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感謝の科学

9月シルバーウィークになりました。
「暑さ、寒さも彼岸まで」言われていますが、日中は夏同様の暑さです。
こまめに水分を摂りましょうね。
 
私の好きな言葉をお伝えします。
 
「宿命とは人生の青写真・設計図。
 心がけ次第で設計変更できるもの。
 その設計図を自分の意思と力で実現していくのが運命。
 運命は自分で切り開く。」
 (美輪明宏)


「感謝」とは?


「感謝」とは、人や自然などから恵みや厚意を受けたことを「ありがたい」と思うこと、および、その気持ちを相手に表明する(礼を言う)ことを意味する表現です。



感謝の「感」の字には「心が動く・心が動かされる」という意味があります。
感動、感謝、感心、そして感謝などの「感」にこの意味合いが含まれます。

同じく「謝」の字には「礼を言う」という意味合いがあります。
謝意、謝礼、深謝、そして感謝などの「謝」にこの意味合いが含まれます。
(引用:日本語表現辞典)


感謝の効果


投稿のきっかけは、樺沢紫苑著『アウトプット大全』でした。

「感謝する」ことは健康に良いと記されていたので関心を持ちました。

感謝の効果は

1.感謝すると人間関係がうまくいく
2.感謝するだけで幸福度が25%アップ
3.感謝する人は9.4年長生きする
4.感謝する人は病気になりにくい
5.感謝すると免疫力がアップする
6.感謝する人は病気の回復が早い
7.感謝するだけで痛みが軽減する


「感謝」は、感謝をする・される両方の立場にとって心が温かくなる気持ちになります。

それに、感謝されると、自分の取った行為が肯定化され、仕事をもっとがんばろうと意欲的になることが多いです。

さらに、相手との良好な人間関係が構築され、友情や愛情が深まるきっかけになります。


量子効果と意識


私は、パム・グラウト著『「感謝」で思考は現実になる』を読みました。

私が興味を持ったのは、

「人間の意識が遠方にあるものに影響を与える」


という理論でした。


これは、

「量子意識仮説」


と言われています。

ブラックホールの存在を示した業績で2020年にノーベル物理学賞を受賞したロジャーペンローズ博士らによって提唱されており、脳科学と量子論を融合した野心的な理論となっています。


従来の説明では、意識は脳のニューラルネットワークにおける古典的なコンピューターのような活動の創発的な特性として描かれています。
この領域の科学者の間では、

1)神経回路網の活動パターンが精神状態と相関する
2)視床と大脳皮質の同期ネットワーク振動が情報を時間的に結合する
3)意識がニューロン間の計算複雑性の新しい特性として出現する

という見解が主でした。


上記の見解で疑問に上がったのは次の内容でした。

・主観的経験の性質、または「クオリア」-私たちの「内なる生活」。
・空間的に分布した脳活動を視覚内の単一の物体に結び付け、首尾一貫した自己感覚、または「一体感」。
・前意識のプロセスから意識自体への移行。
・非計算可能性、または意識にはランダムでもアルゴリズムでもない要因が含まれ、意識はシミュレートできないという概念
・自由意志;そして主観的な時間の流れ。


上記の研究で明らかになったことは、

・意識に関連する脳のプロセスは、ニューロン内で細胞骨格微小管のレベルまで下向きに伸びている。
・意識的な経験の説明には、(神経科学と心理学に加えて)現代の物理学で説明されているように、原始意識のクオリアが現実の基本レベルに埋め込まれている現代的な形の汎プロトプサイキズムが必要。
・ロジャー・ペンローズの客観還元(OR)の物理学は、脳の構造を基本的な現実に結びつけ、微小管の客観的還元を伴う量子計算のペンローズ・ハメロフモデル(オーケストレーションされた客観的還元:Orch OR)につながる。
・Orch ORモデルは、既知の神経生理学的プロセスと一致し、テスト可能な予測を生成し、心の謎めいた特徴を説明する可能性のある基本的なマルチレベルの学際的理論のタイプである。


「量子効果と意識」については、後日、触れることにします。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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