安戸 染

自分が面白いと思うもの書きます。

安戸 染

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記事一覧

すごい長い

うっわ長っ!長すぎでしょ!いやいやいやちょっと待って、え、待って待って!うわわわわ!なっが!これ誰がどう見ても長いでしょ!ていうか長いにも程があるでしょ!マジで…

安戸 染
1日前
5

ナガティブ

実を言うと長芋と山芋の区別が付いていない。そもそも別物なのかどうかもよく分からない。どうでもいいので調べもしないが、もしネガティブに考えるのであれば得体の知れな…

安戸 染
1日前
4

いろいろ

個人的にはそれを長いと感じるのだが人によっては短い、あるいは高い、もしくは細い、他にも広い、遠い、明い、柔い、冷い、甘い、星い、分い、定い、調い、保い、着い、実…

安戸 染
1日前
4

星の子たち (第6回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

神は「光あれ」.と言われた。 そうしてこの世の中は光で溢れた。 世界5分前仮説が正しければ5分ごとに光ってる事になる。 光、溢れすぎ。 「ごらん、この世界はこんなにも…

安戸 染
5日前
20

響き渡るは豚の鳴き声

「・・・ぉーい、おおうい、ここだ、ここだ、おおい、ここ、ここここ」。 僕にそう声を掛けてきたのは六条おじさんだった。 後で聞いてみたところ、 おじさんは近くにいるな…

安戸 染
4週間前
9

B2B

渋谷が今よりほんの少しだけ大人の街だった90年代。 あるいはこんな物言い自体、僕が年をとったという事なのかもしれないが、 しかしそれでもやはり、あの頃の渋谷には大人…

安戸 染
1か月前
6

多様性について

たまには真面目な話ということで 多様性について。   昨今ネットで見かけることも多い この多様性という言葉。 その多くが 『多様性を認めましょう』 的な内容になってい…

安戸 染
3か月前
7

都知事選に思うこと

7月7日は七夕です。 あと 同日は都知事選の投票日でもあります。 ですので 投票用紙を短冊に見立てて 願いを込めて候補者の名前を書くのは いかがでしょうか? ってのを今…

安戸 染
3か月前
7

古賀コン5を終えて

見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある ってやり方ももう限界だよなぁ。 何回使えば気が済むのか? 何回見直してんだよ、その日記。 という感じでは…

安戸 染
3か月前
11

You know me (第5回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある あれ? あ、やべ。 これ、違うやつだった。 違うの持ってきちゃった。 そうだ。 座右の銘だ。 とはいえ私、 …

安戸 染
4か月前
27

真・ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション 本当の提出作品)

これより先は有料です。 金を払えって言ってるんです。

安戸 染
5か月前
2

ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション提出作品)

仮面ライダーアクセル的にいうなれば 59分59秒、 それが貴様らの絶望までのタイムだ、 つまり 以上でも以下でもない。 ジャスト59分59秒、 余すことも過ぎることも許さぬ。…

安戸 染
6か月前
2

たしばり (春の星々140字小説コンテスト応募作品③)

畑番になりたい福田さんは描いている。 猫界で畑番になるには 螺鈿に雷を蓄え細かくしたものを 鼻に蕾で留めておかなければならないのだけれど この町でそれをしようとする…

安戸 染
6か月前
3

祈り (春の星々140字小説コンテスト応募作品②)

この細い糸の一本一本がどれほどの旅をして来たのだろう。 精錬を終えた絹糸を前に 失敗できないと気を引き締める。 日本茜から頂く赤は太陽の色、祈りの色。 流れてきた多…

安戸 染
6か月前
1

ドライフラワー (春の星々140字小説コンテスト応募作品①)

食が細くなった。 最近の外食ではご飯少なめでお願いをする。 食が命の根源という説には概ね賛成で 確かに生物としてのピークを過ぎた感はある。 しかし悪いものではない。…

安戸 染
6か月前
1

村上春樹とSF論

春です。 文学していますか。 春に文学ときたら 村上春樹さんを連想するのは あながち間違いではないのかもしれません。 紅葉といえば鹿、 柳といえば銀座 月といえば墨田…

安戸 染
6か月前
12
すごい長い

すごい長い

うっわ長っ!長すぎでしょ!いやいやいやちょっと待って、え、待って待って!うわわわわ!なっが!これ誰がどう見ても長いでしょ!ていうか長いにも程があるでしょ!マジで長いんですけど!長すぎるって!え、自分では長いって思わない?だよね?長いよね?そう思うよね?うん、長い、ガチで長いから!

