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現状維持バイアス

クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬ですね。
今日から正月準備をされている人もいるかと思います。
お体に気を付けて準備されてくださいね。
 
私の好きな言葉をお届けします。

「願いが正しければ、時至れば必ず成就する!」
“If the wish is right, it will definitely come true when the time is right!”
(徳川家康)


現状維持バイアスとは


現状維持バイアスとは、現状維持できる可能性があるなら、現状を維持しようとすることです。

例えば、通勤の時に同じ道や同じ時間の電車に乗る、ランチはいつも同じ店で同じメニューを頼むなどです。

仕事であれば、新規事業を考えないで従来の事業を毎年続ける、経営方針を変えないなどが考えられます。


現状維持バイアスの生じやすい時


奥田(2004)は、二つの選択肢の中から一方を選択する決定場面において、情報処理が困難になるほど現状維持バイアスが生じやすいとしています。

奥田は学生を対象とした研究のなかで、マイナスの情報は現状維持バイアスを促進するが、プラスの情報はむしろ現状維持バイアスを抑制する傾向があるとしました。

マイナス情報の例とすれば、肥満で医者から体重を減らせばメタボも改善できると言われているが、食事の量を減らしたり、食事内容を変えるなど長年の食習慣を変えることの方が苦痛である場合です。

プラス情報の例ならば、家の中を片付けるのは億劫だったが、いらないものをどんどん整理したり、捨てたりすると、幸運がやってくると本で見て、片づけを始める場合です。


現状維持バイアスから脱するには?


これは私の考えですが、日頃から、「小さな変化」を起こす習慣を積み重ねるのがいいと思います。

例えば、
・いつもと違う道を通って通勤してみる。
・毎日、1つずつ何かを捨ててみる。
・本屋で違うジャンルの本を読んでみる。
・15分位、早く寝てみる。
・ランチのメニューを変えてみる。

など、小さな変化を楽しむ工夫を積み重ねていけば、周囲の変化に対応できるようになるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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