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#ラジオ
『批評の教室 ――チョウのように読み、ハチのように書く』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」4月14日放送分)
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<収録を終えて>
最近、自分のレビューがマンネリ化しているような気がして、どうしたものか……と悩んでいる時に出会った本です。とても良かったです。数えてみると貼った付箋がきっかり50枚でした。学ぶところが多かったです。
「木曜日のブックマーカー」では、SNSの時代の情報発信のあり方について何度か私の考えをお話
ペーター・ヴォールレーベン『樹木たちの知られざる生活』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月24日放送分)
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<収録を終えて>
あなたは心配性、あなたはおおらかタイプ。
人によって性格は違うものですが、実は木の一本一本にも、それぞれの個性があるのです!
さらに、性格の違いがあれば、他の人(他の木)との関係の築き方も違ってくるのも人間と同じ。
木の世界にもコミュニケーションのための言葉(香り)があったり、枝の伸ばし
ジョージ・オーウェル『一杯のおいしい紅茶』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」3月10日放送分)
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20世紀前半を生きたイギリスの作家、ジョージ・オーウェル。
『動物農場』や『1984年』などが代表作ですが、今回はオーウェルの柔らかで親しみのある部分を知ることのできる、小さなエッセイ集をご紹介しました。というか、オーウェルは先に上げた2つの小説があまりに傑作であったために小説家として名を
たらちねジョン『海が走るエンドロール』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月27日放送分)
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<収録を終えて>
ラジオの中では、何よりもまず、この作品の胸がいっぱいになるようなエモさをご紹介させていただきました。年齢の大きく離れた2人が、「映画を制作する」ことへの情熱で、同じ時間を共有することの美しさを感じていただきたかったのです。
ですが、実は『海が走るエンドロール』の魅力は、いくつかの階層に分
最果タヒ『パパララレレルル』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月20日放送分)
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大好きな作家さんの作品を紹介するときは、いつも緊張します。
最果タヒさんはその筆頭になる方で、その詩だか物語だか、ひょっとしたら妄言だか分からない言葉の並びには不思議な求心力があって、まるでわんこそばを頂くように次から次へと、ごくごく読み進めてしまいます。
今回の『パパララレレルル』には、
書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2022年1月のラインナップ
石川県に在局するMRO北陸放送(TBS系列)では、毎週木曜日の夕方6時30分から15分間「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」という書評ラジオをお届けしています。
スポンサーの金沢ビーンズ明文堂書店さんが、とてもとても寛容なので、毎週紹介する本は完全に自由に決めています。「これ紹介してね」など言われたことは、一切ありません。
じゃあどうやってチョイスしているかと言うと、私と書店員のOさんが、きゃっ
ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月13日放送分)
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作者のヴァージニア・ウルフは20世紀前半に活躍した女性の作家です。
生前から著名な人ではあるのですが、文筆活動を通して女性の尊厳や生き方を模索した点が、最近また再評価されています。
これは、フェミニズム文学がここ数年で盛り上がりを見せていることが関係しているようです。
最近だと、2021年
ミア・カンキマキ『清少納言を求めて フィンランドから京都へ』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」1月6日放送分)
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清少納言と言えば、平安時代を代表する才女として知られている人。学校の授業でも必ずその名前を聞きますよね。
そんな「歴史上の人物」として、どこか遠い存在であったはずの清少納言が、フィンランド人の作者の目を通して語られることで、生身の人間として近しい存在に感じられる不思議な1冊でした。
「憧れ
トルーマン・カポーティ『クリスマスの思い出』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」12月23日放送分)
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この時期らしく、クリスマスをテーマにした本を選びました。
クリスマスの小説は素敵なものが沢山あって、たった1冊を選ぶのは楽しいけれど大変な作業で……以下、候補に上がった作品たちです。
・『飛ぶ教室』エーリッヒ・ケストナー
・『賢者の贈り物』オー・ヘンリー
・『クリスマス・キャロル』チャ
サリー・ルーニー『カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」12月16日放送分)
https://open.spotify.com/episode/17YwLZABiq1hhhuLjZXgkC?si=1__c0u_5SRifIWQNIdl8ng&utm_source=copy-link
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アイルランドの作家のデビュー作。書き上げたのは26歳の時で(現在は30歳)、ごく日
書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」2021年12月のラインナップ!!
1年の中で1番好きな1週間があって、それがクリスマスから新年に至るまで、12月25日から31日までの7日間なのです。
クリスマスという大イベントを終えて、さあ後は年越しの準備をしなくてはと何かと慌ただしい時。大掃除やお節料理の準備の合間を縫って、里帰りした懐かしい友人たちと会って話して……非日常的なシチュエーションが続くためか、毎日がふわふわきらきらして、何だか普段じゃ考えられないような不思議な
都甲幸治『教養としてのアメリカ短篇小説』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」12月9日放送分)
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私事で恐縮ですが、最近アメリカ文学にはまっています。
以前からその兆候はあって、例えば私の住む金沢出身の哲学者、鈴木大拙とサリンジャーの関わりを書いたコラムを書いたり、
NTLiveで鑑賞した『リーマン・トリロジー』に魂を半分持っていかれたり、
東京ディズニーランドで待ち時間0で乗るこ
信田さよ子『家族と国家は共謀する』(書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」10月14日放送分)
※MRO北陸放送(石川県在局)では、毎週木曜日の夕方6:30〜6:45の15分間、書評ラジオ「竹村りゑの木曜日のブックマーカー」を放送しています。このシリーズでは、月毎に紹介する本の一覧と、放送されたレビューの一部を無料で聞くことが出来るSpotifyのリンクを掲載しています。
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放送の