテコラミンの⾼値による⾃律神経異常（交感神経優位）、⾎⼩板凝集能の亢進、⾎管内⽪機能の低下などが報告されています。

参考資料：厚生労働省ホームページ

最後まで読んでいただきありがとうございました。