ナガティブ

ナガティブ

実を言うと長芋と山芋の区別が付いていない。そもそも別物なのかどうかもよく分からない。どうでもいいので調べもしないが、もしネガティブに考えるのであれば得体の知れないものを食べている事になる。しかしそういう訳の分からない食べ物って案外多い気がする。例えばゼリーとか。例えばゐゑ汁とか。

いろいろ

いろいろ

個人的にはそれを長いと感じるのだが人によっては短い、あるいは高い、もしくは細い、他にも広い、遠い、明い、柔い、冷い、甘い、星い、分い、定い、調い、保い、着い、実い、遊い、放い、流い、歩い、解い、並い、結いなどと受ける印象は様々で、見る者の心の在り方によってその姿は変わるようだ。

星の子たち (第6回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

星の子たち (第6回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

神は「光あれ」.と言われた。
そうしてこの世の中は光で溢れた。
世界5分前仮説が正しければ5分ごとに光ってる事になる。
光、溢れすぎ。
「ごらん、この世界はこんなにも光で満ちているんだよ。」
みたいな。

まちゃあきは「星3つ」と言われた。
そうしてこの世の中は星で溢れた。
どこの何を見ても星だらけ。
Googleマップだー、食べログだー、FANZAだー、やれ3つ星だー、やれ5つ星だー
と騒ぎ立て

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響き渡るは豚の鳴き声

響き渡るは豚の鳴き声

「・・・ぉーい、おおうい、ここだ、ここだ、おおい、ここ、ここここ」。

僕にそう声を掛けてきたのは六条おじさんだった。
後で聞いてみたところ、
おじさんは近くにいるなら誰でもよかったらしいので
厳密には僕に声を掛けてきたというのは少し違う。

六条おじさん。
それが六条の河原での出来事だったから
僕が勝手にそう呼んでいるだけで本名は知らない。
会話をするようになった今でも
改めて名前を聞くのは何と

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B2B

B2B

渋谷が今よりほんの少しだけ大人の街だった90年代。
あるいはこんな物言い自体、僕が年をとったという事なのかもしれないが、
しかしそれでもやはり、あの頃の渋谷には大人のカッコ良さがあった。
そして僕らといえばカッコいいかダサいかでしか物事を見ていなかったし、
実際それが僕らの全てだった。

当時、渋谷では夜がちゃんと夜をしていて終電の時間を過ぎると途端に
不穏な空気が湧き立ちはじめた。
新宿の闇とも

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多様性について

多様性について

たまには真面目な話ということで
多様性について。
 
昨今ネットで見かけることも多い
この多様性という言葉。
その多くが
『多様性を認めましょう』
的な内容になっているようだが
おそらく差別とかそういう系の話に
つながっていくのであろう。
 
この手の内容でいつも思うのは
例えば多様性で言うならば
多様性を認めようという意見は
多様性を認めたくないという意見を
認めるのだろうか?
ということだ。

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都知事選に思うこと

都知事選に思うこと

7月7日は七夕です。
あと
同日は都知事選の投票日でもあります。
ですので
投票用紙を短冊に見立てて
願いを込めて候補者の名前を書くのは
いかがでしょうか?

ってのを今思いついたのですが
なかなか上手いなと思いました。
いいですよ、使っても。
さも自分が考えたかのように使ってもいいですよ。

で、都知事選ですよ。
まあ本音を言えば
あちらこちらに対して
愚痴の1つや2つ出したくもなりますし
政治

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古賀コン5を終えて

古賀コン5を終えて

見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある

ってやり方ももう限界だよなぁ。
何回使えば気が済むのか?
何回見直してんだよ、その日記。
という感じではあるのですが
それはさておき
なにはともあれ
今回も古賀コン、楽しかったです。

光栄なことに
数名の方々から良い評価を頂きました。
しかしです、
自分の書いたものは
もちろん面白いと思って書いているのですが
実のところ
それ以外には何

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You know me (第5回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

You know me (第5回 私立古賀裕人文学祭 応募作品)

見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある

あれ?
あ、やべ。
これ、違うやつだった。
違うの持ってきちゃった。

そうだ。
座右の銘だ。
とはいえ私、
座右の銘のない生涯を送ってきました。
これを機に心を改めて
銘ってみようかなと思う次第で御座います。
ああ、そうだ。
一つ一つ慎重にやっていくとしよう。
さしづめ
千里の道も一歩から、
百里の道も一足から、
悪事千里を走る、
箱根

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ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション提出作品)

ホーチエンキョム(イグ13FC6 エイプリルエディション提出作品)

仮面ライダーアクセル的にいうなれば
59分59秒、
それが貴様らの絶望までのタイムだ、
つまり
以上でも以下でもない。
ジャスト59分59秒、
余すことも過ぎることも許さぬ。
それがルールだ。
そしてここでは俺がルールであり正義だ。
貴様らに人権はない!
分かったかクズども!
という企画らしいので頑張ります。

という書き出しに至るまで
書いては消し、書いては消しを繰り返して
もうだいぶ時間を使い

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たしばり (春の星々140字小説コンテスト応募作品③)

たしばり (春の星々140字小説コンテスト応募作品③)

畑番になりたい福田さんは描いている。
猫界で畑番になるには
螺鈿に雷を蓄え細かくしたものを
鼻に蕾で留めておかなければならないのだけれど
この町でそれをしようとすると
やれ異獣だ、やれ瘤猫だ
などといわれてしまう。
だから
あれこれと思慮をめぐらせた福田さんは
錨で苗をたくさん描くことにしたのだ。

https://x.com/hoshiboshi2020/status/1774389502028

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祈り (春の星々140字小説コンテスト応募作品②)

祈り (春の星々140字小説コンテスト応募作品②)

この細い糸の一本一本がどれほどの旅をして来たのだろう。
精錬を終えた絹糸を前に
失敗できないと気を引き締める。
日本茜から頂く赤は太陽の色、祈りの色。
流れてきた多くの時間と生命を想う。
「あぁ…いらっしゃったのですね…」
静謐を乱してしまうのをおそれ
私は息を止めたまま綛を澄んだ染液に浸す。

https://x.com/hoshiboshi2020/status/177438950202868

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ドライフラワー (春の星々140字小説コンテスト応募作品①)

ドライフラワー (春の星々140字小説コンテスト応募作品①)

食が細くなった。
最近の外食ではご飯少なめでお願いをする。
食が命の根源という説には概ね賛成で
確かに生物としてのピークを過ぎた感はある。
しかし悪いものではない。
心身から脂や水やあくが抜け
ゆっくり枯れていくのはむしろ心地良さを覚える。
人生の後半、幸せとは何かを理解し始めている気がする。

https://x.com/hoshiboshi2020/status/177438950202868

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村上春樹とSF論

村上春樹とSF論

春です。
文学していますか。

春に文学ときたら
村上春樹さんを連想するのは
あながち間違いではないのかもしれません。
紅葉といえば鹿、
柳といえば銀座
月といえば墨田の屋形船
のそれと同じ構造ですので。

ところで初めまして。
僕の名前は村上春樹です。
こんにちは春樹です。
よかったらプロフィール見てください!
みたいな。
あーあー!言わないで。
皆まで言うな。
大丈夫です。
分かっています。

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